Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

関西でのイタリアハイブランドのソファ探し

関西I邸

関西I邸のお客さま、東京で僕らがお手伝いしている空間の雰囲気がお好きでご依頼があった方ですので、打ち合わせの回数は距離のことがあって少な目ではありますが、打ち合わせのスタイルは東京での打ち合わせとほぼ同じスタイルで進めています。つまり、A.間取りの打合せと、B.家具ショールーム巡り、C.キッチン浴室等の設備打合せを順番に回してゆくスタイルです。

ということで、関西エリアでの家具ショールーム巡りをさせて頂きました。まず伺ったのは、大阪アクタスの2階にあるポリフォームのショールームです。

東京でポリフォルムを見ようとすると、新宿アクタスに行くことになり、イタリアハイブランド家具が集まっている青山から遠く感じますが、大阪では、心斎橋エリアにアクタスとアルフレックスがあるので、一度の打ち合わせでポリフォルムとモルテーニを見ることができました。

ポリフォルムでは、モンドリアンのソファを中心に見て、ダイニングチェアも集めて見せて貰いました。

ソファは座り心地よりもサイズ感や張地のことが気になるようでしたが、ダイニングチェアはやはり座り心地で、それぞれの椅子にご夫妻座って頂きました。

一通りの家具を体感した後は、アクタス大阪の弊社担当の村山さんが、そもそもポリフォルムはどういった位置づけにあるイタリア家具ブランドから説明をして下さいました。

ソファーのレザーの張地や…、

家具の塗装のサンプルを見せて貰いました。

次に伺ったのはアルフレックスの入ったビルの上階にあるモルテーニのショールームです。こちらはワンルーム全てモルテーニの世界観で纏めているので、お客さまのテンションも上がったようです。

渋谷区Q邸でも採用して頂いたラウンジチェアのケンジントンは、Iさまご夫妻にも好評でした!

ショールームの一番奥にあるコーナーが、ちょうど関西I邸のリビングエリアとほぼ似たサイズで、置きたいソファのレイアウトやテレビの位置関係も参考になるので、こちらでソファを体感しながら打ち合わせもさせて頂きました。

50分の1の図面上に、スケールを合わせた部品シートを置いてレイアウトを確かめることできるセットをショールーム側で用意してくれているので…、

早速それをお借りしてレイアウト検討もさせて貰いました。

モルテーニの後には、折角なのでアルフレックスのショールームも拝見させて頂きましたが…、

残念ながらIさまご夫妻の琴線に触れるような家具は見つかりませんでした。

この日は少し時間に余裕があったので、フローリングブランドのIOCの大阪ショールームも事前予約して、拝見させて貰いました。

IOCのオークを中心としたフローリングを並べて貰いましたが、色味としては白ふき取りで、節があまりなく、かつペットのワンちゃんが滑りにくいものを選んで欲しいとのことで、こちらにある程度選択を撒かせて頂くこととなりました。

LGSのカーブ天井下地の組み方@渋谷R邸

渋谷R邸

高層マンションリノベーションの渋谷R邸の現場が進んで、天井のLGS下地を組み始めています。

天井カセット式エアコンが入る部分は下がり天井になり、リビング部分の中央はなるべく天井高さを確保したいとのお客さまのご要望で、折り上げ天井を高く設定しています。

折り上げ天井は部屋の形と、床に置くソファのレイアウトに沿うようにカーブを描いています。

こちらがカーブ部分の天井の組み方となっています。カーブ部分はLGSに細かく刻み目を入れて、事前に木型で作った型に沿って曲げてくれています。

カーブ部分を真下から見たのがこの写真です。

曲がった天井下地

この下地に曲げベニヤ板で制作した間接照明のアゴを取り付けてゆきます。

曲がった天井下地に取り付けるカーブした間接照明のアゴ

後日現場に届いたものですが、写真で大きなカーブを描いたものが、その間接照明ボックスです。

曲がった天井下地に取り付けるカーブした間接照明のアゴ

真横から見るとこのような形状になっています。

先行して組まれているウォークスルークローゼットは、既存再利用する建具と枠が保管されていました。

クローゼット内部は既に石膏ボードが張られ、床下用の際ネダ(キワネダ)の施工も始まっています。

根太は床を支える部材のことですが、際根太は特に壁際で床材を支える役目を担います。遮音のことを問題にならない昔は、壁に直接取り付けることもありましたが、特にマンションなどで下階への遮音のことが問題になるようになってからは、床の振動が壁に直接伝わらないように縁を切って施工するようになりました。

壁下地のLGSとはプラスチック片によって直接接しておらず、自立していることがこの写真で分かると思います。際根太には穴があけられており、そこから床下へと脚が伸びていますが、水平レベルを取った後、穴に特殊な接着剤を流しいれると、床下へと接着剤が流れて脚が固定されるという作りになっています。


現場監督の森川さんと、弊社設計担当の前田君が現場を見て回っています。

平面計上が最後まで動いていたユーティリティー部分は配管経路が間違っていないかを一緒に確認させて貰いました。

この日は床暖房用のペアチューブの処理もしていたので、職人さんにやり方を聞きました。

床暖房を接続する位置でペアチューブを切断し、

端部をホースで仮繋ぎして、

床に打ち込んだアンカーと固定しつつ、ケーブル線と共に絶縁テープで巻きこんで…、

さや管(緑色の管)でカバーをして、端部処理の完成です。

まだ、骨組み段階ではありますが、端正な空間構成が徐々に固まってきています。

リフォーム産業新聞にザ・ライブラリーが紹介されました

ザ・ライブラリー

TAGKENとの共同リノベーションブランド、ザ・ライブラリーの取り組みが、リフォーム&リノベ業界で最も権威がある新聞であるリフォーム産業新聞にて紹介されました。

ザ・ライブラリー@リフォーム産業新聞

「2億円超え新築マンションのリノベ」と中々にセンセーショナルな煽り記事(笑)ですが、中身はオンラインで1時間ほど掛けて担当編集者が取材してくれた内容を忠実に記事にしてくれております。
詳しくは、ザ・ライブラリーのブログ記事をご覧ください。