解体工事がほぼ終わってスケルトン状態(コンクリートの床壁天井がほぼ表しになった状態)の現場をお客さまと一緒に確認致しました。
230平米の大型マンションで、従来は4寝室あった間取りを2寝室にして、その分リビングダイニングを広くするリノベーション計画なので、とにかく広いLD空間が取れそうです。
解体工事の際の騒音の問題で、間取りを変更することになった浴室周囲の状況を、お客さまのNさまご夫妻に説明させて頂きました。
比較的築浅のマンションではありましたが、床下の給水給湯管は古いタイプのものだったので、全面的に交換することになっています。
こちらはマンションでは珍しい暖炉のリノベーションの説明です。以前は露出されていた暖炉の煙突部分は、大理石で囲う予定なので、さらなる断熱が必要になることや、形を変えることで、断熱レンガの積み増しなどが生じることをご説明させて頂きました。
実は、お客さまとのお打合せの前に、このマンションの暖炉を作った施工会社を見つけて、担当者に現場に来てもらって、こちらのデザインを実現するためには、どのような措置が必要になるのかを事前に研究しておりました。
解体状況を見て頂いた後には、施工会社に用意しておいてもらった現場の打ち合わせ机で、仕上げ材の最終確認をさせて頂きました。
やはり現地にて、日中に本物の光の中で素材を見たほうが実感がわきますね。階段のササラ(横板で全体の荷重を支える部材)の色味も、幾つかのサンプルを現場で見ることで、少し鈍い金色で塗装することに決まりました。
解体が終わった現場に置かれている打ち合わせテーブルの大きさで、この空間の大きさが想像できるでしょうか。これまでお手伝いしてきたリフォーム&リノベーションでも最も大きなリビングダイニングになると思われるこの西麻布N邸、これからどのように変化してゆくかどうぞ楽しみにご覧下さい。