ここまでお客さまをお待たせしてしまいましたが、ようやく品川の高層マンションペントハウスのリフォームプロジェクト品川N邸のお引渡となりました。
まずはお客さまがいらっしゃる1時間ほど前に現場に入って、以前の打ち合わせで決めていた高さに3灯のペンダント照明を電気屋さんに吊るして貰う作業に立ち会いました。
吊るす作業自体は、それほど難易度の高いものではないのですが、フレームにガラスのピースを指紋が付かないように引っ掛けて行き、かつそれらが平行になるようにバランスを取るのが難しいようです。
岸本さんがルミナベッラのショールームで撮影した現物写真を電気屋さんに見せながらの作業となりました。採用したペンダント照明はイタリアの巨匠建築家、アンジェロ・マンジャロッティ氏がビストジ社の為にデザインした世界的ベストセラー照明のジョガリシリーズの照明です。
ジョガリのペンダント照明が3灯並んで吊られた様子です。まだダイニングテーブルが届いていないので、高さの感覚が分かりにくいですね…。
照明の吊り込みが一通り終わった所で、お客さまのNさまご夫妻が現場に入って下さり、支給品のテレビと壁掛け金物の設置が始まりました。
まずは、先行して電気屋さんが下の造作AVボードと壁掛け金物の裏に来るボックスに配線を通してくれています。
現場にいる男手で、テレビを持ち上げて、左手のソファーの位置に座ったポーズのご主人さまに高さを確認して頂きました。
決まった位置にまずは金物固定用の穴をドリルであけてゆきます。壁の石材の後ろにはビス固定用の下地として12ミリ厚のベニヤ板下地が入れてあります。
壁掛け金物をビス固定してゆきます。きちんと平行が取れるようにレベル(水平器)を使った丁寧な作業です。
金物が取り付け終わった所で、一旦清掃してホコリを除去します。その間に右奥に見えるキッチンでは、オーダーキッチンのモービリティーポの徳永さんの取り扱い説明が始まりました。
金物にテレビを引っ掛けたところを、ご主人さまに先ほど決めて頂いた高さになっているかを確認して頂きました。
この作業に前後しながら、先日の施主検査で上がっていた補修、未修工事個所を設計施工でお願いしたスタイル・イズ・スティル・リビング(SISL)の齋藤社長と現場監督の中川さんとNさまご夫妻が確認して回ってくださいました。
各収納の中の棚の位置や、追加オーダーを頂いていた棚板の数も確認して頂きました。
まだ、キッチンの取り扱い説明に戻ります。
水栓やガスコンロの使い方や換気扇の分解の仕方から始まり…、
カウンター材や扉のクリーニング方法、更にはご主人に実践して貰っているような引き出しの取り外し方までレクチャーして貰いました。因みにモービリティーポが使っている引き出しレールシステムは、オーストリアの最高級金物メーカーのブルムモーションの製品で、取り外しがとても簡易ながら頑丈で長持ちする優れモノです。
キッチンの取り扱い説明の最後に、アタッチメント部品の説明と、徳永さんからNさま夫妻への竣工お祝いのプレゼントもありました。
ペンダント照明吊り込みから、壁掛けテレビの位置決定、各所補修箇所の確認から、キッチンの取り扱い説明と、長いお引渡し作業が終わって、関係者揃っての記念撮影です。左からキッチンの徳永さん、SISLの齋藤社長と現場監督の中川さん、お客さまのNさま夫妻、弊社設計担当の岸本さんと僕、各務です。
長らくお待たせいたしましたが、ご自宅リフォームの竣工お引渡し、どうもおめでとうございます!