Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

保護中: 解体工事の事前打合せと設備切り離し

千代田区HI邸

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アートの映えるリノベーションの写真撮影

白金台S邸

昨年リフォームが完成していた白金台のマンションリノベーションS邸に、お手伝いと写真撮影を兼ねて伺って参りました。写真撮影をお願いした際、幾つかのお手伝いを、反対にお願いされました。

一つは、絵画を壁に取り付け、アート作品の位置を確認することでした。リフォームの設計時から、どの場所にどのサイズの絵画を掛けるかまで、ある程度想定していましたので、そのような壁にはプラスターボードの裏に合板を張って、絵画の重みに耐えるように施工されています。

リビングの長いカウンター上部の空間にはBialaの油絵を掛けました。元々メインの空間に飾りたいとお話していた絵画です。ダイニング横の収納上部のニッチには、アメリカ・インディアンの布をフレームしたものになりました。この布をどこに飾るかが問題でしたが、ちょうどこのスペースにピッタリで、お施主様も大喜びでした。その他、イスラエルの現代作家のリトグラフ四点は、ピアノを設置した壁常備に等間隔に飾りました。

アートの位置がピタリと決まるったことで、空間の重心も決まり、とても落ち着いたシックな空間になりました。

その他、組み立て式の棚を納戸の中に組み立てのお手伝いをした後、余計なものを動かして、写真撮影もして参りました。アートに少し時間をとられて、日が翳りだしてしまいましたが、素敵な光の中で、写真撮影を行うことができました。カメラのファインダーを覗いていると、どこを切り取っても、ピタリと構図が決まったようで、100枚近くの写真(!)を撮らせて頂きました。

しかし、事務所に持ち帰ってみると、いくつかはブレていたり、ピントが外れていたり、構図がおかしかったりで、結局上手く撮れたのは、いつも通り数枚でした。

ここに載せた写真以外にも、白金台S邸リノベーションに幾つか新しいものと交換していますので、どうぞご覧ください。Sさま、本日は写真撮影、どうもありがとうございました。

久が原N邸の一年点検

新築住宅

一年ちょっと前に竣工、お引渡しをした三世帯住宅の大田区N邸の一年点検に伺ってまいりました。

 一年点検

住宅が完成して引渡した日から計算して、ちょうど一年経った時点での工務店の検査を一年点検と言います。 建築基準法上で保証された点検ではありませんが、住宅建設の請負契約の際に事前に決めてありましたので、今回設計者として工務店の一年点検に立ち会ってまいりました。

引渡しの際にお渡ししているメンテナンス条項をご説明し、どのような事柄を今回点検し、無料で補修できるのかを、まずご説明した上で点検を開始しました。各階を上下しながら、お施主様にお話を伺い、不具合な点や、以前と変わって箇所をチェックし、同時に、スタッフの笠原君と工務店の松本君たちと設計者・施工者の目で不具合を確認して回りました。幾つかの不具合な点は 竣工してからも、先日の雑誌の取材・撮影や、年末のご挨拶などにも伺っていましたので、事前のヒアリングでも幾つかの不具合は判っていました。

住宅の裏のガス給湯器近辺の床に水シミが出来ることは、設備やにも同席して貰ったので、本日のうちに原因を究明し、問題を解決することが出来ました。 その他の点としては、以下の項目が挙げられました。

  • 引き戸の建て付け不良
  • キッチンパネルのコーキングのヒビ
  • クロスのコーナーコーキングのワレ
  • 人感センサー式照明の不具合
  • 火災報知器の電池切れ

などの項目でした。 その他、こちらからのご提案として、外部の木部(スノコ、木製ルーバー、勝手口の階段)を洗浄して防腐塗料(キシラデコール)の再塗装(有料のご提案)を見積ることとしました。 また、Nさまよりも防犯カメラの設置と、カーポートの屋根の設置のお見積をご依頼されました。

点検の後は、お茶をご馳走になりながら、 N様たちご家族の様子や住宅建設時の懐かしい話しに花をさかさせました。

一年点検チェックシート

なお、点検の結果は写真のようなシートにまとめ、施工者から工事の日程を決めて伺い補修し、お施主様にチェックしていただいて、一年点検の完了となります。 この次は二年目点検になります。