Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

リノベーション工事着工 既存設備の撤去完了

杉並区S邸

杉並区S邸リノベーション工事が着工しました。これまで近隣挨拶や管理組合との交渉、工務店やお施主様とのスケジュール確認などを慎重に重ねてきたことで、ようやく工事に取り掛かることができました。

リノベーション工事着工

普通の工事であれば、まずは設備を取り外してからすぐに解体プロセスが始まるのですが、今回は最初からスケルトン状態になっているので、全ての設備業者さんが集まって、一気に各種設備の取り外しがスタートしました。

マンションインターホンの取り外し

こちらは、マンション管理組合側が呼んでくれたインターホンの専門業者と、工事側の電気屋さんが現物を見ながら話している様子です。共通玄関の鍵の開閉と絡むインターホンは、マンションの仕組みを知らない業者が触ると、問題が発生するケースが多いので、管理会社に業者さんを紹介して貰うのが一般的です。

ガスと水道の取り外し

手前では、ガス屋さんがガス配管を張り外し中で、奥では水道屋さんが水抜きをしてから、給水給湯管を外そうとしています。

ファンコイルユニット取外し

天井裏についていたファンコイルユニットは、今回のリノベーション工事で全ての既存機器を撤去して、新しいものに交換することになりました。併せて、冷温水管とドレイン管も交換することになっています。

空調設備屋さんは技術者2名に職人さん4人で入ってくれたので、午後3時頃までにはすべての機器が取り外されました。

こちらは、電気配線を通していたCD管です。不要なCD管は全て外されました。奥に見えている黄色いスポンジ状のものは、空調の冷温水管をカバーしていた断熱材です。夕方までにはほぼすべての機器類が撤去されました。

給水ヘッダーの取付け

既存機器の撤去だけでなく、こちらは水道屋さんたちが、給水と給湯のヘッダーを組み立てている所です。今回は給水・給湯システムも全てやりかえるので、壁裏にヘッダーを隠し、浮き床の下にさや管方式で配管することとしています。

子ども部屋インテリア家具のビベル(VIBEL)の青山ショールーム訪問

神戸M邸

神戸M邸リノベーションの打ち合わせで、フランス発の子供部屋インテリア家具の専門店、ビベル(Vibel)の青山ショールームにお施主様と一緒に伺って参りました。

青山ビベル(VIBEL)ショールーム打合せ

ビベルの中島さんと基本的な情報を確認しながら、どのようなことがビベルで可能かを説明して貰っている様子です。幼児心理学も学んだという中島さんの子供部屋の話しは、とても説得力がありました。

子供部屋インテリアの提案

事前に、担当スタッフの竹田さんから情報を伝え、ピンクが大好きな2歳のKちゃんの部屋の造作家具のアイデアスケッチや、壁紙やファブリックなどのインテリア仕上げ材、小物などの提案を見せて貰いました。実際に使う予定のフローリング材に合わせて、ビベル側で用意できる素材を重ねて、相性も確認させてもらいました。

女の子の部屋のインテリア素材

ビベルは元々はフランスの会社ですが、壁紙やファブリック類はイギリスやアメリカなども物も集めていて、本当に豊富な選択肢の中から選ぶことが可能です。ただ、あまりにもチョイスが多いので、普通のお子様では迷って決めることが出来ないので、ヒアリングでどのような色、物(動物や植物、食べ物やおもちゃ等)が好きかを聞いて、それらにマッチした柄を再度提案して貰うことになりました。

ビベル青山ショールームのインテリア

写真のように、ビベルは子供用の小さな家具(お化粧鏡や小物入れ)や、小物など子供部屋の空間作りのアイデアもいっぱいで、見ているだけでも幸せな気持ちになります。

女の子の部屋のインテリア

ベッドにちょっとした天蓋を付けるだけで、想像力が膨らんで、色々なシチュエーションでの「ごっこ遊び」のアイデアが生まれそうです。

男の子の部屋のインテリア

ビベルには、女の子の部屋だけでなく、当然ながら男の子の部屋のインテリア提案もあります。青と緑をベースにした2段ベッドの空間は、男の子の冒険心をそそってくれそうです。本日はKちゃんは一緒ではありませんでしたが、可愛らしいイメージスケッチやきれいな素材はきっと気に入って貰えそうです。

最終増減見積りのご説明@田園調布F邸

田園調布F邸

約一ヶ月前にお引渡しを済ませた田園調布F邸に、工事費の最終的な増減を纏めたリストを持って、共同設計者のイン・ハウス建築計画の中西ヒロツグさんとスタッフの川野君と一緒にご説明に伺って参りました。

工事費増減の最終説明

解体の途中で判明したシロアリの被害や、その後の仕上げ変更等で発生した増減については、その都度ご説明していましたが、お引渡し+引っ越しが迫った外構部分の増減については、きちんとご説明が出来ていない部分もあったので、それを中心にお話を致しました。

引っ越しの最中に伺って以来でしたので、家具が置かれ、生活が始まった空間を拝見したのは初めてです。キッチン上部と吹き抜け部分に設けた間接照明は、お昼でもちょっと暗い日には点灯しているそうで、空間がのびやかに感じられました。

子どものプレイエリア

1階の奥にある子供のプレイエリアです。チェリーの床材と窓の外の楓の新緑がきれいに映えていました。幼稚園に通っている上の二人のお嬢さま、UちゃんとHちゃんたちのお着替えが置かれているだけで、まだ本格的には使われていないようでした。

お嬢様の可愛らしいピンクの寝室

こちらは2階の女の子たちの寝室です。ピンクの壁紙と現しになった梁、そして可愛らしいベッドやテントが本当に上手くマッチしていて、女の子であれば、だれでもが喜んでしまうようなインテリアに仕上がっていました。

ご長男のS君は、まだ2歳なのでこちらの部屋は古い家具が置かれた、洒落たアトリエ/休憩室のようなしつらえになっています。

子供たちはすっかり建物に慣れて、僕らを秘密の隠れ場所へと案内してくれました。こちらの子供用扉のように見えるのは、階段下の収納の玄関側からの取出し口です。スキー板や海の遊び道具などを、玄関から収納へ直接入れることが出来るように作った小扉が、このような形で活躍してくれているのも嬉しいものです。午前中1時間ほどだけ伺う予定だったのが、すっかりリラックスして、ランチまでご馳走になってしまいました。Fさまどうもありがとうございました!