茶室の建築工事終了後しばらくして、高輪S邸茶室に扁額が掛けられました。
北海道産黒タモの無垢板に鎌倉は建長寺の管主さまが書かれた「聚月庵(じゅげつあん)」の字が渋く光っています。取り付けはお馴染みの、小宮工務店の伊藤さんでした。これで後は茶室開きを待つばかりです。
これまで内緒にしてきましたが、お茶室の師範は、実は表千家不白流正師範の、荒井宗羅先生です。宗羅先生どうぞ今後とも宜しくお願い致します。
Architects think of Premium Reform & Renovation
2006.07.25
[お茶室リフォーム]
茶室の建築工事終了後しばらくして、高輪S邸茶室に扁額が掛けられました。
北海道産黒タモの無垢板に鎌倉は建長寺の管主さまが書かれた「聚月庵(じゅげつあん)」の字が渋く光っています。取り付けはお馴染みの、小宮工務店の伊藤さんでした。これで後は茶室開きを待つばかりです。
これまで内緒にしてきましたが、お茶室の師範は、実は表千家不白流正師範の、荒井宗羅先生です。宗羅先生どうぞ今後とも宜しくお願い致します。
2006.07.20
[軽井沢Y邸]
現場調査から事務所に戻って、直ぐに図面化の作業が始まります。築44年の中古別荘ですから当然建築当初の図面はなく、不動産屋が(恐らく30分程でザッと)作った不明確な間取り図しかなかったので、正確な図面が別荘リフォームには必要なのです。大工さんと一緒に解体しながら、普段は隠れてしまっている天井裏や、床下、壁の裏まで今回はチェックしているので、平面図だけでなく、矩形図(かなばかりず)まで起す事ができました。
実際に目で見て理解したつもりでも、机の上(コンピュータの画面上?)で図面化してみると、以外と複雑な事実が判るものなのです。カラーで記された図面は屋根裏の構造まで書きこんだメモ的な図面です。梁だけでなく、母屋と垂木、胴差しや束の位置まで正確にメモしています。
構造をいじらない模様替えリフォームであれば、ここまで丁寧に調べる必要もないのですが、
今回は大胆に柱を撤去し、壁を動かす本格的別荘リフォームなので、通常以上に時間を掛けて調べています。軽井沢Y山荘のお施主様は、建築コンサルタント的なお仕事をなさっている方なので、これまでも色々なリフォームの図面を見た事があるそうですが、僕らが作ったこの矩形図(2枚目の図面)には、「ここまで丁寧に調べたの?」と大層驚かれました。
実測した寸法はとても重要なデータですが、これを整理し、図面化する事で初めて、今後のリフォーム計画に役立つ生きたデータとなってくるのです。
2006.07.19
[お茶室リフォーム]
長い時間が掛かりましたが、ついにS邸のお茶室リフォームが完成しました。その引渡しに合せて、お施主様のS様夫妻が
カガミ建築計画のスタッフ一同と、施工の小宮工務店をドリンクパーティーに招待してくださいました。
記念写真は完成した茶室でのもので、左から設計担当の後藤さん、お馴染みの大工の伊藤さん、小宮工務店の社長小宮さん、S先生とSさま、後列は事務所スタッフの岸本さんと私、各務です。
S邸2階のダイニングで、ビールにおいしいワイン、生春巻きとサンドイッチを用意してくださり、施工途中の写真を見ながら皆でワイワイガヤガヤ設計や施工途中の苦労話に華が咲きました。最後は残った人たちで麻布十番にまで繰り出して、夜の2時まで楽しませて頂きました。本当に愉快な夜でした。
S様ご夫妻、どうもありがとうございました。