Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

建築家サロン@オゾン

見学記

新宿のリビングデザインセンター・オゾンがプロの建築家向けに開催している勉強会「建築家サロン」に参加してきました。建築家プロデュースのシステムで約300人の設計者が登録しているオゾンが、建築家同士の横の繋がりを作りながら、テーマを絞った勉強会を開催しているのが、この建築家サロンだそうで、既に開催も9回目だそうです。
参加したのは、今回が初めてでしたが、今回のテーマは「建築デザインを支える金物たち」とのことで、以前より興味がありましたので、参加して参りました。ドイツの家具金物メーカーのハーフェレと日本製ではナンバーワンの実績をもつ金物メーカーのムラコシ精工、そして日本を代表する錠前メーカーの堀金物がスピーカーとして参加してくれていました。

建築家サロン

最近の金物事情や、金物を”研究開発”してゆく上での問題点、更にこでまでの建築家からのクレームなど、
色々なトピックを提供して貰い、それに対して参加した建築家約15名がディスカッションするという形式で進みました。特に堀金物さんの強烈な話(監獄や宮殿の鍵の考え方など)や防犯性と機密性を兼ね備えた玄関引き戸金物の開発では、大いに盛り上がりました。

その後は、オゾンが用意してくれた食べ物や飲み物を頂きながら、建築家同士、或いはゲストの方々と親睦を深め、最後には建物内のハーフェレとムラコシのショールームを見学して参りました。千円の参加費で、この内容は、とてもお得な企画でした。是非次回も参加してみたいと思っています。

AllAbout「高級マンション」の取材 麻布MT邸

麻布MT邸

ちょうど一週間前に取材をのあったリクルート社「都心に住む」の編集者からご紹介で、このAll Aboutの「高級マンション」のガイドの坂根康裕さんに麻布MT邸を取材して貰いました。

高層型、低層型に限らず都心のハイグレードなマンションが、なぜ「高級」と言われるのか、或いはいわゆる中古のマンションでも、時間とともに住まいの魅力を増し、ヴィンテージマンションと呼ばれるようになる秘密は何なのか、そしてこれからは、どのようなマンションがプレステージアスになって行くのかを真剣に記事にしているサイトです。このサイトのガイドの坂根康裕さんは、「住宅情報 都心に住む」の元編集長で、現在は住宅コメンテーターとして大活躍中の方です。以前からこの「高級マンション」のサイトは、愛読していましたので、ガイドの坂根さんに取材していただけたことは、光栄の至りです。

いつも急なお願いでも快く受けてくださるMT様に甘える形でしたが、午後の一時間半程の時間をお邪魔させて頂きました。本日はお坊ちゃんも赤ちゃんもいらっしゃる、賑やかな雰囲気の中で、和やかに取材も進みました。坂根さんがご自分でカメラを構えて、どんどんスピーディーに撮影なさっている合間に、リフォームのポイントや、MTさまが気に入っている空間や、設計者が苦労したエピソードなどを、上手く聞き出してくれました。取材のテンポが良いので、始めは人見知りしていた子どもたちも、徐々に本領を発揮し始めて、最後は、お坊ちゃんが、ご自慢のスクーターでグルグル周っている中で、取材が行われる状態でした。
写真も普通のカメラマンが撮るアングルとは、全く違い、どのような写真が撮れているのか、本当に楽しみです。MTさま、いつも快く取材にご協力してくださり、どうもありがとうございました。

竣工記念パーティー

新築住宅

完成お引渡しから約半年経った三世帯住宅大田区N邸のお施主様から、竣工記念パーティーにお招き頂きました。昨年末にお引き渡しいたしましたが、その後も店舗部分(酒屋さん)の家具造作や引越し作業、看板の取り付けなどがようやく終わって落ち着いてきたとの事で、僕らカガミ建築計画の現スタッフと、N邸に関係したOBスタッフの総勢6名がご招待頂きました。

竣工パーティー

二階の子世帯にまず伺ったところ、アイランドキッチンのカウンター上は、まさにお料理の山でした。三世帯9人の方が暮らしていらっしゃるN邸では、料理の得意な方が沢山いらっしゃるので、皆様が二、三品ずつ作ってくださるだけで、冷たいオードブルから温かい煮込み料理まで、あっと言う間に十数種類の料理が揃ってしまうそうです!どれも趣向が変わっていて、美味しい料理ばかりで、皆でお腹いっぱいになるまで食べ尽くしてしまいました。初めてお目に掛かったのが約三年前で、それからどのようなプロセスで、このように立派な家が建ったのか、N家の皆様とお話しながら、まずは復習させて頂きました。

食事をしている間も、N家の皆様はお酒の配達や、交代で酒屋のお店番をしながら、お相手をしてくださいました。子どもたちは、皆スタッフと仲が良いので、てぐすね引いて、遊ぶタイミングを待っていたようで、食事が終わった頃を見計らって、家の中を案内してくれたり、お絵かきやコンピューターゲームで遊んだり、ロフトを使った釣りゲームを教えてくれたりと、歓待して貰いました。その間も、1階のご両親の家にお邪魔して、少し静かな空間で、大人だけの会話を楽しんだりもさせて頂きました。
時間も経ったので、そろそろ失礼しようかと話していると、次は半地下の叔母さまが、ご自分の家で、美味しいコーヒーを入れてくださるとのことで、住宅内を移動することになりました。

二階での賑やかな雰囲気とは全く違い、会話も大人らしい落ち着いた話に変わってゆきました。オゾン住宅プロデュースで、三人の設計者のコンペで始まったN邸のプロジェクトで、何を決め手として設計者を選んでくださったのか、他の建築家との違いは、どのような点だったのか等、なかなか伺うチャンスのない貴重な内輪話も随分教えていただきました。

とにかく楽しいパーティーで、時が経つのも忘れてしまい、結局、全ての階を行ったり来たり、お店にも途中伺いながら、N家のご家族の方が皆様をお話しながら、約5時間ほどお邪魔してしまいました。N家の皆様、心尽くしの温かいパーティーにお招きくださり、本当にありがとうございました。スタッフ一同を代表して、御礼申し上げます。今後とも末永いお付き合い、どうぞ宜しくお願いいたします!