Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

部屋ごとに色を変えた白金N邸の塗装工事

白金N邸

部屋ごとに塗装色を変えた白金N邸の塗装工事が始まっています。

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赤味の入ったベージュ色のダイニングは、まだ照明がきちんと入っていないので、最終的にどう見えるかは判りませんが、他の部屋とは全く違った落着きのある空間になりつつあります。折り上げ天井のメダリオンもきれいに塗装されていました。

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丁寧に下地を作ってから の工事だったので、思っていた以上に順調で、現場を見に行った際にはほとんどが終わってしまっていました。リビングには、造作家具の扉を塗装したものが乾燥中で並んでいました。

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リビングの折り上げ格天井も塗装されたことで、一体感が生まれています。

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前室のピスタチオ・グリーンの色もとてもさわやかできれいです。

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リビングの灰色、ダイニングの赤ベージュ、それぞれに下塗りと仕上げ塗りの塗料が整理されて現場に置かれていました。

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普通造作家具は、工場で吹き付け塗装をしてきれいに仕上げて持ってくるものですが、今回は現場で塗装した壁や天井と一体化させるために、最後にタッチアップとしてワザと荒い刷毛で仕上げてもらっています。

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設置が難しかった玄関横のベンチ兼収納家具もきれいに塗装されていました。

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リビングに並んでいた作り付け家具の扉のディテールです。ちょっと凝った掘り込みの手掛けを作って貰いましたが、ここも塗装で塗りつぶして貰っています。

 

 

マンションリフォームの解体状況確認@南平台N邸

南平台N邸

マンションリフォームでは、幾ら竣工時の図面がしっかり書きこまれていても、図面とは違う方法や寸法で施工されていることがあります。僕らの事務所では、解体工事が全て終わった時点で、当初考えていた設計通りに施工できるかを確認して、お施主さまに変更点があった場合は現地にてご説明するようにしています。

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全体状況が見えるように、横並びの写真を合成してパノラマ仕立てにしてみました。築浅のマンションリフォームなので、スケルトンにするほどではありませんが、ほとんどの壁はなくなって、家の素形が見えています。

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床下地の置床や、天井吊りの空調機や自火報などは残しつつ、壁や天井についても、細かく指定して、残す部分と撤去する部分を分けて貰っています。

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ウォーク・スルー・クローゼット側から主寝室を見たアングルですが、主寝室はほぼ内装をお化粧するだけなので、あまり解体されていないことがよく判ると思います。

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ダイニング部分は一番大きく変わってくるので、天井も下地毎きれいに撤去されています。隠れていた色々な設備配管が見えてきましたが、これらの配置状況に応じて、天井に埋め込む照明ボックスを微調整してゆくことになります。

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リビング周りは、ベランダ側の窓フレームをデザインし直すのですが、それに絡めて、少しデザインを変更することになったので、現場で状況を確認しながら、スケッチを描いてみました。これを使ってお施主さまに変更案をご説明いたしました。

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お施主さまに解体結果によって生じた変更のポイントをご説明している様子です。玄関横のベンチスペース当初考えていたより広くすることができましたが、WICと洗面を通してデザインしていた天井の照明ボックスは位置が変わることになりました。細かい微調整についても、一通りご説明させて頂きました。

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インテリア素材、そして現場塗装の色味についても、それぞれの部屋に持って行って、ご承認して頂きました。

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リビングのテレビ機器が置かれる予定の箇所には、天井から沢山のオレンジ色の管がぶら下がっていました。このオレンジ管はCD管(コンバインド・ダクト管)とよばれる管で、後日テレビやブルーレイ等の配線を通せる電線管です。

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こちらが部分的に解体された浴室です。在来工法という作り方でつくられた浴室だったので、ライニング部分(水やお湯の管を通すために部分的に膨らんだ部分)と仕上げの大理石を変更する予定の壁石を撤去して貰っています。向かって右側に新しくサウナが入る予定です。

 

白金台S邸のユニバーサルデザイン・バリアフリーについて

白金台S邸

先日取材をして頂いた、TOTOのユニバーサルデザインに関してのウェブサイト、ホッとワクワク+白金台S邸の記事が掲載されました。

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タイトルは、「適度な距離感を大切にする住まい・ゾーニング編」とのことで、まずは全体の空間構成について説明してくれています。

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夫婦別の寝室ながら、隣り合わせの部屋は引き戸で仕切られていて、気配を感じられる工夫を判りやすい写真と文章で説明してくれました。

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さすがプロのカメラマンの撮影、とても広く美しく撮られた空間がとてもきれいです。この書斎空間は、どうやっても上手く表現できませんでしたが、この写真はサスガの出来です。また、来月には、残りの部分についても紹介してくれることになっています。