リフォームアドバイザーとしてお手伝いしている渋谷区の高層マンションの現場も壁下地のLGS(壁や天井の下地となる軽量鉄骨材)が建ち始めて、空間の骨格が見え始めてきました。
マンション全体で約180平米の面積があり、写真に写っているオープンキッチンを含めたリビングダイニングだけでも75平米(約46畳)ある空間は骨組み状態でも壮観です。
同じマンション内の違う部屋にお住いのお施主さまと、リフォームを依頼しているN社の方たちとの現地確認打合せ中です。元々理系でエンジニアのお施主さまは、細かいことにまで気が付く方で、残っている壁のLGSと新規壁のLGSが違っている理由や、キッチンのレンジフードのダクト経路が、当初打合せで想定しているルートと変わっていることの説明を聞いていらっしゃいました。
床下地が張られ、LGSにボード類が張られてしまうと、壁の中身や天井裏・床下は、一気にブラックボックスになってしまうので、設計側はこの時点で最終確認しておくことが沢山あるのです。
玄関では、既存の靴収納の箱は活かして、扉を付け替えることになっています。扉と箱の細かい収まりまでコントロールしないと、出来上がりがきれいにならないので、現場監督さんにフィラー(箱の周囲の穴埋め部材)がどこまで取り外せるかを確認して貰いました。
先ほどの約2週間後の現場の様子です。床には遮音仕様の置床が敷かれ、石膏ボードも張られ始めていました。
キッチン部分の配管立ち上がりです。濃茶い色管が排水管で、シンクと食洗機分の2本が来ています。黄緑色の管が給水管です。
LDから廊下ホール越しに子供部屋を見ているアングルの写真です。インターフォンや照明、床暖房等の配線が壁際に集まっている様子が判ります。この段階でお施主さまとスイッチ、コンセント位置の最終確認をさせて頂きました。
天井の見上げた様子ですが、水色のテープで細長い長方形が二つ描かれています。実はこちらは、天井埋め込みの照明ボックスの位置を、現場でマークしてくれたものです。ダイニングテーブルと、コンソールのレイアウトを現地で想定しながら、最終的には窓際のダイニング直上のボックスは長めに作ってもらうことになりました。