Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

解体検査はスカイプで!

中央区Y邸

リフォームアドバイザーとしてお手伝いしている中央区Y邸の解体工事検査に伺って参りました。現在東南アジアに赴任中のYさまは、スカイプでの参加になりました!

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設計施工で請負工事をしてくれているライフデザイン社の山碕さんが持っているのがアイパッドで、スカイプで交信中の様子です。

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すっかりきれいに壁と床を剥がされた現場で、細かい設備の取り合いをスカイプのカメラで写しながら打合せしました。残念ながら、現場の光量が少ないので、細かいディテールの様子までは届けることができませんでしたが、とても有意義な検査になりました。

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水廻りエリアの解体状況です。浴室だった部分はスラブが下がっていることは、竣工時の図面通りで、鋳鉄管の竪配管も予想以上にきちんと施工されていました。

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こちらは鋳鉄管の接続部分の詳細です。鋳鉄管に直接VP管(硬質ポリ塩化ビニル管)を繋ぐことはできないので、写真のストラブ・グリップ・Gタイプという製品を使うそうです。特徴としては、①オールステンレス製で腐食に強く、②軽量・コンパクト、③優れた耐震性能、④二次加工不要の施工しやすさ、等が挙げられるそうです。

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かつての居室は、シンダーコンクリート(嵩上げ用軽量コンクリート)で嵩上げされた中に、給水・給湯・ガス管が埋設されていることが判っていましたが、きれいにシンダーコンクリートを斫る(ハツる)ことができて、全ての配管を専有部分内で更新することもできることが判りました。

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今回の計画では、かつてリビングだったところに主寝室を持ってゆき、寝室が3つ並んでいた個所にリビングダイニングキッチンを移設するという、大シャッフル計画なので、給水・給湯・ガス管も全て移設する必要があります。かつての寝室部分にそれぞれの管を持ってゆくために、コンクリート躯体壁に穴をあける(専門用語ではコア抜き)作業が必要で、その為の事前準備で、レントゲン写真で鉄筋の位置を探り出した状況です。予想以上に鉄筋が密に入っており、施工は大変ですが、建物の頑丈さは確認できたので、お施主さまのYさまも喜んでいらっしゃいました。レントゲンについては、以前別のプロジェクトでレントゲン検査に立ち会った際の様子をご覧ください。

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左からライフデザイン社の設計の鶴崎さん、現場の長尾さん、営業の山碕さん、カガミ建築計画の竹田さんが、設備の取り合いを打合せしている様子です。排水管の接続や、ダクトのルート等、設備的な問題をほぼ全てクリアすることができました。

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時間的には前後してしまいますが、先月中ほどに工事契約をした際に最後の仕上げチェックをした際の様子です。

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しばらく海外に赴任している間にリフォーム工事を進めることになるので、お施主さまのYさま、設計施工のライフデザイン、そしてデザインアドバイザーの僕らのチームワークが一番重要な工事になりそうです。

中間検査@品川区Y邸

品川区Y邸

先日の木軸の森から、一気にボードが張られた品川区Y邸に、中間検査でお施主さまと一緒に伺って参りました。

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ボードが張られると空間の大きさが実感できることと、スイッチやコンセントの位置を変更できる最後のタイミングなので、この段階で中間検査をするケースが多いのです。

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天井の段差や冷蔵庫カバーもボードやヘベニヤ板が張られることでボリュームとして確認・実感していただくことができたようでうす。

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現場監督の斉藤さんがキッチンの配管を説明してくれている様子です。小学校6年生のご長男も興味深そうに説明を聞いてくれていました。

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廊下部分も枠が取りつき、ボードが張られたことで、部屋のボリュームと繋がりも判ってきました。全てが引き込み戸なので、大工さんの施工も大変そうでした。

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リビングからプライベート廊下への建具は、単純な引き込み戸ではなく、段差がある特殊ケースなので、大工さんと家具屋さん、建具屋さんが打ち合わせながらレールを設置してくれました。

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先日のチェック時に急きょ追加してもらうことになった、収納横の棚も設置されていました。家具屋さんにきちんと作ってもらう棚は結構高価ですが、ランバーコアやベニヤ板といった現場にある材料で箱を組んでもらい、クロスを巻き込んで仕上げるスタイルの家具は、現場監督さんとの交渉で安く作ってもらうことも出来るのです。

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こちらはトイレのボード下地状況です。左側のカウンター下には手洗いの排水管が通っていますね。正面の四角いくりぬきには、トイレットペーパー等を収納するボックス家具を埋め込む予定です。防火区画を家具で貫通してしまう訳にはゆかないので、そのボックスを設置する前に、鉄板を背部に張ってもらうことになっています。

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こちらは冷蔵庫壁の後ろに作ってもらったニッチです。照明スイッチと絡めた、ちょっとしたデザインです。

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玄関三和土(たたき)部分のモルタル下地の状況です。当初はモルタルのままで仕上げる予定でしたが、野球をやっているご長男が泥だらけの靴で帰ってくることがあるとのことで、この上からシートで仕上げることとなりました。折角、左官屋さんがきれいに仕上げてくれたので、このまま使いたかったところですが、残念です。
中間検査の結果、ほぼすべての問題が解決でき、工事についてもご納得頂くことができました。Yさま、そしてK君、お忙しい中どうもありがとうございました!

塗装下地作り@代官山T邸

代官山T邸

ボード張りが一通り終わった代官山T邸の現場では、塗装の下地作りが始まっていまし た。

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空間としては、ほぼすべての壁と天井にボードが張られたので、ボリューム感が確認できる状態になりました。

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こちらはリビングの一角に作った、ワンちゃんたちのための棲家のボード下地状態です。背面にあったクローゼットの隙間を使ったスペースで、ソファーの背面にあまり目立たないようしながら、かつ存在感を発するために、写真のような斜め天井のデザインとしました。

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塗装下地作りとは、ボード同士の継ぎ目や、以前の塗装壁と新しいボードとの継ぎ目をパテで埋めて、乾いてからサンドペーパーで削る作業を3度ほど繰り返す、ある意味とて も地味な作業です。ただ、これをどこまで丁寧にするかで、塗装壁のヒビに影響するので、作業の時間をきちんと確保して頑張って貰っています。
先日は穴ぼこだらけだった廊下の天井はすっかりきれいになっています。廊下のクローゼット収納の箱もすでに収まっていました。

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寝室の背面収納も箱が入っていました。こちらはウォールナット仕上げなので、しっかりとした存在感がありますね。その下の壁ボード部分は、パテ処理がされ始めています。右側にはちょっと不思議な箱が埋まっています。

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こちらがその箱の詳細です。テレビと接続するアンプやDVD、ゲーム機などを設置するための棚です。ボリュームも大きく、熱を発生する機器なので、クローゼットの中に飛び出るような形で納めています。箱の上部には熱が逃げるような工夫をしています。

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キッチンには、木目模様のシートが置かれています。ダイノックシートと呼ばれるシートで、目の前や手の触る位置に張ると、偽物(プリントもの)であることがバレてしまいますが、天井などの離れた個所に張ると、それなりの本物感が生まれるシートです。

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夕方には、このようにリビングの折り上げ天井にシートが張られていました。これだけ離れていると、本物の突板を張ったように見えますね。

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こちらは予備室です。T様がトレーニングルームとしても使う予定の部屋で、懸垂をするためのバーを天井から吊って欲しいとのご依頼があって、折り上げ天井とセットで懸垂バーをデザインしました。この折り上げ部分にもダイノックシートが張られました。

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先ほどのペットスペースですが、斜め天井を活かしたデザインとするために、間接照明を設置することになっています。LEDの照明をどの位置につけるかを、現場監督の岩波さんと一緒に実験している様子です。

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実験の結果、このような寸法で設置して、前垂れカバーを作ってもらうことになりました。

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フロス社のペンダント照明が現場に届いたので、検品している様子です。先日フロスショールームでLEDに組み替える実験をした製品です。どのような光具合になっているか、とても楽しみです。