Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

薪ストーブとフローリングの気持ち良さ 軽井沢中古別荘リフォーム-12 

軽井沢Y邸

3月3~4日の週末、昨年末にリフォームが完成した軽井沢Y山荘にお呼ばれで、遊びに伺って参りました。軽井沢は東京から新幹線で1時間強、駅まで迎えに来て貰ったYさんとお嬢さんのワカちゃんに連れられて、久しぶりに(と言っても2ヶ月ぶり)Y山荘にお邪魔してきました。暖冬とはいえ、夜は零下にまで下がる軽井沢千ヶ滝西地区ですが、床暖房と薪ストーブ、そして見えない所では壁と床下と天井裏にみっちり詰めた断熱材の活躍で、全く寒さを感じませんでした。表面材がナラ無垢3ミリの三層フローリングは、まさに無垢材の感触で、赤ちゃんのセイ君が気持ち良さそうにハイハイしていました。

ご夫婦で分担しながら料理を作ってくださっているYさまご夫妻です。中古別荘ハンティングでこちらの住宅に出会ってから約一年。リフォームで良くなる事は設計者として、頭では判ってはいましたが、こんなに気持ちよくなるとは、想像以上です。自分達でも拾い物の中古別荘を探して、リフォームしたくなります。

写真は嬉しそうに床をハイハイしているセイ君とその後ろで柱に登っているワカちゃん。二枚目は広々としたアイランドキッチンで料理を作ってくださっているYご夫妻です。

クールモダンなキッチンリフォーム 高輪M邸-2

高輪M邸

竣工写真の第2弾はキッチンです。キッチンは仕上げ材を一新し、同時にカウンターの高さを長身のお施主様に合わせて85センチから90センチに変更しています。リフォーム前は、袖壁との関係で扉を開けにくかった冷蔵庫の位置を変更し、ダイニングからの入口付近に1畳半ほどの広さをウォークイン・パントリーとし、収納量を増やしています。

高級キッチンリフォーム

従来は出しっ放しだったゴミ箱類は、引き出しの中に特製キャスターを組み込んで、隠せるようにしています。窓がないキッチンにも関わらず冷暖房がなかったので、今回のリフォームで天井カセット式のエアコンを組み込みました。

ハイグレードキッチンリフォーム

キッチンの仕上げ材は以下の通りです。漆黒のジンバブエブラック-黒大理石のカウンター材(オーダーキッチン屋に苦労して探してもらいました)に、ステンレスヘアラインの扉材を組み合わせて纏めました。存在感のある黒い大理石がステンレスに映り込んだ姿がクールでモダンなイメージのキッチンに変身しました。改装前のキッチンも相当立派でしたが、使い勝手があまり考えられていないレイアウトだったので、「リフォームで家事動線がスムーズになり、収納も欲しいところにあるので、格段に使いやすくなった」とお施主様に褒めの言葉を頂きました。
全体の様子は高輪M邸をご覧ください。

高級感のある玄関ホール&ギャラリー 高輪M邸-1

高輪M邸

昨夏から設計を始め、先日竣工お引渡しをした高輪M邸リフォームプロジェクトの概要を紹介いたします。タワーマンションの高層階のリフォームですが、220平米強のとても広いマンションですので、何度かに分けて写真を紹介いたします。まず今回ご紹介するのは玄関ホールです。ダブルに重なったアーチをモチーフとしたクラシカルなデザインとなっています。大理石ボーダー貼りの床に、シックなウォールナットの腰壁と丸い折り上げ天井が映り込み、ホテルライクなエントランスホールとなりました。

クラッシックな玄関ホール

このホールはアートギャラリーも兼ね、お施主様のコレクションが楽しく展示できるように、アーチ下にピクチャーフックを仕込んでいます。ここから更に南北に廊下が伸び、室内のプライベートとパブリックスペースが分かれてゆきます。


こちらの写真はリフォーム前のものです。使っていた材料は、それなりのグレードですが、素材と色味のマッチングがあっていなかったことで、どうにも纏まりがつかないホール空間となっていました。お施主様は、購入時にインテリアコーディネーターと相談しながら内装を決めたそうですが、住んで二年ほどでしたがずっと不満に思っていたそうです。
全体の様子は高輪M邸をご覧ください。