キッチンや水回りの設備、さらにはソファやダイニングセットなどの置き家具も選定を進めている最中の外苑前C邸ですが、内装材の選定も見積り図提出前にはある程度は決めておかないといけないので、ここまで候補に挙がってきた素材を事務所の打ち合わせテーブルに並べて見比べて頂きました。
素材の中でも、一番面積を占めるベースになるフローリングについては、もっと大きなサンプルで確認したいとのお話があり、青山にあるIOCのショールームに同行させて頂きました。
ここまで、幅があって、節などの素材感も適度にあって、それでいてリーズナブルな価格帯のカンヌシリーズで選定を進めてきました。ショールームでは、僕らが仮決めしていたものと、似たようなフローリング材を事前にお願いして床に並べて貰いました。
全体のイメージとしては、僕らが持っていた小さなサンプルとほぼ同じことを確認して頂きましたが、色幅があることや節の大きさや出現の頻度が気になるとのことで…、
立ったり座ったり、離れたり近寄ったりと、色々な角度からフローリングを見て頂き、最終的には当初から選んでいたカンヌグリで進めることに決めて頂きました。
キッチンのカウンター上の壁材として大きなデザイン要素になる、大判の大理石調タイルについても、目黒のあるアークテックのショールームにて実物を見て頂きました。
イタリアのグラニティ・フィアンドレ社のマクシマムシリーズは、白系から黒系まで色味や柄が豊富にあります。やはり白色のカラカッタ系の色と柄を良さそうだとのことで、
ショールームの引き出し式大判タイル収納を引き出して、実物の柄と色味を見て頂きました。
上の写真と同じタイルを見ている写真ですが、アークテックでは照明の色温度を変えることができるので、上では2700K(ケルビン)で、下では実際に照明として使う予定の3000Kで見せて頂きました。こちらはカラカッタ・スタトゥアリーオで決定となりました。
完成後の外苑前C邸の様子もどうぞご覧ください。