Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

白金台S邸のユニバーサルデザイン・バリアフリーについて

白金台S邸

先日取材をして頂いた、TOTOのユニバーサルデザインに関してのウェブサイト、ホッとワクワク+白金台S邸の記事が掲載されました。

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タイトルは、「適度な距離感を大切にする住まい・ゾーニング編」とのことで、まずは全体の空間構成について説明してくれています。

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夫婦別の寝室ながら、隣り合わせの部屋は引き戸で仕切られていて、気配を感じられる工夫を判りやすい写真と文章で説明してくれました。

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さすがプロのカメラマンの撮影、とても広く美しく撮られた空間がとてもきれいです。この書斎空間は、どうやっても上手く表現できませんでしたが、この写真はサスガの出来です。また、来月には、残りの部分についても紹介してくれることになっています。

パネル壁の塗装下地作り@白金N邸

白金N邸

マンションのほとんどの壁をパネル仕様にして、塗装で仕上げる予定の白金N邸で塗装用の下地作りが佳境を迎えています。

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リビング壁は写真のような状態です。パネル壁は細かい凹凸があるので、塗装屋さんにどこはフラットに仕上げて、どこは段差を付けるかを指示いたしました。

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折り上げ天上も複雑な作りなので、パテ処理にも時間が掛かっているようです。

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造作家具については、内部の箱は事前に工場で同色を吹いて仕上げて貰っていますが、周りはやはり現場での塗装仕上げになるので、こちらにも下地作りが必要になっています。

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カラフルなパテを使っているようですが、幾度パテをしごいたかを間違えないために、パテに塗料を混ぜているのです。一度目は白いパテで、主に石膏ボードを留めたビス孔塞ぎと継ぎ目をしごいています。二度目のパテがピンクのパテで、ボードの継ぎ目を大きく処理しています。3度目のパテが緑色部分で、最終的にはほぼ全てをパテ処理することになります。一度パテ処理し乾燥した後に紙やすりを掛けて、パテを重ねてゆく作業、とても地味ですが、この丁寧さで塗装の仕上がりが変わってくるので、とても重要な作業なのです。

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パテをしごいている塗装屋さんの仕事風景です。3人の職人さんたちが一週間掛りで下地を丁寧に作ってくれています。

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ダイニングの丸形天井の内部も、態勢的に作業しにくい部分ですが、きれいに平滑面が作られています。

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翌日にお施主さまが現場に来てくださることになったので、急遽塗装サンプルをダイニングに作って貰い、確認して貰うことになりました。

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写真では判りづらいのですが、左右のパネルで塗装下地の作り方が変わっているのです。右側が最後のパテ処理をしたままで塗装した面で、左側はパテ処理後にサンドペーパーでさらに平滑に仕上げた下地に塗装したものとなっています。アメリカ暮らしが長かったお施主さまご夫妻には、日本のきれいすぎる塗装面がプラスチックみたいで気持ちが悪い感覚があるようでしたので、わざとラフに仕上げたものも作って、現地で比較して頂きました。結論としては、両者の中間帯のような仕上げで、ローラーを使った後に刷毛でちょっとラフ目に仕上げることになりました。

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こちらはまたその翌日の様子です。昨日のサンプルも上からパテ処理されてしまっています…。

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こちらがほぼパテ下地が完成した様子です。ほぼ全面パテ処理で、ここから塗装工事が始まります。

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パネル壁のコーナー部分も、細かいコーナー目地を消さないで、上手く立体感が表現されています。本当に大変な職人さんたちの作業に頭が下がるばかりです。

建築家とのおいしいキッチンリフォームセミナー@オゾン

ニュース

新宿のデザインセンター・オゾンにて、「コンロを囲んで体験する 建築家とのおいしいリフォーム」という題目で、キッチンリフォームについてセミナーをさせて頂きました。

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会場は東京ガスが作った「暖炉とコンロ」という展示スペースで、写真のようなとてもリラックスした雰囲気の中、少人数の来客の方々に話しかけるようなスタイルでのセミナーとなりました。

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キッチンリフォームというと構えてしまう方が多いのではと思ったので、お料理を作るプロセスと、キッチンリフォームのプロセスの似ている点を比べて、もっと気軽にキッチンリフォームを考えても良いのではというご提案となりました。

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写真ではちょっと判りにくいのですが、僕が座っている部分が少し高くなっているので、そこに胡坐を組んでお話しするスタイルで、こちらもすっかりリラックスしてしまいました。来てくださった方々は、キッチンリフォームを真剣にご検討中とのことで、熱心にメモを取りながら、話を聞いてくださいました。

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キッチンリフォームでは、具体的に3つの事例を挙げて、

  • 同じレイアウトで広くするリフォーム、
  • 壁に沿っていたキッチンを対面型にするリフォーム
  • 閉じていた台所をアイランドカウンターにするリフォーム

のご説明を致しました。

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最後には、これまでのキッチンリフォームの体験を踏まえて、キッチンリフォームのポイントを三か条に纏めてみました。オレンジの部分に各項目の説明があるのですが、ここでは内緒にさせて頂きます。ご興味がある方は、どうぞお問い合わせください…。

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セミナーは2部構成になっており、僕のお話のあとは、実際にアイランドキッチンに車座に座ってのお料理体験となっています。お料理の専門家、小早川先生の手際の良いお料理を見ながら、最新ガスコンロの使い方やその特徴について学ぶことができました。使われていたコンロは、実際に使ったことがあるコンロだったので、その良い点や疑問に思う点も、座談会形式の中でお話しすることができました。

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お料理実習のあとは、試食会で、土鍋で炊いた炊き込みご飯や、ダッチオーブンで焼いたミートローフなどを参加して下った皆さま、そして今回の企画を作って下さったオゾンのスタッフの方々と一緒に楽しく頂きました。参加して下さった方々、そして企画して下さったオゾンの皆さま、どうもありがとうございました!とても楽しく美味しいセミナーでした。