Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

白金N邸リフォームの竣工お引渡し

白金N邸

長らく時間が掛かった白金N邸のマンションリフォーム、何とか年内に竣工お引渡しを済ませることができました。

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年末の平日だったので、今回はご主人様は不参加ですが、情熱をもってリフォームをリードして下さった奥さまが同席してくださいました。

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上記の図のように、先日の検査の際にチェックした項目を、お引渡し前に一通り見て待まわり、きちんと是正されているかをチェックしたうえで、竣工お引渡し関係の書類にサインして頂きました。

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お引渡し後には、スタッフの竹田さんと一緒に、まだ家具が入っていない状態でしたが、竣工写真を撮らせて頂きました。写真は、撮影途中で読書用のニッチで一休みしている竹田さんです。小さくで居心地が良い空間なのですが、本当に狭い廊下からしか撮影できないので、その魅力が写真で伝わりにくいのが難点です。

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テレビの配置から家具のレイアウトを全て変えるようにデザインした広いリビングです。このテレビの背面に先ほどの読書用ニッチが隠されています。

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薄いエンジ色で塗装されたシックなダイニングルームです。米国から持ち帰った大柄な家具が良く似合っています。

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一番リフォーム後の様子が変わったリビングとダイニングを繋ぐ前室です。ピスタチオ・グリーンが印象的な可愛らしい空間になりました。
この他の竣工写真はホームページにアップしてありますので、どうぞご覧ください。

白金N邸の設計・施主検査

白金N邸

白金N邸の設計・施主検査に伺って参りました。僕らがお 施主様の1時間半ほど前に現場に行ってチェックして、そのチェックした個所を中心にお施主さまに説明してゆくスタイルの検査です。

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まずは、検査後の記念写真です。左からリフォームキューの石原さん、うちのスタッフの竹田さん、リフォームキューの岩波さん、お施主さまご夫妻、そして各務です。

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塗装部分が多いので、刷 毛ムラやダマになった個所を多く指摘したのですが、アメリカに住んでいらした時にDIYで塗装をしたことがあるNさまご夫妻でしたので、却って味があるの で直さなくて良いとのことになりました。こちらはテレビ下のAV収納の扉の不具合をご説明しているところです。

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施主検査に先立って、スタッフの竹田さんと各務で、設計検査をしていた様子です。

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先回のブログで説明した、設計側のミスがあった折り上げ天井ですが、この日までに施工側できちんと対応してくれていました。本当に助かりました!格天井の中央部分が暗くなっていたので、その4マス分ぶクリプトン照明を追加して貰っています。

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検査が終わった部屋から順に、床フローリングにオイルソープ・ホワイトを水で薄めたものを塗布していってもらいました。使用開始前に一度塗っておくと、より長持ちするとのことでした。最終的には、是正項目に未成工事を加えて20項目ほどありましたので、1週間の是正期間を経て、来週お引渡しとすることに なりました。Nさま、お忙しい中での検査立会い、どうもありがとうございました。

LGSの壁下地@南平台N邸

南平台N邸

解体後、LGS(軽鉄)で壁の下地がつくられつつある南平台N邸の現場に伺って参りました。LGSについては、以前詳しい記事を書いたことがあるので、こちらをご参考ください。→LGS

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部屋の骨格が現れてきたことで、家具のレイアウトや照明位置の確認をすることができました。また、家具と造作のベンチが絡むリビングのコーナーについては、現地で見ていると少し唐突に感じる個所があったので、現場でスケッチを描いてデザインを変更することになりそうです。後日、お施主さまのNさまに確認を取って、決定することになります。

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洗面所から通り抜け型のウォークイン・クローゼットを見返したアングルです。洗面台のカウンターのラインとアルフレックス社が扱っているモルテーニのクローゼット収納家具の仕上げラインを合せ、更にそこに2枚のガラス扉の枠のラインを揃えるという面倒な納まりをすることになっているので、慎重に寸法を確認しながら壁下地を立てて貰っています。

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こちらはリビングテレビAVコーナーの壁背面です。オレンジ色の管が後日ステレオ等の配線を差し込むためのCD管で、これらの本数と行き先が間違っていないかも確認しました。全部で10本以上の管が設置されることになるので、電気屋さんも大変です。

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こちらはダイニング箇所の天井を見上げた写真です。天井にはカラーガラスと照明ボックスを交互に入れることになるですが、照明ボックスと天井裏の配管が干渉する個所を確認しながら、どのようなデザインで逃げてゆくかを竹田さんと相談致しました。

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こちらは既存の置床(二重床)下地を剥がした写真です。際根太と支持脚の関係が良く判りますね。

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現場に整理されて置かれていた金物類です。新しく作り直す置床の支持脚やLGSの天井を組みための野縁請けのハンガーやクリップなどが置かれていました。

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図面と現地の寸法を確認しながら、うちのスタッフの竹田さんとリフォームキューの若い現場監督補佐の福井君が打合せをしている様子です。変更があるたびに図面に訂正を入れて、差し替えるように送っているので、最新の図面を見ながら施工がされているかの確認もしています。