Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

ワールドビジネスサテライトで放映されました

広尾K邸

テレビ東京の深夜報道番組ワールドビジネスサテライト(以下WBS)で二世帯住宅のリフォームについて取材をうけたニュースが昨晩放映されました。

WBSではCO2を削減する暮らし方を特集したニュースコーナーにて放映されました。設備機械の効率化によるCO2削減は、そろそろ限度に来ているようで、人がバラバラに暮らすより、集まって暮らす方が、CO2を削減できるのではないかという視点でのニュースでした。

年取った両親と子世帯が暮らす二世帯住宅でも、子どもたちが大きくなると、一人暮らしを始めてしまいます。親の部屋だけでなく、子どもたちの部屋にも十分なプライバシーを確保することで、皆が一緒に暮らす時代が長くなる。そんなリフォームの事例として広尾K邸が取り上げられました。

このお宅では、屋根の手直しと外壁の塗り替え、そして耐震補強と断熱改修を行ったことで、家の基本性能が大幅にアップしています。その上で、娘さん一家が暮らす二階部分は、かつては家族4人が一緒に大きなU字型の部屋で寝ていたのを分割し、男の子と女の子の部屋へと変えています。

夫婦の部屋は、かつて納戸だった箇所を、天窓を設け明るくし、ウォークインクローゼットとセットになった快適な寝室へとリフォームしました。

お祖母さまの部屋については、これまで慣れ親しんだ生活を変えないように、ほとんど手をつけ加えていません。やはりお年よりは、これまで暮らしていた空間が、リフォームによって一変してしまうことで、精神的に参ってしまうことも多いので、なるべく変化がないようにと考えました。

テレビという形で紹介された、この2世帯リフォーム事例が、どのような反響を生んでゆくのか、楽しみにしています。

オザワデザインの自宅オープンハウス

見学記

大学からの親友、尾沢俊一、敦子夫妻が主宰するオザワデザインが設計した、彼らの自宅のオープンハウスに伺って参りました。

横浜ランドマークタワーを見下ろす、急勾配の崖地の敷地に、二つの箱が重なったような構成の住宅が立っていました(写真はオザワデザインより借用)。コンクリートの箱でしっかりとベースを固め、その上部に鉄骨造のスマートな空間が乗っている構成でした。

オザワデザイン 自邸

外建築家の自宅というと、変に懲りすぎたり、実験的(野心的?)なディテールばかりで、これでもか!という住宅になっていることが多いのですが、外部の明快な構成がそのまま内部へとうつされた、とても素直な住宅となっていました。下部の箱が、天井高のある彼らの設計事務所空間で、上部の切り口鮮やかな明るい箱が自宅でした。

このオープンハウスには大学の同級生や、設計の仲間、共通の知り合いなどが招かれており、尾沢邸を肴に建築談義に花が咲きました。次回はゆっくり伺って、仕事をしながらの自宅設計の苦労や、彼らのこだわり、ディテールの工夫など、じっくり話を聞きたいと思っています。

改めて、尾沢夫妻、ご自宅の完成おめでとうございます!

ワールドビジネスサテライトの取材

広尾K邸

テレビ東京の深夜報道番組ワールドビジネスサテライト(以下WBS)で二世帯住宅のリフォームについて、取材・撮影を受けました。WBSでは、日本の住宅事情について、シリーズで報道をしているそうですが、今回の特集は、「集まって暮らすことで省エネを実現」することがテーマだそうです。

ワーフロビジネスサテライトの取材

二世帯住宅といっても、色々な住まい方があり、玄関から先、全てが完全分離型の二世帯住宅から、寝室だけが別で、あとはキッチンや浴室、トイレまで共通の2世帯住宅があります。

更に二世帯住宅でも、新築とリフォームがありますが、最近は30年ほど前に建てた、大きな戸建住宅に、お年寄りが一人か二人で寂しく暮らしている家も多いそうで、そんな住宅を二世帯住宅にリフォームする可能性について、探っているとのことでした。そこで、二世帯住宅のリフォーム事例が比較的多い、私共の事務所にに取材の白羽が立ったようです。

約7年前に住宅の全面リフォームをお手伝いした広尾K邸が、今回の取材対象になりました。久しぶりの訪問でしたが、リフォーム時と同じようにきれいに暮らしていらっしゃるKさまご一家が、取材・撮影に全面的にご協力くださいました。

リフォームしたことで良かった点として、

  • 段差をなくしたバリアフリーにしたこと、
  • 耐震補強をしてくれたので、安心して住めること、
  • 二世帯の住人全ての意見を、うまく取り入れてくれたこと、
  • 時間を掛けてリフォーム内容を説明してくれたので、
  • 失敗が少なかったこと、
  • インテイリアについてもアドバイスをもらえたので、安心して任せることができたこと
  • 良い大工を紹介してくれたので、工事中も不安がなかったこと、
  • 予算の配分をうまくしてくれたので、バランスよいリフォームができたこと、
  • 家のリフォーム以降、掛かり付けの医者のように、何かと相談できること、

など、褒めまくって頂きました。

反対に、後悔している部分としては、

  • 二階の廊下が曲がりくねっているので、家具の搬入が大変だったことを

挙げて頂きました。

短い時間を有効に活用しながら、上手に取材・撮影してくださったテレビ東京の岩城さま、そして取材・撮影に全面的にご協力下さった、K家の皆様、本当にどうもありがとうございました。なお、この様子は12月3日(木)の夜11時から放映される予定だそうです。

撮影後の記念写真です。テレビ東京の岩城さま、そして取材に全面的にご協力くださったKさま、どうもありがとうございました!