伊豆半島の別荘リフォームの現場情況です。遠隔地での工事なので、工事をお願いしている現地の工務店に、隔日で工事情況写真を送ってもらっています。当初の設計では、ロフトはお孫さんたちの寝室としていましたが、お施主様との打合せや、工事金額調整の中で、サイズをコンパクトにして、子どもたちの隠れ場所、遊び場としての性格を強くすることとなりました。構造的にも無理のかからない範囲に縮小されたので、ロフト下地の作成も随分楽になったようです。
新しく建てた柱間に大引きを差し込んで、そこに掘り込みの根太を通した上に、構造用合板を留めています。小さなロフトですが、吹き抜けが覗ける小窓やのぼり棒などの細かい工夫も考えているので、きっとお孫さんたちも喜んでくれるでしょう。壁の位置が決まった時点で、大工工事と同時進行で、電気工事の配線や、水道屋さんの配管工事が進んできました。コンクリートのピロティー形式の別荘なので、床下には、比較的大きな空間があり、その部分を使って、配線・配管を廻しています。
こちらのの写真は、キッチン周りの床の情況です。赤いジャバラ管が何本も床から顔を出していますが、これらは電気の配線を通すCD管です。CD管とはCombined Duct(コンバインド・ダクト)の略称で、合成樹脂製の比較的自由に曲がるパイプです。この中に電線等を通すことで、電線をカバーすることができ、更に後日交換することがあっても、容易に取替え工事が可能となるスグレモノです。
これらの工事中写真を見ながら、毎日現場と電話で話をして、情況の確認や指示を行っています。