今年の夏前には全面リノベーション工事が終わってお引渡しをしていた千代田区M邸ですが、その後お手持ちの家具の引っ越しやインテリアが整ってきたとのご連絡を頂き、改めて家具入りの写真撮影のために伺って参りました。
オリジナルのピエール・ジャンヌレの椅子の布地を張り替えたもののセットがリビングに入っています!以前からあまり生活感を感じなせない、ギャラリーのような住まい方をなさりたいとのご希望でしたが、まさにそのようなお住いになっていました。
キッチン側からリビングを見返したアングルの撮影をしている様子です。
リビングセットの後ろに見えていた小部屋のテーブルと椅子のセットはシャルロット・ぺリアンのもので、スタンド照明はセルジュ・ムーユのオリジナルです。奥さまがこのシーンを作りたくて、このような間取りにしたのです。
玄関入って正面の壁は、リビングに比べるハードエッジな雰囲気ですが、素敵な家具と小物とアートが迎えてくれます。
日本の工芸作品や骨董と現代アートを合わせたセンスもまた別の雰囲気で素敵なのです。
リネアタラーラにお願いしたキッチンもビルトインではありますが、アイランドや手前の食器棚は置き家具のように見えるように設計しています。
ダイニングテーブルは以前からお使いのウォールナットの耳付き一枚無垢板のもので、上に吊るしたペンダント照明は…、
こちらのピータ・アイヴィーのペンダント照明、ライト・カプセルです。
2灯を高さも位置もずらして吊っていますが、パッと見た目は存在感がないのですが、ダイニングに座ると、ホワッと浮き出るような存在感を感じるのです。
ダイニングの横のカウンターには中央にテレビが置かれていますが、左右には奥さまの大好きな工芸品や小物、僕らも設計途中でお世話になったインテリア本が沢山飾られています。
ダイニングに座ってリビングを見返すと、このような空間となっています。本当にどこかのギャラリーのようです。
トイレに作った小さなニッチや、玄関のニッチなどにも、奥さまがこれはと思った小物や石などが素敵に並べられており、どのシーンを切り取っても絵になる空間となっていました。
以前のお住まいでは、どうしても生活感が出てしまっていたのが、収納が充実したこちらのお宅では、本当に気に入ったものだけに囲まれた生活ができて、とても幸せですと仰って頂きました!