Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

本棚に本がいっぱい詰まった書斎&書庫

麹町K邸

先日最新型のルンバ基地のご紹介をした麹町K邸のご主人さまが使う書斎&書庫の撮影も一緒にさせて頂きました。

大容量の書庫と書斎リフォーム

大学の研究者でいらっしゃるKさまの書斎だけあって、風格のある全集本から、江戸時代の希少本、ご興味のある分野の文庫本から新書まで、ありとあらゆる本が書棚に詰まっておりました。

大容量の書庫と書斎リフォーム

60センチ幅の通路に沿って並ぶ本棚は、まだ下の方が隙間がありますが、元のご自宅から持ってきていない本や、大学の研究室から戻したい本などを考えると、もうすでに余裕がなくなっているそうです。

大容量の書庫と書斎リフォーム

大容量の本棚の一部に、このような書斎スペースが作られております。ご主人さまが好きな赤い和紙を張ったテーブルには、スチールで作った棚や、背面には書見台を設けています。

大容量の書庫と書斎リフォーム

書見台部分は上部に本棚が浮いていますが、こちらは天井裏のコンクリートスラブに打ち込んだアンカーで支えているので、200キロの加重が掛かっても大丈夫だと工務店からは言われております。吊った本棚の下面には書見台を照らすミニダウンライトもついています。

大容量の書庫と書斎リフォーム

この書見台の使い勝手がとにかく良いとご好評でした。椅子を回転するとすぐに手が届く範囲にこれだけのスペースがあるので、未整理の資料を仮置きしたり、アマゾンで頼んだ本の置き場として使ったり、重たい辞典類の仮置き場として大活躍してくれているそうです。

大容量の書庫と書斎リフォーム

窓際はこのように和紙張りの障子を設けて、直射日光の紫外線で書籍が傷むことを防ぐと同時に、前の道を通る車の音対策ともなっております。

大容量の書庫と書斎リフォーム

奥さまが会社のちょっとした打ち合わせなどに使うスペースも、書斎の裏側に作られています。こちらには小型の本やご主人の趣味のCDがたくさん置かれています。
お二人からは、出来うるならばもう少し本棚スペースが欲しいところだが、本当にスペースの最大効率と使い勝手を考えて、ここまで緻密な設計をしてくれたこと、大満足だとの感想を頂きました!

新規プロジェクト:スケルトンからスタートの千代田区M邸

千代田区M邸

コロナの自粛期間前から新規プロジェクトの千代田区M邸リノベーション計画がスタートしています。

千代田区M邸_解体現地調査

代々木I邸と似たようなケースで、こちらのお客さまもここまで弊社ではない設計事務所にリノベーション設計を依頼して、施工会社の見積りの承認、マンションへのリフォーム工事の申請を経て、解体工事もここまで進んでからの方針転向で、弊社にご相談がありました。

千代田区M邸_解体現地調査

実は、お客さまのMさまご夫妻は、以前より弊社ホームページをご覧下さっており、リノベーションをするならカガミ建築計画にと考えて下さっていたそうなのですが、ちょうどこちらのヴィンテージマンションをご購入なさったタイミングで、仲の良い友人から建築家を紹介されて、ぜひこの人を使ってあげて欲しいと依頼をされてしまったそうです。

千代田区M邸_解体現地調査

お会いしてみて、悪い方ではなく、熱心で誠実に取り組んでくれそうだったので、自分たちがデザインをリードしていけば、何とか上手くできるのではと考えてスタートしたそうです。

千代田区M邸_解体現地調査

元々Mさまご夫妻は、これまでも幾度か住宅を作ったことがあり、共にインテリアに興味があり、ヴィンテージ家具が大好きという共通点があります。お二人のインテリアや素材に知識も、一般の方のレベルをはるかに超えており、その建築家も知らないことばかりで、却ってお二人で色々と教えてあげているような状態だったそうです…。

千代田区M邸_解体現地調査

似たテイストをお持ちのお二人ですが、細かく考えてゆくと、機能重視のご主人さまとデザインや素材&色味重視の奥さまとで違う考え方があるとのこと、お二人が悩み始めると、それまで受け身だった建築家はさらに受け身になってしまい、全く新しい提案が無くなってしまい、このままでは先に進むことが難しそうだとのことになってしまったそうです。

千代田区M邸_解体現地調査

ただ、一部鉄筋コンクリートの壁を撤去したいと考えていた部分は、構造設計のチェックもして貰っており、マンション管理組合への申請も進んでおり、施工業者も信頼できる会社だったので、とりあえず解体工事までは進めて、そこから先はまた考え直そうとのことで、この写真の段階まで進んでいたそうです。
ちょうどこの写真の床が凹んだカ所の左側一列が鉄筋コンクリート造の壁を解体した跡です。

千代田区M邸_解体現地調査

この写真の壁中央部も、リフォームの間取り案を実現するために、きちんと申請をして壁解体を行ったそうです。
ただ、解体工事の最中に、どうしてもこの先が不安になったそうで、一度ここまでの作業を精算しようとの考えに至ったそうで、建築家と施工会社に連絡を取って、ここまでの費用を支払うので、すべてをストップしたい旨お伝えしたそうです。

千代田区M邸_解体現地調査

ストップができたことを確認の上、弊社にご連絡を頂き、この調査の1週間ほど前に事務所に一度いらしてご相談をさせて頂きました。こちらであれば、どのような対応ができるかをお伝えしたところ、ここまで変な形で進んできたプロジェクトですが、ぜひ一緒に進めさせて貰いたいとのお話があったので、この日に現地を確認させて頂きました。

千代田区M邸_解体現地調査

解体工事は、本当にきれいで、コンクリート壁の解体も上手でした。唯一、お風呂場だったこの箇所が謎の解体がされており、こちらもどう対処すべきか悩んでおります。

千代田区M邸_解体現地調査

実はこのマンションの違うお部屋のリノベーションのお手伝いをしたことがあったので、マンションの設備や構造のことはある程度分かっておりましたが、その際もここまでフルスケルトンでの工事ではなかったので、改めて水回りの床スラブの段差の考え方等、色々と考えることがありました。

千代田区M邸_解体現地調査

一週間前にお目に掛かった際に頂いていた既存図の資料に、こちらが考えたリフォーム案を落とし込んで、どこにどのように空間を作ってゆくのかのイメージをシェアさせて頂きました。

千代田区M邸_解体現地調査

実は奥にある二つの寝室だけは、再利用できるかも知れないとのことで、このように残されていましたが、僕らがご提案したリフォーム案では、これらの寝室も作り直す考えでしたので、改めての解体工事の際には、こちらも取り壊させて頂くことが決まりました。

千代田区M邸_リフォーム案-1

オープンキッチンのある光と風が通り抜けるLDKが特徴の気持ちが良い空間が実現できそうだと、Mさまご夫妻もとても喜んでくださっています。

ロボット掃除機ルンバ i7+の基地

麹町K邸

コロナ前にリフォーム工事が終わりお引渡しをしていた麹町K邸に写真撮影のために伺って参りました。

麹町K邸リフォーム

一番の目的は家具や調度品が入ったご自宅を撮影して頂くことでしたが、実際の設計者としての収穫はお掃除ロボットのルンバの収納&使い方でした。
リビングのスタイリッシュな壁面収納の一番右奥に作ったルンバの基地の使い勝手を色々と奥さまに教えて頂きました。

ロボット掃除機_ルンバ i7+の基地

ルンバ基地の内部の様子を、スタッフの竹田さんと確認させて頂きました。

ロボット掃除機_ルンバ i7+の基地

今回採用したのは、最新型機種のルンバ i7+でした。メーカーの売り文句には「部屋の環境を学習して記憶し、最適なパターンで清掃。10倍の吸引力とパワフルな清掃力で家中を徹底的にキレイに。ゴミ捨てまで自動化。」とのことでしたが、本当に使い勝手が良いそうです。
収納の奥で暗くて良く見えませんが、「掃除が完了するとルンバ本体のダスト容器のゴミを、クリーンベース内の密封型紙パックに自動で排出。ダスト容器30杯分ものゴミを収納できるので、ゴミ捨ての手間が省けます。また、集めたゴミはそのまま捨てられるので、ホコリが舞い散ることがありません。」の言葉通りで、これまでの旧式のルンバに比べて、ごみ捨ての手間が格段に省けるそうです。

ロボット掃除機_ルンバ i7+のiPhoneモニター

そして、ルンバの学習能力も素晴らしく、何度も使っているうちに部屋の形状を学習して、間取り図を作ってiPhoneに送ってくれるのです!
その後はエリア設定も自由にできるので、特に汚れたコーナーを重点的にお掃除してもらったり、留守中に掃除をして貰うなどのカスタム化もできるそうです。

こちらは、工事着工時にお客さまに購入して頂いたルンバと付属品のダスト容器を箱から出して、実測させて頂いた際の写真です。

ルンバ i7+の収納基地寸法図

柱型に沿って、造作収納を作り、その下部にルンバ i7+の収納基地を作った際の造作家具図です。

ルンバ i7+の収納基地詳細図

収納内部に隠してしまう場合は、フタをあけて中のゴミが貯まった紙パックを取り出して捨てるのに必要な寸法を確保しておく必要があるので、すこし余裕を持たせて、高さ800ミリを確保しました。
掃除や片付け用品をこのエリアに纏めて収納なさりたいとのご要望を事前に伺っていたので、上記の写真のように収納内部にはフックを幾つかつけて、収納道具を引っ掛けることができるようにしておきました。上部の隠し扉の内部の棚にも100ショップグッズを使ったミニボックスや、コロコロ等をうまく収納していらっしゃいました。

床拭きロボット_ブラーバ基地

もう一つのお掃除ロボット、水拭きのブラーバも最新機種のブラーバ300シリーズを採用して下さっています。当初はこちらもルンバの横に格納するアイデアもあったのですが、こちらは定期的に水を補給しなければならないこと、主に使うエリアが、床がタイル張りのキッチンと洗面であることを考えて、キッチンの対面カウンター下に基地を作りました。
こちらも水を機械に入れる必要があること、また将来的に仕様が上がる機種が出る可能性や、違うメーカーからグレードアップされた機械が発売される可能性を見越して、サイズ的に余裕を持たせた基地収納を作っておきました。こちらのブラーバも水拭きやカラ拭きをシーンに合わせてコントロールできるので、とても重宝していらっしゃるとのことでした。