Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

菊竹清訓先生との会食

ニュース

ある人の紹介で、建築家の大先輩の方々と会食いたしました。会食の中心は、菊竹清訓先生ご夫妻でした。80歳を過ぎてなお、現役バリバリの建築家で、その建築思想は、未だに影響力が大きい方です。何度か会合などでお目に掛かったことがありましたが、今回のようにリラックスした会食で、お話を伺ったのは初めてでした。

菊竹清訓先生との会食

芝浦工大の教授であり、設計事務所アーキテクト5主催の建築家、堀越英嗣先生ご夫妻と、ニューヨークのイサムノグチ・ガーデンミュージアムの元館長であり、バックミンスター・フラー氏の右腕でもあった建築家、ショージ・サダオ先生ご夫妻もご一緒でした。また、ご本人は建築家ではありませんが、お父様が谷口吉郎先生、お兄様が谷口吉生先生と、建築家ファミリーの杉山真紀子さんもご一緒でした。

会食のキッカケは一昨年に行われた「谷口吉郎とイサム・ノグチの萬来舎」の写真展でした。元慶応大学の三田キャンパスにあった、萬来舎が取り壊される際の保存運動から繋がった活動です。この展覧会のシンポジウムで司会のお手伝いした際に、お話下さったのが、菊竹先生とサダオ氏で、企画をしてくださったのが、フレンズ・オブ・バンライシャの杉山さんでした。

いつか一緒に食事をしましょうと話していたことが、二年経って実現したのがこの会食でした。建築家の大先輩の方々ばかりで、何の話をを伺っても刺激に満ちた、参考になる話ばかりで、緊張しながらもとても楽しい会食になりました。

高級マンションのリノベーション計画

白金台S邸

5年ほど前から、リノベーションを前提に、中古マンションを一緒に探していたお施主さまが、素晴らしいマンションを購入なさいました。

3LDKで180平米の広さのマンションです。南側の窓からは、近隣公園の緑を望む、将に絶景のマンションです。カガミ建築計画の事務所からも徒歩で5分ほどの近さで、設計監理する上でも好条件が揃っています。

築5年ということで、設備もまだ問題ありませんが、間取りの変更から”仕上げ材の全面交換”と大掛かりなリノベーションになりそうです。

普通はリフォームという言葉を使いますが、今回は大規模な全面リフォームなのでリノベーションという言葉で統一してご報告いたします。まだ今週購入なさったばかりの物件ですので、本日と明日でガス開栓の立会いや、各種設備の状況を調査します。本日は、事務所のスタッフと一緒に、簡単な実測調査もしてまいりました。

これから図面を作成し、それをもとにデザインを考えてゆきます。設計者にとっては、一番ドキドキする楽しい瞬間です。

完成後の様子はこちらをご覧ください。
マンションリノベーション_白金台

リフォーム前の様子と見比べてください!

構造チェックと詳細実測

伊豆OK別荘

現在リフォーム計画を進めている、静岡県伊東市の築36年の中古別荘OK別荘の実測に行ってまいりました。まずは、押入れの天井を開けて、懐中電灯で照らしながら、天井裏で屋根を支えている構造体をチェックしました。結果としては、きちんと通風が取られており腐った箇所もなく、ほぼ竣工時の図面通りに、施工工されていることが判り、一安心です。

中古別荘の屋根裏チェック

今回は、事務所スタッフ一同で伺ったので、二班に別れ、もう一斑は細かい部分の実測をお願いしました。サッシの納まりから、和室の詳細、浴室の窓周りや押入れの寸法関係まで3時間ほどかけて細かく実測して貰いました。また、給排水の配管や、電気コンセントの位置なども調べ、基本的な図面が書ける程度の調査も行いました。

結果としては、当初こちらが予想していたことと違う箇所はほとんどなく、これまでの想定の延長で、別荘のデザインリフォームを進められることが判りました。