Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

追加リフォームのご相談@松濤D邸

松濤D邸

ちょうど1年半ほど前にリノベーション済みマンションのリフォーム(ちょっと分かりにくい説明ですが、リノベーション済みマンションとして販売されていたお部屋をご購入なさって、デザイン面を見直しリフォームしたのです)工事のお引渡しをしている松濤D邸のお客さまから、昨年の主寝室のプチリフォームに引き続き、今回はお子さまの部屋をリフォームなさりたいとのご相談を頂きました。

松濤D邸の追加リフォーム依頼

森に囲まれたような静かでシックなお宅ですが、相変わらずきれいに使ってくださっています。

松濤D邸の追加リフォーム依頼

お子さまの部屋にも造作家具を作って、効率的な収納計画ができるようになさりたいとのことで、工事をお願いしているリフォームキューも森井さんが作ってくれたCADのベース図面に、設計担当スタッフで当社副所長の前田君が赤ペンで造作家具のデザインをスケッチしてくれています。

松濤D邸の追加リフォーム依頼

床フローリングも張り替えたいとのことですが、お子さまの部屋にイメージしていた壁紙や造作家具の仕上げ材量候補を並べて、Nさまと一緒に考えさせて頂きました。

松濤D邸の追加リフォーム依頼

一通りの打ち合わせが終わった後、リビングダイニングでも少しずつ困ったことがあるので、相談に乗って欲しいとのお話しがありました。間接照明(最初のリノベーション時の物です)を点灯すると明るくなり過ぎるので、使わないことを前提に考えると、今度はリビングの中央が暗いとのことで、間接照明用に付加したアゴの部分に薄型のダウンライトを入れることができないか、前田君と森井さんに実測して貰い、図面を起こしたうえで検証してもらうことになりました。

松濤D邸の追加リフォーム依頼

窓際部分も暗いので、ウッドブラインドを撤去して明るいシェードに交換なさりたいとのお話しもありましたが、うまく梁型に調光式の間接照明を埋め込むことができれば、良い雰囲気になりそうでした。間接照明用の電源をどこから引っ張ってきて、トランスをどこに置くかの相談もさせて頂きました。

超ハイスペックのステレオシステムと赤坂N邸の竣工検査

赤坂N邸

高層マンションリフォームの赤坂N邸の工事が一通り終わったので、共同設計者の3*D空間創考舎の石川利治さんと一緒に竣工検査に伺ってまいりました。

赤坂N邸リフォームの竣工検査

普通の竣工検査は、まだ家具が入っていない状態でチェックをするものなのですが、今回は色々な事情で検査よりもお引越しの方が先になってしまったので、Nさまが暮らし始めた段階での検査になってしまいました。

赤坂N邸リフォームの竣工検査

カーブを描く開放的な高層マンションならではの明るいリビングに、エイリアンのような(笑)独特な形のスピーカーが2台並んでいます。

超高級スピーカー_ビビッド・オーディオのGIYA G2-S2

こちらの写真は、以前お住まいだったお宅の様子ですが、実はこの2本のスピーカー、知る人ぞ知る超高級品のVIVID Audio(ビビッド・オーディオ)のGIYA G2-S2という製品なのです。2本のペアで600万円するハイスペックスピーカーだそうです。

超高級ステレオセット

Nさまは大の音楽好きで、お仕事とも兼ねているのですが、私生活でもマニアックなステレオ機器類を持っていらっしゃるのです。アンプもプリアンプも、レコードプレーヤーの尋常なものではありませんね…。

超高級ステレオセット

レコードプレイヤーは揺れ対策が重要とのことで、20キログラムのある重たいプレイヤーをこのようなピンで保持する特殊な架台が必要なのだそうです。スパイク型のインシュレーターと呼ばれるものだそうです。

レコード洗浄機

音源の音質は、アナログレコードが一番とのことで、このような特殊なレコード洗浄機も使っているとのことでした。
これまでの弊社事例では、インテリア性を優先する為にステレオ機器やスピーカーをなるべく隠し、配線も隠ぺいしてきましたが、Nさま程のマニアとなると、機器類の発熱対策、機器を交換する際の利便性、そして配線ですらマニア同士で色々と論議できるこだわりの物とのことで、すべてを露出する計画として進めてきたのです。
石川さんのお父さまも相当なステレオマニアだとのことで、上記のような内容を一通り石川さんが把握してくれているのは本当に心強かったです。

赤坂N邸リフォームの竣工検査

カーブした壁のモダナの仕上げ具合をチェックしてくれている施工会社タキズミの齊藤さんと加藤さんと現場監督の池谷さんです。

赤坂N邸リフォームの竣工検査

Nさまが気に入って下さったサンプルとは光沢感が違っているので、再度金属質左官材のモダナを磨いてもらうことになりました。

赤坂N邸リフォームの竣工検査

その他、まだ未施工だったシール材の色決定や、

赤坂N邸リフォームの竣工検査

施工精度が思わしくない部分を石川さんと僕、各務で指摘させて貰いました。

仙石山レジデンスリフォームのビフォーアフター

仙石山T邸

アークヒルズ仙石山レジデンスT邸のリフォーム工事が完了し、リフォーム前とほぼ同じアングルで撮影してビフォーアフターを比較できる写真のセットを作りました。

仙石山レジデンスリフォーム_ビフォーアフター

リビングダイニングキッチンのビフォー&アフターです。まずはクローズド型だったキッチンをレイアウトから変更して、オープンキッチンにリフォームしたことが一番の違いです。

仙石山レジデンスリフォーム_ビフォーアフター

リビングの奥から見比べた、こちらのアングルの比較写真の方が、キッチンがオープンになったことで、どれだけ空間としての広がりが変わったかが分かりやすいかも知れませんね。さりげなく、天井の折り上げ部分に突板を張ったことも、空間の雰囲気をグレードアップするのに役立っていると思っています。

仙石山レジデンスリフォーム_ビフォーアフター

キッチンを同じアングルからの写真で見比べると、レイアウトが全く変わっています。以前はL字型のキッチンでしたが、それをリフォームで「ニ」の字型に変えています。ただ、ガスコンロやオーブン、レンジフードといった設備類は、以前の物を再利用しています。

仙石山レジデンスリフォーム_ビフォーアフター

リフォーム前は不思議な壁紙仕上げだったリビングの突き当りの壁を大理石張りに変えたことも、大きな変化ですね。大理石壁の光沢が映えるように、下がり天井部分にもダウンライトを幾つか追加しています。また、大理石のグレードに合わせて、もう一枚の壁をウォールナットの羽目板張りとしています。

仙石山レジデンスリフォーム_ビフォーアフター

実はこのウォールナットの羽目板壁は、廊下に作った本棚兼飾り棚の側面が伸びたような造りとなっており、この木製壁の後ろにも隠し部屋があるかのような錯覚をもたらしています。単なる移動空間の役割しかなかった廊下を、キッチンをオープンにしたことと、飾り棚を作ったことで、LDKの一部として取り込むことができました。

仙石山レジデンスリフォーム_ビフォーアフター

LDKと同等、いやそれ以上に劇的に変わったのが、こちらの玄関ホールかも知れません。以前は、左手にある玄関扉から入ってくると、正面に無味乾燥な白い壁があり、シックな共用廊下から随分グレードダウンされた空間に入ってきたかのような気持ちになっていました。リフォームで、正面壁を大理石張りに床を大理石調タイルに変え、それらを印象的な照明でテラスことで、2段も3段も玄関空間が格上げされたのではないでしょうか。
写真正面の壁もビニールクロスのデザインパネル張りとして、その左側の収納も以前の物にクロスと同色のダイノックシートを張っったことで、違和感のないデザインにすることに成功しています。

仙石山レジデンスリフォーム_ビフォーアフター

玄関ホールを逆向きに見たアングルの写真でsも、壁と床の素材感が生きていることが判るかと思います。収納量もアップさせながら、来客用トイレの扉を目立たせなくするデザインとしています。

仙石山レジデンスリフォーム_ビフォーアフター

最後のビフォーアフターの写真は、浴室壁です。以前は、白いタイルが4面に張られ、青白い光温度の高い照明で照らされていた(なぜか間接照明だけは電球色でしたが)空間でしたが、タイルの上に張ります出来る薄型(3ミリ厚さ)のタイルをアクセントに張り、全般照明も間接照明も色温度を合わせて、ゆっくり落ち着く空間へとリフォームすることができました。

以降は、リフォーム後の竣工写真です。

仙石山レジデンスリフォーム

先ほどビフォーアフターで説明した、本棚とウォールナット壁が一体化している様子が分かりやすい写真です。正面大理石壁に向かって右側の袖壁を鏡張りにしたことで、不思議な奥行き感が生じています。

仙石山レジデンスリフォーム

いや、こちらの写真の方が分かりやすいですね…。このようなデザインは、図面に書くのは簡単ですが、実際に作るのは相当大変なものなので、手練れのリフォーム会社や造作家具屋でないとうまくできないと思いますので、注意が必要です(笑)。
玄関廊下側からの扉をガラス扉にしたり、キッチンの袖壁の小口をステンレス張りにしたことも、キラッと華やかな印象に変わった小さな要因だと思っています。

仙石山レジデンスリフォーム

逆向きに、玄関廊下側から見た飾り棚のある廊下部分です。右側は玄関正面からの大理石が回り込んでいます。

仙石山レジデンスリフォーム

キッチンと廊下とLDKが一体化して、以前よりLDが1.5倍ほど広くなった印象です。キッチンのガスコンロ前の壁はカラーガラス張りとしています。因みにガスコンロの前に普通のカラーガラスを張るのはあまりお勧めできないので、強化ガラスのカラーガラスとしています。本当はガスコンロ前だけでも良いのですが、強化ガラスと普通ガラスのカラーガラスでは色違いが生じてしまうので、今回は統一しています。

仙石山レジデンスリフォーム

ダイニングからキッチンを見返したアングルです。キッチンの左側にある壁部分は、マンションの構造柱でどうすることもできなかった部分ですが、正面と横面には、マット仕様のカラーガラス(マテラック)を張って、透明感を演出しています。飾り棚と壁面の木は、ウォールナットの突板ですが、キッチンの吊戸と折り上げ天井内は、レオというちょっとチークっぽく、それでいながらちょっと荒れた雰囲気の突板を使っています(天井の突板張りは不燃材で、ニッシンイクス社のリアルパネルのレオラスティックを使っています)。

仙石山レジデンスリフォーム

玄関の壁大理石張りも、高さサイズを細かく変えて、本磨き(鏡面仕上げ)と水磨き(マット仕上げ)を細かく指定した、面倒な張り方となっています。

仙石山レジデンスリフォーム

共用廊下から玄関入って正面に見えてくる壁のデザインがこちらです。壁を斜めにして、ウォールナットの突板でカウンターを作ったニッチのデザインが効いていますね!因みに、このニッチデザインはお施主様がデザイン画を作って下さったものでした。