Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

リフォーム産業フェアにて専門家向けセミナーを行います

学校・セミナー

来週水曜日の22日の午前10:20から11:50まで、工務店や建築家等の専門家向けのリフォームセミナーを行うことになりました。

リフォーム産業新聞社主催の「リフォーム産業フェア+工務店フェア BARS2011」の一環で、「高額リフォーム受注のためのヒアリング・プラン・プレゼン術」というちょっと生臭いタイトルで行う予定です。

高額リフォームセミナー

現在、リフォーム業界では1000万円を超えるリフォームを高額リフォームと称することが多く、その価格帯での実績が多い設計者としてセミナーを依頼されました。数えてみると、これまでお手伝いしてきたマンション・戸建リフォームで工事総額1000万円を超える事例は25件を超えてきました。

本当のリフォームはまず価格ありきでは無いハズなのですが、色々なメディアやインターネットの情報氾濫のせいで、お施主様も予算を事前に提示することで、予算オーバーを避ける傾向にあることは事実です。僕らの事務所では、素直に予算に従って、その範囲内でのリフォーム提案をすることはあまりありません。それではお施主様のための提案ができないと信じているからですが、詳しい理由と方法論などもセミナーで説明したいと思っています。

一時間半のセミナーでヒアリング術・プラン術、そしてプレゼン術まで教えてほしいとの欲張り企画なので、プラン提案術についてもリフォームデザインのコツを簡単に説明いたします。イメージは、メインでない空間を印象的にする幾つかのデザインについての説明シートです。

リフォーム予算シート

お施主様への概算費用の提示方法は、本来は門外不出の資料ですが、折角お声掛けして貰ったセミナーですので、その一部をお見せする予定です。セミナー参加は事前予約制で有料(3000円)ですが、僕らの経営ノウハウ(?)を思い切って公開致しますので興味のある方はどうぞこちらからご予約下さい。

雑誌「BonChic」の取材撮影@麻布MT邸

麻布MT邸

3年前にリフォーム工事が完成し、お引渡しをした麻布MT邸に雑誌の取材撮影で、久しぶりに伺って参りました。

南麻布のマンションリフォーム

窓いっぱいに公園の緑が映える、60平米(約40畳)のリビングダイニングは、以前と変わらずとても気持ちが良い空間で、写真撮影とインタビューを同時進行しながらも、ついつい大型ソファーに腰かけてのんびりとしてしまいました。因みにこのソファーは西麻布のインテリアショップ「ハンプトンホーム」でお施主様が購入なさったものです。

奥からカメラマンの沢崎さん、各務、そして雑誌編集部の野崎さんです。

麻布の高級マンションインテリア

こちらはリビング部分から大きなアイランドカウンターのあるキッチンを望んだアングルです。お施主様のMTさまと一緒に選んだ照明、きれいなお皿を飾るために工夫した飾り棚、そして華やかさを演出するために設計した間接照明等、思い出がいっぱいのキッチンです。

上の写真を撮影するためにカメラをセッティングしている様子です。左奥の棚に隠れている女性が、ライターの高橋さんで、その右に立っている男性が、手伝いで助けてくれた事務所スタッフの笠原君です。
全体にとてもきれいにお住まいのMT邸ですが、子供コーナーのおもちゃはリビングにあふれ出てきていたので、おもちゃを移動しながらの撮影になりました。

こちらは、有栖川公園の緑が窓いっぱいに広がる飾り棚コーナーです。古い桐ダンスに帯を敷いて、素敵な小物を飾って窓際が演出されていました。

写真コーナーのある廊下

以前はお坊ちゃまの写真だけが飾られていた廊下突き当りの写真コーナーですが、リフォーム後に生まれたお嬢ちゃまの写真も加えられて、とても素敵な雰囲気にバージョンアップされていました。
今回取材・撮影してくだっさった雑誌は「BonChiv(ボンシック)」という主婦の友社の高級インテリア情報誌です。取材撮影にご協力くださったMTさま、どうもありがとうございました!

ペイントリノベーションマンションの見学会

見学記

目黒S邸リノベーションの施工などでお世話になったオリエンタル産業がペイントリノベーションしたマンションのオープンルームに伺って参りました。

ペイントリノベーション実例

間取り変更などを伴わない、ほぼペイントだけで改装した工事だとのことで、ペイントリノベーションと名付けたそうです。

オリエンタル産業が扱っているポーターズペイントの少し濃い、くすんだ色でと堀田カーペットでコーディネートされています。因みに左手キッチンの壁に使われいる色は「鈍色(にびいろ)」という色だそうです。

 寝室の正面に使われている色は「桜鼠(さくらねず)」だそうです。明るさや見る角度によって、ニュアンスが違って見えて、飽きにくい色でした。またポーターズ独特の手塗りのムラも良い感じに仕上がっていました。

寝室を反対側から見たアングルです。置かれていた家具と色合いがマッチしていて、小規模なリノベーション工事ながら、渋めで暗めの色合いのしっとりと落ち着いた雰囲気に仕上がっていました。