Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

設計契約&工事契約そして解体@お台場K邸

お台場K邸

昨年から計画がスタートしていたお台場K邸、海外在住のお施主さまKさまが工務店との契約と工事着工前の近隣挨拶のために、来日してくださいました。

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事務所にお施主さま、工事をお願いすることになったSOUの尾崎社長、そして僕、各務の三者で工事契約書を読み合せてから記名捺印してゆきました。実は、僕らとの設計契約もまだでしたので、その前に重要事項説明をしたうえで、設計契約にもサインをお願いいしました。

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スカイプでのお話や、サンプルを郵送してみて貰っていましたが、物を見ながらの打合せは久しぶりでしたので、復習を兼ねて仕上げ材の確認をさせて頂きました。

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契約の翌日にはお施主さまと一緒に現地で、管理事務所への挨拶と、近隣住民の方々へのご挨拶周りを致しました。挨拶が終わったところで、先日部分解体した結果を改めて現地でお施主さまにご説明いたしました。

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Kさまも現地をゆっくり見るのは久しぶりでしたので、どこがどうなるかを現地の空間でシュミレーションして疑似体験して頂きました。

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Kさまを囲んで、現場監督をお願いすることになった中川さんとうちのスタッフの前田君、私各務の4人での着工前の記念撮影です。長かった準備期間もようやく終わり、いよいよ工事着工です。
…と書いているうちに日ほど過ぎて、ほぼスケルトンにまで解体が済んだので、見に来てほしいとSOUの中川さんから現場に呼ばれました。

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ほぼスケルトンの現地の様子です。

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床スラブの段差とその中を通る給水給湯と排水管の様子もしっかり判ります。

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以前は天井点検口から一部しか見えていなかった天井裏に隠されていた排気ダクト類や自火報、スプリンクラーの配管もすべてが確認できました。

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墨出しをしておいてくれた中川さんと前田君が問題点を打合せしている様子です。基準にすべきラインは事前に確認していたので、デザイン的には問題ありませんでしたが、それらを実現するためには設備配管類を移設吸う必要がありそうです。

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二人で細かい寸法や設備配管位置まで確認していってくれています。

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当初から問題になっていた、移設したトイレの排水ルートを判りやすく実物模型(?)で示してくれている様子です。トイレ排水は背面抜きにしてそこから勾配を取ってスラブ段差まで持ってゆく計画です。

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こちらは現地で中川さんが描いてくれたスケッチです。排水管の勾配と、その上に置床のパーチクルボード、床暖房用の下地合板、床暖房、フローリングと張ってゆく順番に層ができてゆきます。従来の床レベルからどのくらい上がることになるかを、このスケッチで確認致しました。

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天井裏のダクト類についても、やはり天井のスラブ段差との絡みで、写真上部に見えているロスナイを廊下に移設したり、スプリンクラーの配管ルートを変更する必要がありそうでした。お施主さまのKさまには、当初よりある程度の予算のバッファーを見て貰っておりましたが、その中で納まるかどうかの見積りも急いで作ってもらうことになりました。

 

 

 

 

7種類の取り扱い説明付の竣工お引渡し@六本木N邸リノベーション

六本木N邸

設計&施主検査で見つかった問題点の補修や未成部分の施工が終わった高級リノベーション工事、六本木N邸も無事竣工お引渡しとなりました。

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中央にお施主さまのNさまご夫妻、リフォームキューの営業と現場担当、キッチン施工、ウォークインクローゼット支給工事、、家具コーディネーター、テレビAV関連工事、そして電気工事、照明関係の方々との竣工時記念撮影です。先に帰ってしまったオーダーユニットバスの担当者も含めて、7種類の設備等の取り扱い説明付きの長時間お引渡しでした。

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こちらは前日に3時間ほどかけて調整して貰ったテレビ・AV・音響と空調&照明&窓のブラインドすべてを連動させるクレストロン制御のスマートホームシステムです。今回は施主支給工事で別途工事だったので、補修工事のタイミングで入ってもらいました。

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お施主さまお手持ちのコンピューターゲームも接続したAV収納の内部レイアウトの様子です。背部からテレビやスピーカーに繋げる配線スペースがありますが、機器量が多く作業も大変だったようですが、うまく作動するように調整できたようです。

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テレビシステムの取り扱い方法をB&Oの村瀬さんが説明してくれました。

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お預かりしていたアイ・パッドを持ち帰ってソフトをインストールして、コントロールシステムの端末として使えるようにして貰っています。

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家具レイアウトをした際に、2か所用意してあったエアリアルヨガの場所の一つは使わないであろうことがわかったので、急遽セール中のB&Bのお店に伺って、ちょうど在庫があったパトリシア・ウルキオラデザインのラウンジチェアのHUSKを購入することになりました。

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在庫品で購入できたのは黒いファブリックだったので、もう一色予備用にクッションを購入することにして、そのアクセントカラーを選んでいる最中です。

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メイズの柚澤さんに選ぶのを手伝ってもらったベッドのリネンの肌触りを確認して頂きました。

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主寝室のカーテン、足元のラグの入って、ほぼ完成形になった主寝室です。シックでスタイリッシュでカッコよいです!
1点だけ遮光仕様でお願いしたカーテンでしたが、足元が少し浮きすぎているので、こちらについては再調整して頂くようお願いいたしました。

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お引渡し時の取り扱い説明も多岐にわたりました。洗面脱衣の使い方の後に、オーダーユニットバスの説明を東京バススタイル和久田さんにお願いしました。

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浴室内テレビの使い方やオーバーヘッドシャワーや追い炊きの方法を丁寧に説明して貰っています。

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キッチンはSSKの臼田さんです。主にガスレンジとオーブンの使い方を奥さまに説明して貰いました。

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タイム&スタイルにお願いしたウォークインクローゼットの使い方はそれほど難しくありませんが、ベルト掛けなどの取り付け位置を指定して頂きました。

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こちらは事前に奥さまに現地に来ていただいて、ダイニングの床に敷くラグを選んでい頂いていた様子です。マナ・トレーディングが扱っているベルギーさんの高級ラグ、リミテッド・エディションとアメリカのチルウィッチのコントラクト用ラグのサンプルをお見せいたしました。

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スタイリッシュでカッコよいラグばかりですが右下のレザーを使ったダークなものに決定いたしました。

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ミノッティのソファーのクッションの色彩、肌さわりが思っていた以上に地味だったので、追加でクッションを作りたいとのことで生地サンプルも持ってゆきました。

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とても仲の良いご夫婦で、ここまでデザイン決定ではほとんど同じご意見だったNさまたちですが、このクッション選びではお二人の意見に相違があって、相当苦戦致しました。

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お二人それぞれに選んでいただいた生地を並べてみましたが、お互いの意見を尊重しながらも、アッチコッチと悩み続けて、結局この日は決めることができませんでした。

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丸々4時間ほど掛った取扱い説明とお引渡しの種類説明ですが、何とか無事終えることができました。根気強く最後までご説明を聞いてくださったNさまご夫妻、どうもありがとうございました。そして無事の竣工お引渡し、どうもおめでとうございます!

 

 

 

 

青山I邸のLGS壁下地

青山I邸

青山I邸の現場にLGSの壁下地が立ち上がったとの連絡を貰ったので、お施主さまのIさま母娘と一緒に現場を訪問して参りました。

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リフォーム設計&工事請負の大手リフォーム会社M社のKさんに立ち会って貰っての現場です。通常僕らは設計したプロジェクトの現場監理という形で現場を訪問しますが、今回のプロジェクトではリフォームアドバイスという形でのお手伝いなので、あくまでも施主代行としての立ち合いです。

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マンションの最上階住戸なので、天井裏スラブには吹き付け断熱を施して貰っています。アイシネンという断熱材を使っているそうです。本来であれば、熱橋を防ぐために梁裏も断熱すべきなのですが、梁下に寸法をなるべく高くしたいとのIさまのご要望で圧愛しています。

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屋上階住戸の良さで、このお部屋にはトップライトが2つあります。一つ目がこの玄関のものです。

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玄関横に設けている来客用トイレの排水管きれいに接続されていました。床下には十分なスペースが無いので、背面抜きの便器を使って、壁ライニングと洗面カウンター下を通して反対側のPSまで排水管を繋げています。

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浴室+洗面エリアの壁も立ち上がってきました。

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かつて水回りがレイアウトされていたエリアは、床スラブが一段落ちているので、排水管も余裕をもって配置されています。管径が違うので、トイレからの汚水管と浴室からの雑排水配管がクロスしていますが、勾配もきちんと取れているので問題なさそうです。

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玄関入ってすぐのホールの壁下地です。LGS下地の腰高さ部分にベニヤ板が張られていますが、これは将来的に手すりを設置したくなった時のための補強材です。事前の打合せで、すべての展開図のどこに下地材を入れておいて欲しいかのリクエストを聞いてくれているので安心です。

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ダイニング部分にもう一つのトップライトがあります。ちょうど天窓周りの枠を補強している最中でした。左奥に見える明るいスペースがキッチンエリアです。

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キッチンのカウンター上に設ける開口部からリビングエリアを覗いているアングルです。この開口部にはショールームでIさまが一番気に入っていた、ゴールド色のスライド式扉が付くことになっています。給水給湯管、さらにはシンクと食洗器からの排水管も所定の位置に立ち上がっていました。

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リビング側から見返した写真です。左からキッチン、ダイニング、ホール、さらに壁の奥にご主人さまのようの書斎が並んだ構成です。次回訪問するのは、ボード張りが始まった頃のタイミングで、コンセントや照明のスイッチ位置を現地で確認することになります。