よくリフォームの見積りに雑工事という項目がありますが、ちょうどそのような工事が南平台N邸でも行われていました。
先日から組み立てていたウォークスルータイプのクローゼットの調整とシール打ちの様子です。ガラスや鏡部分には、ぶつからないように養生テープでバッテンが記されています。
中央に置かれた特注の小物棚は、両側から引き出せるようなシステムを考えましたが、ちょっと引っ掛かりあり、動作がスムーズでなかったため、アルフレックス社の担当の中山さんに来て貰い、調整方法を考えて貰うことになりました。
洗面所からウォークスルークローゼットを通して寝室までの見通しです。洗面カウンターではやはりシール打ちが行われていました。
主寝室のベッドサイドに設けた小物置きと枕元照明の微調整も行わせて頂きました。小物棚の奥の塗装部分は艶なしで塗装されていたので、使い勝手を考えて3分艶に塗り直してもらうことになりました。
浴室には、新しい水栓とシャワーの取付けが無事終わっていました。奥に見えるサウナブースのシール打ちも終わっているようでした。
リビングの床は既存の石張りを活かしていますが、傷やカケている個所があったので、目立った箇所については補修して貰いました。
こちらがその補修道具です。欠けている箇所には、穴埋め材を詰めて十分に乾燥させてから、3種類のバフで荒い目から細かい目まで順を追って丁寧に磨いてゆきます。
造作家具でも、家具のラインが床の石目地とずれている個所が見つかったので、事前に訂正して貰いました。家具にも細かい傷やヒビが入っていたので、補修屋さんに入って貰い、それらの個所を直して貰いました。
良く見積りで雑工事とは何かとお施主さまに確認されるのですが、このようにリフォーム工事の大項目(造作家具や大工工事といった大きな項目)に分類しきれない細かいけれど重要な工事のことだとご説明しています。具体的には以下のような項目が入れられることが多いようです。
- 補修(手直し)工事
- シール打ち工事
- 鏡取付け
- 金物取付け
- クリーニング
- アート取付け工事
雑多な種類の工事という意味で、決して雑な工事というわけではありませんので、念のため…。