南平台N邸のダイニング天井のカラーガラス張り工事の様子です。
こちらのお宅の空間的見せ場になる予定の箇所、天井のカラーガラス張り工事が始まっています。
このように手前のダイニング部分から、スチールサッシの向こうの廊下まで、天井一面がガラス張りとなってゆきます。
高級ホテルのラウンジのように、シックで大人っぽくて、それでいてリッチに感じる空間をと考えて、このカラーガラス張りの天井のアイデアが生まれてきました。ただ、施工面での難しさがあったので、ディテールや取り付け方法についても施工側と何度も打ち合わせをして決めて行きました。
一般にカラーガラスは鏡などと同じように、強力な両面テープと接着剤を使って張ります。両面テープは短期的な接着に、接着剤は長期的な接着に役に立つ仕組みとなっています。ただ、天井にガラスを張る場合は、少しの歪みも反射で目立ってくるので、写真のような押さえ金物を使って、両面テープは緩衝材としてののみ使い、この金物と接着剤でフラットになるように取り付けてもらいました。
こちらがガラスの間を通っている照明ボックス内にカメラを突っ込んで撮影した写真です。職人さんがガラス押さえの金物をビス止めしています。
天井に絡む形で、廊下の突き当たりとダイニングの一部の壁にも、違った色のカラーガラスが張られます。こちらは基本に忠実な形で、両面テープと接着剤の併用です。
天井のカラーガラスが張り終わった様子です。まだ照明が入っていない段階で、このアングルでは迫力が伝わりにくいでしょうが、通常の住宅空間で見ることのできない、特殊な空間に仕上がりつつあります。
同時進行で、リビングの飾り棚も取り付けが進んでいます。柱型を避けるように左右に箱を入れて、柱型部分にも左右を繋げるダミーの扉を取り付ける予定です。
反対側の壁には、テレビ用のニッチが出来上がりつつあります。下部の収納棚にもカラーガラスを張った扉が付くことになっています。