板橋区のお客様からのお電話で、成増のマンション半地下部分のリフォームのご相談を受けました。お電話を頂いた二日後にお約束をして、成増の現場に伺って参りました。
お客様は会社を経営していらっしゃるご夫婦で、この半地下部分をオフィスとして使いたいとのことで、そのリフォーム提案をして欲しいとのご依頼でした。
- 全体に暗いので明り取りの工夫を考えて欲しい
- 半地下は湿気が多いのでその1策を
- 防犯を考えながら、”二方向避難”も考えて欲しい
- ロスナイを使った換気システムを構築したい
- 半地下であることを忘れるような気持ちよい空間にして欲しい
といったご依頼の内容でした。
ちょうど現場の直ぐ近くに、10年来の設計の友人、スタジオコンボ建築デザインの茂呂君が事務所を構えているので、今回は変則的ですが、二人で共同してデザイン提案をしてみようと考えています。
現場調査の際も二人で伺って、お施主様に紹介し、ひとしきりご要望を伺った後は、二人で現場に居残って簡易調査を行いました。
平面方向、断面方向の寸法を実測し、設備関係や点検口の位置を確認し、壁裏の構造も二人で話しながら推察し、既存建物の色々な特徴が見えて参りました。
- 湿気を防ぐための二重壁になっていること
- GL(地盤レベル)まではコンクリート躯体で、その上部は”鉄骨造”であること
- 一部鉄骨梁の下にはコンクリートの柱があること
- 窓を開けることは可能だが、隣地との離隔距離がすくないので、あまり有効でないこと
- 欄間や間接照明をデザイン的に使って、上手く光を取り入れることができそうなこと
等など、色々な面が見えてきたので、これらをヒントにリフォーム提案をまとめてみることになりそうです。