弊社で比較的良く使う鋼製ホーローのカルデバイの浴槽は、何よりもンプルで美しい形状が第一の特徴です。一枚の鋼板から継ぎ目なく作られた型に「焼き物」であるホーロー質を焼き込んだもので、清掃性に優れているのも特徴です。ただ、熱伝導率がよい鉄で作られているので、最初にお湯を入れた際のお湯の温度の落ち込みがあります。
現在は、TOTOやリクシルなどの大手が保温性の良い浴槽を出しているので、それに倣って、弊社で鋼製ホーロー浴槽を入れる際には、発泡ウレタンを背面から吹き付けて断熱性を高めて使用しています。
現在工事進行中の渋谷区Qの現場に入れられたカルデバイの浴槽は、早速裏返しにされ、黄色い発泡ウレタンフォームまみれ(笑)にされています。
今回使った発泡ウレタン材はこちらです。ABC商会の一液型簡易発泡ウレタンGS360(ABC商会)という製品だそうです。
施工をお願いしている青の現場監督補助の池田さんがこのように丁寧に吹き付けてくれています。一度に吹き付けると、ダレてきてしまうので、ある程度吹いては休み、十分に発泡が終わってからまた吹き付ける作業を続けてゆくそうです。
浴槽一つの為に、このひと箱分のウレタン発泡剤(12本)を使うそうです。因みに蓋に×が掛かれているのは使用済みの物だそうです。
仕事の合間合間に吹いて貰っていますが、約1日で浴槽の高断熱化作業が完了です。池田さん、地味な作業をコツコツで続けてくれて、ありがとうございます!