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プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

「奥様を喜ばす建築家のキッチン提案」プロ向けセミナー@オゾン

ニュース

先週と先々週の2週連続で、新宿リビングデザインセンターオゾンにて、プロの建築家・インテリアデザイナー向けのセミナー「奥さまを喜ばす建築家のキッチン提案」を行いました。

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昨年のユーザー向けのセミナー「建築家とのおいしいキッチンリフォーム」でもお話しさせて頂いたオゾン内の「暖炉とコンロ」ショールームです。

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これまでのキッチン設計の経験を元に、3つのタイプのキッチン設計の事例をパワーポイントで説明いたしました。
3つのタイプとは、

  • 子育て&料理大好きキッチン
  • 人を招く2ウェイキッチン
  • 料理を作らないキッチン

です。そのお施主さまの考え方や特徴、設計者としてヒアリングで注意すべき点、機器選択で考えるべきポイント等を整理致しました。。その後、それらを纏めたキッチン設計のコツまで解説致しました。

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実は今回のセミナーは、「オゾン内のショールームの幾つかが連携して主催するセミナー」という、オゾンとしても初めて試みだったそうです。パワポを使ってのお話の後は、主催者である二つの会社のショールームを、建築家視点で案内・解説させて貰いました。
まず初めはレンジフードの最大手・富士工業さんのinnoinno(イーノ・イーノ)です。いつも愛用しているアリアフィーナや、実際には使ったことがないですが、いつも気になっていた換気ライトを、お施主さまに説明するうえでのポイントや採用するうえでの注意点を中心に、富士工業の奥さんと説明させて貰いました。

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こちらは、もう一つの主宰者であるドイツの金物メーカー(商社?)の雄・ハーフェレのショールームです。写真の引き出し式パントリー金物は、価格がそれなりに高いですが、奥行きがあるキッチン収納を効率的に使える優れもので、これまでに5回ほど採用させて貰ったことがあります。その他、レイリングシステムや引き出し金物などについて、ハーフェレの佐野さんと大木さんに詳しい解説をして貰いました。

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3つ目の主宰者である「暖炉とコンロ」に戻って、初日の纏めと次回の予定について説明させて貰いました。自然派住宅設計の女性建築家やシニア向け住宅のプロデューサーから、家具デザイナー、リフォーム設計事務所の若手スタッフ、ハウスメーカーのデザイナーの方まで幅広いプロの方が参加してくださいました。
今回のセミナーの3つの主宰者、ハーフェレさん、富士工業さん、ガスコンロは本当に実際のキッチン設計で愛用している製品、メーカーさんだったので、お話し中で自信を持ってお勧めすることができました。

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こちらはその翌週のセミナーの様子です。初回は座学を中心とした構成でしたが、この日はキッチンスタジオを使って、実際に料理を作る手順、動線を見学しながら、どの段階でどのような設備・器具を使って、どこに手拭きやゴミ箱が必要となるか、コンセントの位置や調味料の置き場所、片付けで気を付けなければいけないポイントなどをシュミレーションを通じて学んで頂きました。
写真中央の暖炉とコンロの小早川さんにはどのようなメニュー(今回は「夏のハンバーグ編」でした!)をどのような手順で作るかを、事前に資料にまで纏めて貰いました。

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第三者として調理の手順を見学していると、自分だけの癖が見えてきたり、新たな発見も色々と見つかり、とても新鮮で楽しい経験となりました。参加者からも質問の嵐になって、小早川さんと各務で意見の相違もあったりで、実に活発な議論の場となりました。

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因みにこちらが、小早川さんが用意してくれた調理手順付きレシピです。こちらに、どの手順でどのような設計者としての注意点が必要かを書き込むスタイルとなっています。

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二日目の第二弾は、各務が現在進行形で設計しているキッチン・レイアウト図を2例、10分の1に拡大した大きな図面で、どのようなことをお施主さまと話しながら、最初の段階からどう変化してきているかを説明しました。参加者の方々からの「こうしたら良いのでは」といったアドバイスなども出てきて、やはり丁々発止の(お話しする側としてはドキドキの)楽しい場となりました。

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そして全てが終わった後では、調理実習で作って貰った、和風おろしハンバーグ、トウモロコシのポタージュ、夏野菜のグリル、ツナ舞茸の炊き込みご飯に加え、オゾン側が用意してくれたおつまみとお酒を頂きながらの懇親会です。ここでも、高額のキッチン設計を受注するためのコツや、ローコストで如何にお施主さまを満足させるキッチンを作るか等についての質問が沢山出て、ゆっくり食事を楽しむことができない程でした…。
各務の知名度不足と、告知の時間が足りなかったことで、残念ながら期待していたほどの参加者が集まりませんでしたが、人数が少なかった分だけ濃密で、踏み込んだ内容の刺激的な内容のセミナーになったと思っています。企画から最後の懇親会までオーガナイズして下さったオゾンの堀内さんと菅野さん、各ショールームの担当者の方々、そして何よりセミナーに参加して下さったプロの方々、どうもありがとうございました!

 

 

リノベーション・ジャーナルの取材・撮影-2

六本木M邸

先回のブログでご紹介したリノベーション・ジャーナルの取材撮影の第2弾です。

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こちらはちょうど1年前にお引き渡しをした新築マンションリフォームの六本木M邸です。新築の高級マンションにモールディングやケーシングの装飾材、壁や床に使ったトラバーチンなどの大理石の素材感が、雑誌の特集に合うとのことで、撮影をお願いさせて頂きました。

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まず何よりも目を引く、この框扉の由来を編集長にお伝えいたしました。堀商会で仕入れた扉の握り玉やヒンジ、そして特注の幅木やケーシングまで細かく撮影していただきました。
めったに閉めることがない扉だそうですが、このような状態で見るのもとても新鮮でかっこよいとMさまの奥さまが喜んでくださいました。

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トラバーチンとスティングレーの2色の大理石を使って床を仕上げた玄関ホールを撮影中の大菅さんと広瀬さんです。

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窓際のトラバーチンの式台と長めに作ったカーテンの取り合いなどの細かいディテールまで撮影してくれて、設計者冥利に尽きる取材となりました。取材・撮影にご協力くださったMさまご夫妻、どうもありがとうございました。

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こちらはオマケの写真です。設計当時幼稚園の年中だったK君はリフォームに際して、ベランダから外へと通じる素敵な滑り台を提案してくれました。小学校2年生になったK君はその時のことをよく覚えてくれているそうで、「カガミさん」が来るなら昨年作ったこの「秘密基地の模型」を見せてあげてほしいと奥さまに言ってくれたそうで、大事にダイニングの上に置いて行ってくれました。今後の設計の参考にさせて貰います!

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最後の撮影は白金台S邸です。こちらは、色彩や素材といった面では、それほど作りこんでおりませんが、建具や造作家具のディテールがよくできているとのことで、今回の取材の対象になりました。

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玄関の収納とベンチとプライベートゾーンへの入り口を兼ねた造作家具です。その奥に見える建具を撮影中です。

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窓際のアルミサッシを隠す、木製の方立のティテールも撮影してもらいました。

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キッチン入り口に設けたワインセラー内臓のミニバーコーナーと引き戸の取り合といった玄人好みの詳細にも興味を持ってもらいました。

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折角のタイミングでしたので、これまできちんと撮影をしていなかったキッチン部分も撮影させて頂きました。こちらも撮影にご協力くださったSさまご夫妻、どうもありがとうございました!

 

 

 

 

リノベーション・ジャーナルの取材・撮影-1

リフォーム

リノベーションの専門雑誌「リノベーション・ジャーナル(新建新聞社)」の取材撮影で、久しぶりに以前リフォーム・リノベーションのお手伝いをした幾つかのお宅に伺って参りました。

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まず最初に伺ったのは世田谷区の千歳船橋にあるN邸です。以前からお付き合いのあったNENGOのご紹介で、ちょうど一年半前にリノベーション工事の竣工お引き渡しをさせて頂いたお宅です。

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リノベーションジャーナルの大菅編集長とカメラマンの広瀬さん、後ろで携帯を構えているのはNENGOの中村専務、そしてNさまの奥様です。

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次回のリノベーション・ジャーナルは、建築の色使いや装飾についての特集とのことで、こちらN邸はDIYセルフ塗装でポーターズ・ペイントを使って仕上げているので、塗装の色使いやこの通り抜け型の洗面などの素材感がユニークなので推薦させて頂きました。

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結局2時間以上掛けての撮影になってしまいました。Nさまの奥さまがご覧のような夏野菜を中心とした素敵なランチをご用意してくださったので、取材側の三人でお食事を頂きながらリノベーション設計時の苦労話をさせて頂きました。

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こちらはオマケです。3歳になるお嬢さまが無垢材のセンターテーブルに書いてしまったという落書きです。奥さまは、恥ずかしいので、今度削り取る予定だとことでしたが、アートのセンスあふれる素敵な落書きだったのでパチリと一枚記念に撮影させて頂きました。Nさま、取材・撮影へのご協力、さらにはおいしいお食事までご用意くださり、どうもありがとうございました!

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次に伺ったのは神戸M邸です。こちらは別荘的な使い方をしていらっしゃるので、Mさまがご不在のタイミングでしたが、お施主様のご了解を得て、さらには管理をしてくださっている北野坂商会の玉邑さんにも手伝っていただき、撮影に入らせていただきました。

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こちらにも大菅編集長と広瀬カメラマンがわざわざ神戸まで来てくださいました。こちらからは担当スタッフの竹田さんに加え、まだこちらを見たことのなかった前田君も一緒に三人で伺わせていただきました。

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凝ったディテール満載のお宅なことと、素材も多様な種類のものを使っているので、3時間近くの時間を掛けて、丁寧に撮影していただきました。

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実はこちらも竣工後1年半経っていたので、タイミングを逸していた一年点検も兼てのご訪問とさせて頂きました。撮影後の午後にはリフォーム工事でお世話になった越智工務店の金平さんに、立ち会ってもらっての点検をさせて頂きました。快くご協力くださったMさまご夫妻と玉邑さん、どうもありがとうございました!