建ったばかりの森ビルの新築高級レジデンス、虎ノ門ヒルズレジデンスのリフォーム計画では、リフォームの内容と同程度の高い密度のインテリア計画が求められています。
お施主さまとしては、同じビル内にあるホテル・アンダーズ東京や、こちらの写真レジデンス部分のエントランス・ホールのインテリアと、今回ご購入なさった部屋のインテリアが同じレベルになるようにしたいとのご希望なのです。
因みに、こちらがレジデンスのロビーのインテリアです。ホテルとレジデンス共に、ニューヨークのインテリアデザイナーTony Chi氏のデザインです。
リフォームとインテリアを早いスケジュールで同時に進めて、さらに家具備品の搬入やセッティングまでを行うことになると、僕らの事務所だけでは心許ないので、インテリアコーディネート事務所のメイズの柚澤さんと小島さんに一緒にチームを組んでもらうことになりました。
虎ノ門ヒルズのカフェでお施主さまと打ち合わせをしている様子です。左側の男性は、うちの担当スタッフの前田君です。
工事をお願いすることになった、リフォームキューの岩波さんに立ち会ってもらい、キッチンをどのように改装するかを検討している様子です。既は存ご覧のとおり、シンプルでクリーンなキッチンですが、手許を隠す小壁をどのように見せるかが一番重要なポイントになりそうです。
こちらが、キッチン部分の打ち合わせ用に作ったスケッチです。トイレでも使っている大理石と同じ柄の石を小壁のミニカウンターだけでなく、連続するように繋げるアイデアです。
また、別のタイミングでは、虎ノ門ヒルズから至近の距離にあるメイズのショールームにお施主さまと伺って、家具やその素材についても打ち合わせをさせて頂きました。
リフォームが完成する時期に合わせて家具・備品を入れたいので、国内に在庫がある輸入家具か、あるいは国内生産している高級家具から選ぶことになります。現時点では、アルフレックスのソファ+ダイニングセットをベースに、ミノッティのセンターテーブル、オルーチェのペンダント照明やアルマーニ・カーサのスタンドライトなどを散りばめてゆくイメージになりそうです。
更に、建築的にはソファーの背面の壁に大々的に大理石を張って、小壁や玄関にはカラーガラスや鏡、突板壁を配してゆく予定です。
リフォーム完成後の様子はこちらをご覧ください。