Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

雑誌「住まいの設計」に掲載されました

新築住宅

ほぼ一年前に竣工、お引渡しをしたの大田区N邸が、住宅雑誌「住まいの設計」に掲載されました。住まいの設計誌では、二世帯住宅の特集ページを作っているのですが、今回は三世帯なので、看板架け替えの上とっておきの三世帯住宅ということで掲載して貰いました。漫画のキャラクター、スマイリー君とママとパパが、お宅を訪問する形で、親しみやすく、読みやすい記事構成になっています。

まずは見開き最初のページに掲載された立体図が判りやすく、住宅全体を説明しています。スキップフロアで、半層ずつ階がずれた複雑な構成を、上手に表現しており、僕らのプレゼンでも使いたいくらいの出来です。文章の内容も素晴らしく充実しています。普通の住宅雑誌ではあり得ないほど丁寧に、9人(お父様が不在だったので、実際は8人)の顔写真から、好きなもの、生活のスタイルや考え方まで、実に細かく記事になっているので、本当にこのお宅に訪問してきるような気になるのではないでしょうか?

子どもたちも本当にリラックスした表情で遊んでおり、僕らが知らない普段着の生活の様子が垣間見れたようです。これも全て、取材に全面的にご協力してくださった、N家の皆様のお陰です。どうもありがとうございました!現在本屋さんで販売中ですので、是非ご覧ください。

早稲田大学芸術学校 卒計展@オゾン 

ニュース

一昨年まで講師としてお手伝いしてきた早稲田大学芸術学校の卒業設計の展覧会に行って参りました。

規模が大きく、学生らしい大らかで、ダイナミックな設計が多く展示されていました。迫力のある模型や、細かく書き込まれた図面にしばし見とれてしまいました。

二年前に新入生として入学してきた、彼らの様子をを思い出すと、良くぞここまで成長したものだと、感慨深いものがありました。

教えていた身としてみると、確かに想像力が豊で、興味深い作品が多いのですが、同時に、現役の設計者としてみると、少し違った面も見えてきます。

大学や大学院ではなく、どちらかといえば即戦力性を求められている専門学校の卒計としては、少し疑問も感じマシtあ。勿論学生ですから、どんなに大きくても構わないのですが、現状の問題分析と、それに対する”提案”があって然るべきだと思うのですが、少し現実離れしており、一体どこまで真剣に考えているのかは残念ながら伝わってきませんでした。

もう一つは、卒業する先の進路に対する考え方です。規模が大きいものばかりで、この卒計を持って就職活動しても、
小さな住宅規模の設計をしている事務所では、雇って貰えない気がしました。


大きい課題があっても良いのですが、もっと小さくて、密度が濃い課題や、住宅やリフォームといったより現実的な課題もあれば、バリエーションの面からも面白かったと思います。

これで卒業設計も終わったので、彼らもいよいよ就職でしょう。この卒計を手にして、どのような場所で活躍してゆくのか、不安でもあり、楽しみでもあります。

保護中: 現場での設備打合せ 二回目

千代田区HI邸

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