オーダーキッチン会社のリブコンテツにお願いしていたキッチンの組立てが麹町K邸の現場で始まりました。
といっても、最初に行われるのは箱や部材の室内搬入です。
それにしても大量の部材です。これだけのものが、キッチンの中に納まるのかと、毎回立ち会う度に疑心暗鬼になってしまいます…。
搬入後の最初の作業は墨出しとなります。設計と営業担当の大江さんが、組み立ての職人さんたちに説明をしてくれています。
組立て職人さんはは毎回お馴染み(?)の赤間さん親子で、初めての現場で、初めてみるキッチン図でも、あっという間に内容を理解して、サクサクと組み立ててくれるのです。手前右にいるのが、赤間さん(次男)で、
奥のキッチンの中で作業しているのが、赤間さん(お父さん)です。もう20年以上前から、赤間さんにはお世話になっています…。
組み上がる前は、僕ら監理の人間も、キッチン内を覗き込むのも難しいほど、物があふれていますが、組み上がるにつれて中の様子が分かってきます。気が付くと、もうメインのキッチンカウンタの箱が組まれ、背面のカウンター収納と吊戸、かつてのPSを活用したパントリーも仮据えされていました。
今回は、それらに加えて、更にL字型にダイニング側に張り出す対面カウンターもあります。正面奥で立って作業しているのが、赤間さん(長男)ですね。
キッチンの箱の内部は、特別に指定しない限り白いメラミンで作られますが、対面カウンターのダイニング側の収納内部は、扉もウォールナット材を使っており、シックになるように内部にも色付きのメラミンを使ってもらっています。
大きな箱を組み立てるだけでなく、細かい作業も親子三人で手分けしながら、段取り良く進めてくれています。因みにこの金物は何の役に立つものか、確認するのを失念いたしました…。
対面カウンターはキッチン側からの収納とダイニング側からの収納を場所によって奥行を変えて、変則的な造りにして貰ったのが、この写真だとよくわかりますね。
箱内部には多数の引き出し金物が取り付けられています。手前の箱の金物はオーストリア製最高級金物のブルムモーションで、右奥の物はミニパントリー的に使うワイヤー金物で編まれた箱を入れるだけなので、安価なレールを使っています。
こちらが組立て作業終了後、3日ほど経ってから訪問した際のキッチンの様子です。まだ、インターフォンやスイッチ類の取り付けがまだで、カラーガラスも張られておりませんが、使い勝手も想定できるレベルまで組み上がっていました。
キッチン最奥から、キッチン本体とL字カウンターを見返した写真です。きれいに養生されており、仕上げ材は確認できませんが、梁型などとの取り合いもうまく組み立てられていました。
難しそうだと思っていた、背面収納側の吊戸棚と窓の取り合いは何の問題も感じられないほどきれいに、かつスムーズに取り付けられていました。