Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

インテリア素材選びは大カルタ大会?

渋谷R邸

高層マンションリノベーションの渋谷R邸のインテリア素材選びで、工事前の現地に関係者一同が集まって、大カルタ大会を行いました(笑)!

高級マンションインテリア_内装材選び

というのは、勿論ウソですが、床フローリング材とタイル材から、アクセント壁の大理石やクロスの候補、造作家具の仕上げサンプルからスイッチコンセント類まで、多種多様なインテリア素材を床に並べて、仕上げ材を絞ってゆきます。

高級マンションインテリア_内装材選び

今回の大会参加者(笑)はRさまご夫妻、リノベーション工事の施工会社プレステージプランニングの松永さん、造作家具や設備備品の仕入れで入って貰ったGLAUGHTURE(グラフチャー)の大内さん、そして弊社副所長で担当スタッフの前田君と僕、各務の6人です。

高級マンションインテリア_内装材選び

素材だけを見ても、選ぶのは難しいですし、それらが組み合わさった時にどう見えるのかが分かりにくいので、なるべくイメージシートを作って、弊社での施工事例写真やイメージ写真と一緒に見て頂きながら考えてゆきます。

高級マンションインテリア_内装材選び

近くで素材だけを見てると、何を選んでいるのか分からなくなってしまうこともあるので…、

高級マンションインテリア_内装材選び

他の素材と組み合わせて、少し離れた所から眺めて頂いたりしながら候補を絞ってゆきます。

高級マンションインテリア_内装材選び

まだ解体前のマンションですので、例えば水回りなどは、実際に水回りのエリアに素材を持ってゆき、使うシーンをイメージして頂きながら、選んで行きます。

高級マンションインテリア_内装材選び

最初はきれいに並んでいた素材が、バラけてきて、候補が絞られてきているのが判るでしょうか…。

高級マンションインテリア_内装材選び

まだ最終決定ではありませんが、フローリングはノルド(ADワールド)、キッチンのカウンター材はネオリスのライラ、造作家具の仕上げ材は木目を残して塗装したオーク材と濃灰の塗りつぶし材の組み合わせ、扉は人工レザーのグレー色、テレビの背面のタイルや廊下のタイル、クロスの候補も絞ることができました。約2時間掛けての大カルタ大会でしたが、大きな方針を決めることができて、とても充実した時間となりました。

いつものコンセント&スイッチ位置確認

代々木上原I邸

代々木上原のヴィンテージマンションリノベーションI邸は軽量鉄骨(LGS)の下地がほぼ立ち上がったので、お客さまのIさまと一緒にコンセントと照明スイッチ位置の確認に伺って参りました。

LGS下地完了_コンセント&スイッチ位置確認

毎回、ほぼどのプロジェクトでもフルサービスの設計監理プロジェクトであれば行う作業です。図面と現場を照合しつつ、まだ姿を現していないキッチンや浴室、さらに家具などをお客さまに想像して貰いながらの重要な作業となります。

LGS下地完了_コンセント&スイッチ位置確認

僕ら設計側も何度もお客さまの生活シーンを想像しながらスイッチやコンセントを考えてレイアウトしていますが、どうしてもお客さまの生活そのものを見たことが無い中での設計ですので、色々と勘違いが生じて、位置の変更やコンセントの追加などが発生してしまいます。
よくある理由としては、空気清浄機や加湿&除湿器を置く場所、携帯の充電用コンセント、将来のルンバ(お掃除用ロボ)設置場所等でコンセントを追加することが多いと感じています。

LGS下地完了_コンセント&スイッチ位置確認

一通りご説明した後は、Iさまが差し入れて下さったお菓子を頂きながら、先回青の現場監督の石坂さんが作ってくれたサイザル麻の納まり模型を見て頂きながら、細かい取り合いなどをご説明させて頂きました。

LGS下地完了_コンセント&スイッチ位置確認

施工をお願いしているからは、現場監督の石坂さん、監督補助の野口さん、そして毎週の定例打合せや、お客さまもいらっしゃっての打合せ時には片岡社長も参加してくれています。

LGS下地完了_コンセント&スイッチ位置確認

お客さまがいらっしゃる直前の様子です。直前まで、青では現場監督や監督補助がきれいに現場を清掃し、片づけてくれます。
因みに正面の壁は、梁型の下の壁が隣接住戸と面した部分なので、お客さまからのご要望で遮音仕様の壁としています。

LGS下地完了_コンセント&スイッチ位置確認

良く見るとH型に遮音壁が切れているのが分かりますが、ここは大理石製のマントルピースを埋め込む際に、補強する下地材を埋め込むための隙間となっています。このような隙間があると、遮音性能は落ちてしまいますが、あくまでもお客さまの自主的なご要望としての遮音壁ですので、このことも含めてお客さまにご了承頂いております。

LGS下地完了_コンセント&スイッチ位置確認

今回は、コンセントとスイッチ以外にも、先行埋め込み用のCD管もお客さまに見て頂きました。写真左端のオレンジ色の管がそれです。CD管とは簡単に言うと後で電線を通せる樹脂製の管です。先行して配管しておくことで、後から電話線やLAN配線、ステレオ線などを差し込んむことができ、後日内部の配管を差し替えることもできる便利な管です。こちらの部屋はメゾネットの上階の主寝室ですが、壁際にテレビ&ステレオを機器を入れる可能性があるので、予備のCD管を入れてあります。

LGS下地完了_コンセント&スイッチ位置確認

こちらは、後日家具の詳細打ち合わせを、青の石坂さんと造作家具の現代製作所・藤田さんに事務所に来てもらっての打ち合わせの様子です。

LGS下地完了_コンセント&スイッチ位置確認

現場ではこのような様子の上下階を繋ぐ階段をどのように仕上げるかの話をさせて貰いました。

LGS下地完了_コンセント&スイッチ位置確認

サイザル麻床材のモックアップ模型

代々木上原I邸

代々木上原I邸の工事現場でLGS(軽量鉄骨)の下地がほぼ立ち上がったとのことで、担当スタッフの神崎さんと二人で確認に行って参りましたが、施工会社の現場監督の石坂さんからの素敵なプレゼント(笑)にメイントピックは奪われてしまいました。

床サイザル麻仕上げの見切り方

下階の床と階段の床材として採用することが決まっているサイザル麻のディテールの納まりが判るモックアップ模型です!

床サイザル麻仕上げの見切り方打合せ

今回はオーダーの長尺でサイザル麻を床に使うこととなっておりますが…、

床サイザル麻仕上げの見切り方

サイザル麻は目の方向があり、どの目に沿ってカットするかで切断面のきれいさが変わってくるので、他の素材との見切りとなる真鍮目地材との絡みや、壁ととの取り合いをどのようにするとスッキリ納めることができるかを、この模型を見ながら打ち合わせをさせて貰いました。
石坂さんもこういった模型があると僕らが喜んでくれることを良く分かってくれているので、とても嬉しいです!

LGS下地工事@高級マンションリノベーション

さて、本業に戻って(笑)LGSの確認です。今回は外壁側の壁は断熱材を施工するので、GL壁は全て撤去して、LGS下地を立てて貰っています。

LGS下地工事@高級マンションリノベーション

上階の主寝室のLGS下地です。

LGS下地工事@高級マンションリノベーション

因みに、床スラブは精度が悪かったので、全面ではありませんが、不陸(フリク)が酷かった場所は左官モルタルで補修して貰っています。

床スラブ補修工事@高級マンションリノベーション

床が白っぽくなっている個所が補修下箇所です。弊社設計では、引き戸&引き込み戸を多用しますが、引き戸がある場所の不陸は特にシビアに手直してして貰っています。

LGS下地工事@高級マンションリノベーション

所々に変則的なLGSの組み方をお願いしているので、それらを中心にチェックさせて貰いました。

メゾネットのRC階段実測

階段部分は、色々と凝ったデザインを考えているので、LGSとは別に打ち合わせをさせて貰いました。

高級マンションリノベーション計画現地打合せ

設計側で起こした階段部分の図面と、施工側で実測した図面を比べ合わせて、階段のデザインを考えてゆきます。

メゾネット階段の手すりと階段下収納扉の納まりスケッチ

左側のスケッチは辛うじて階段と手すりと分かると思いますが…、

メゾネット階段の手すりと階段下収納扉の納まりスケッチ

これだけ見てもなんのスケッチか、全く分からないと思いますが、このスケッチである程度手摺りのディテールが決まったのです!