Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

カラーガラスを使ったインテリア

南平台N邸

南平台N邸のダイニング天井のカラーガラス張り工事の様子です。

140312color_glass-01

こちらのお宅の空間的見せ場になる予定の箇所、天井のカラーガラス張り工事が始まっています。

140312color_glass-02

このように手前のダイニング部分から、スチールサッシの向こうの廊下まで、天井一面がガラス張りとなってゆきます。

140312color_glass-03

高級ホテルのラウンジのように、シックで大人っぽくて、それでいてリッチに感じる空間をと考えて、このカラーガラス張りの天井のアイデアが生まれてきました。ただ、施工面での難しさがあったので、ディテールや取り付け方法についても施工側と何度も打ち合わせをして決めて行きました。

140312color_glass-08

一般にカラーガラスは鏡などと同じように、強力な両面テープと接着剤を使って張ります。両面テープは短期的な接着に、接着剤は長期的な接着に役に立つ仕組みとなっています。ただ、天井にガラスを張る場合は、少しの歪みも反射で目立ってくるので、写真のような押さえ金物を使って、両面テープは緩衝材としてののみ使い、この金物と接着剤でフラットになるように取り付けてもらいました。

140312color_glass-09

こちらがガラスの間を通っている照明ボックス内にカメラを突っ込んで撮影した写真です。職人さんがガラス押さえの金物をビス止めしています。

140312color_glass-10

天井に絡む形で、廊下の突き当たりとダイニングの一部の壁にも、違った色のカラーガラスが張られます。こちらは基本に忠実な形で、両面テープと接着剤の併用です。

140312color_glass-04

天井のカラーガラスが張り終わった様子です。まだ照明が入っていない段階で、このアングルでは迫力が伝わりにくいでしょうが、通常の住宅空間で見ることのできない、特殊な空間に仕上がりつつあります。

140312color_glass-11

同時進行で、リビングの飾り棚も取り付けが進んでいます。柱型を避けるように左右に箱を入れて、柱型部分にも左右を繋げるダミーの扉を取り付ける予定です。

140312color_glass-12

反対側の壁には、テレビ用のニッチが出来上がりつつあります。下部の収納棚にもカラーガラスを張った扉が付くことになっています。

 

半年点検@代官山T邸

代官山T邸

昨夏にマンションリフォームで竣工お引渡しをした代官山T邸に半年点検で伺って参りました。実は、現在工事中の南平台N邸のお施主さまは、Tさまからのご紹介で、場所もすぐ近くなので、Nさまの工事が終わる前であれば、施工側の補修工事もしやすいのでこのタイミングで点検させて頂きました。

140312hantoshitenken@daikanyamaT-1

いつ伺っても本当にきれいにしていらっしゃるTさまのお宅です。事前に気になるところをTさまにチェックして頂いていたので、比較的スムーズに点検を行うことができました。

140312hantoshitenken@daikanyamaT-2

最も多かった問題は、塗装のヒビとハゲで、それらに関しては、塗装屋さんが同色のペンキをTさまにお渡ししてあったので、それを使ってタッチアップすることになりました。廊下はダウンライトの電球が切れていたので、後日電球を購入して(購入費用は別途です)、交換する方法をお伝えさせて頂きました。

140312hantoshitenken@daikanyamaT-4

浴室の扉は、先回のリフォームでは触っていない部分でしたが、ガラスの下端についているゴムの水除け部分がゆるんでしまっているとのことでした。こちらは別費用となりますが、施工をお願いしていたリフォームキューに用意して貰って交換することとなりました。

140312hantoshitenken@daikanyamaT-3

寝室は、後で納入したミノッティの皮張りのラウンジチェアとオットマンのコーティングがなされていないので、そちらをお勧めいたしました。

140312hantoshitenken@daikanyamaT-5

本日はTさまがご不在で奥さまにご対応頂きましたが、こちらの点検補修よりも、話題はもっぱら工事中の南平台N邸の状況についてで、奥さまも完成した際に見学させて貰うことが楽しみだと仰ってくださいました。

 

 

 

雑誌取材&撮影@六本木T邸

六本木T邸

つい先日、2年半点検とその補修が終わったばかりの六本木T邸ですが、リクルート社の雑誌「都心に住む」の取材と撮影で再訪させて頂きました。

140304ropponngiT_shuzaisatuei-1

左から、カメラマン一井さん、都心に住む編集部の江原さん、ライターの森さん、そして私、各務です。補修で壁全面を塗り直すことになり、Tさまが近所にお引越しをして頂いていた合間を縫って、取材・撮影にご協力頂きました。

140304ropponngiT_shuzaisatuei-2

今回の特集は「NY・世界のタワーマンション探訪(仮)」とのタイトルで、ニューヨークのタワーマンションと日本のタワーマンションを比較する企画とのことで、東京を代表するタワーマンションでもある六本木ヒルズレジデンスのTさま邸に白羽の矢が立ったようです。

140304ropponngiT_shuzaisatuei-3

こちらのお宅は、日中もカッコ良いのですが、照明計画にも凝っており夜景も素敵なので、無理をお願いして、午後3時から途中一休みを入れて、夕方6時半まで撮影して貰いました。

140304ropponngiT_shuzaisatuei-4

室内を取りながら、タワーマンションならではの屋外の景色を撮るのは非常に難しいそうで、カメラマンの一井さんもアングルや露出を色々と工夫して下さったようで、仕上がりが楽しみです。

140304ropponngiT_shuzaisatuei-5

この写真は、各務が日中に撮影してみた写真です。5月に発売される号に掲載される予定で、ニューヨークのマンションの事例として、ニューヨークS邸も掲載されるかもしれないとのことなので、どうぞ楽しみにしていてください。