Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

完成引渡しと写真撮影 箱根別荘リフォーム-10

箱根C別荘

工事の区分けを5回に分けてリフォームしてきた、箱根C別荘のリフォームが約1年の期間を経て、ようやく完成いたしました。今回の第5期(最終)工事で行ったのは、屋根部分の断熱と仕上げ、壁の塗装仕上げと造作キッチン、それに細々とした雑工事です。

箱根湯の花温泉 C別荘リフォーム

本日は完成引き渡しでしたので、キッチンのレンジやオーブン、フードの使い方、更には冬季の水抜きの方法等をお施主様にご説明いたしました。とにかく長い時間を掛けてのリフォームでしたが、
その分、予算的にも無理をすることなく、細かい点も全て確認しながら設計・監理をすることができたので、問題になる箇所も全くありませんでした。

引渡しと取り扱い説明を終えれば、それで仕事は終わりとなりますが、今回はお施主様にご協力をお願いして、竣工写真を撮らせていただきました。まだ出来たてホヤホヤの状態を、きれいに撮影することができ、写真の仕上がりもとても良く出来ました。長い期間お世話になった、Cさまご夫妻、工事をしてくれたコボリ建設の小堀社長、現場監督の長田さん、そして事務所で担当してくれたNさん、
どうもありがとうございました!

ミニ・オープンハウスを開催しました

新築住宅

三世帯住宅の大田区N邸の完成間近で、構造関係者と学生だけを招待しての、ミニ・オープンハウスを実施いたしました。

本来オープンハウスとは、住宅の施工者が営業目的に一般の人を招待して、竣工した住宅を見学してもらうというものですが、設計者が行うオープンハウスは、同じ建築の道を志す人たちに見てもらうという風合いが強いものです。今回は、時間もなく、急遽決まったオープンハウスだったので、構造設計でお世話になったビー・ファーム(RC構造部)と、ガイア(木造部分)の構造設計者の方々と、この夏まで教えていた早稲田大学芸術学校の学生数人、そしてカガミ建築計画の担当以外のスタッフを招待しました。

幸いの快晴にも恵まれて、親しい人たちばかりが賑やかに見てもらう形式で、お施主様も飛び入りで
参加してくださり、お陰さまでとても気持ちの良い、ミニ・オープンハウスとなりました。このタイミングでのご許可下さったお施主様と、色々と細かい点でご協力くださった、施工の河津建設に、この場を借りて御礼申し上げます。皆様、どうもありがとうございました。

住宅検査 三連弾

新築住宅

三世帯住宅の大田区N邸も年末の引渡しを控え、各種の検査を迎えています。検査のまず第一弾は設計検査でした。設計者/建築家僕ら)が設計図書通りに工事が行われていることの確認をし、仕上げに変なところがないかを確認するものです。スタッフと合せて3人で、約3時間ほど掛けて住宅の内部を見てまわりました。

設計検査

第二の検査は役所検査です。いわゆる検査済み証を出して貰うための役所(建築指導課)の検査です。構造の検査は、既に通っていたので、意匠と設備の担当者二人が、現場に来てくれました。大田区は、姉歯事件でケチをつけているので、厳しいとの評判を聞いていましたが、過度に厳しいこともなく、きちんと図面を確認しながら、未成工事や、シールの不足箇所などを指摘されました。指摘された箇所は、改めて満足できる工事を行い、その写真を提出することになります。

施主検査

第三の検査が最後の検査でお施主様の検査でした。今回は、プロデュース組織のオゾンがはいっているので、担当者も一緒の検査となりました。三世帯プラス店舗もあるので、細かく時間を掛けて見ていただき、2時間ほど一緒に回りました。三つの検査を通して考えると、それぞれにきちんとした役割があることが再認識できました。違う箇所が指摘されてゆくプロセスを見ていると、同じ住宅を見ながらも、お施主様、設計者、施工者、そして役所の四者は、皆違った視点で見ていることがマザマザと判りました。