Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

法政大学 学期最終授業

法政大学 構法スタジオ

昨年9月から教え始めた法政大学デザイン工学部建築学科の構法スタジオ、本日が今学期の最終授業でした。

まずはグループで集まって、各学生の不足している情報等を書き足してもらったうえで、授業全体での講評へと移りました。写真は全体講評の教室で、一学期を振り返っての話をしている様子です。

それぞれがオリジナルに設計したアトリエ(または住宅)をそれぞれのデザインに最適な木造の構法で作れるように、各グループごとに指導方針も違う中で図面を書いてゆくというスタイルの授業だったので、幾つかを選び出して講評するのにはそぐわないと考え、全ての学生の図面を教室に並べ、学生に混じって講師とTAが周り、気が付いたことをコメントしてゆくスタイルとなりました。詳細な矩計図を中心に描いた学生や、大きな軸組模型を作った人、屋根の納まりにこだわりを持って、細かい部品模型まで作った検討した学生、はたまた、軸組図から金物のリストまで作った学生と、本当にバラエティーに富みながら実務に向かったユニークな課題になりました。

担当教授の網野禎昭さん、非常勤講師の水井敬先生、溝部公寛先生、飯塚豊先生に各務、それに飛び入りで法政大学の富永譲教授と永瀬克己教授も参加して下さっての賑やかな講評会になりました。

僕のグループで、手書きの図面にチャレンジしてくれた学生の面々です。青木君、石邑さん、一森さん、漆原君、大霜君、大野さん、佐々木さん、島野君、須永君、谷田君、當摩君、西村さん、廣島君、堀さん(写真とは順不同です)どうもお疲れ様でした。また、TAとして授業を盛り上げたり、資料集めなどの下働きで頑張ってくれた堀TA、ありがとうございました。学生の皆さん、講師TA陣の方々、1学期の短い時間でしたがどうもお疲れ様でした!久しぶりに学校で若い学生に建築について教えたことは、とても良い刺激になりました。
授業後は、コースを取った学生の約半数にすべての講師とTAが参加した打ち上げ大会になりました。

オーナーズマンション・ペントハウスのリフォーム提案

三田M邸

ペントハウスリフォームのご相談で、台東区のMさまのご自宅に打ち合わせに伺って参りました。6階建ての賃貸マンションの6階と5階をメゾネットで使ったオーナーズマンションの最上階住宅(ペントハウス)です。

オーナーズマンションのペントハウスリフォーム提案

20年ほど前に一度大規模リフォームをなさっているそうですが、子どもたちも大きくなって、Mさまご夫婦のこれからのライフスタイルを考え、二通りのリフォーム提案を模型を作ってご説明して参りました。こちらは、キッチンが前面に出てきて、料理が趣味で大好きな奥さまのためにペニンシュラスタイル(半島型)のキッチンを作った提案です。

ペニンシュラ・カウンターと逆L字型のカウンターに加え、奥には冷蔵庫や電子レンジ等の調理機器を置く大型パントリーも備えた、本格派キッチンのご提案でした。もう一案は、キッチンを奥に据え、ダイニング空間と玄関を広げた提案でした。どちらとも魅力的で、判断がすぐには付けられないとのお言葉を頂きました。

打ち合わせの後には、奥さまお手製のスコーンを頂きました。とても美味しかったです、どうもご馳走様でした!

その後、こちらのオーナービルは建て替えることになったとのことで、一旦お仕事としてはキャンセルになってしまったのですが、その続きがあるのです…。

三田M邸リフォームの経緯と顛末-1

三田M邸リフォームの経緯と顛末-2

三田M邸リフォームの経緯と顛末-3

階段取付け@田園調布F邸リノベーション

田園調布F邸

昨年10月に着工し、現在工事中の田園調布F邸の現場に二階への階段が取り付きました。

階段架け替え工事

玄関入って正面に、新しい階段の踊り場が見えてきます。階段下部は収納になり、踊り場も腰の高さまで本棚が付くので、この様子はでき上がると見えなくなってしまいますが、天井が上がってゆく上昇感のある空間に、堂々とした階段が取り付いた様は軽い感動を覚えます。

床が一段上がった子供のプレイルームから見た階段です。これまではハシゴで二階へと昇降していましたが、これでお施主様もお子様たちも安心して二階へと登れるようになりました。

二階排水管の配管中

工事も一階部分の補強と間仕切りは終わり、2階の間仕切りへと移っています。壁内部を通す電気配線や床内部を通す給排水管も徐々に出来上がりつつあります。写真は2階のトイレや洗面の排水を勾配に注意をしながら慎重に配管している職人さんです。

ハーフユニットバスの取付け工事

1620タイプの大型ハーフユニットバスも納まりました。この個所は通常とはちょっと違った寸法で既存建物が作られていたので、下地合板を先行して張ってしまうと納まらない可能性があったので、ユニットを取り付けてから合板を張ってゆく逆順で施工して貰っています。

断熱材取付け中

壁の断熱材の施工され始めています。こちらは2階の角にある子供たちの寝室部分です。天井を斜めに走っている梁は一部を現しとしてその分、天井を高くすることになっています。

玄関前の外構の高さ設定も打合せました。300角の中判タイルを使うので、どうやってきれいに勾配を取るかをイン・ハウス建築計画の川野君が書いてくれた図面を基に、現場の参創ハウテックの小園さんと永井さんと打合せさせてもらいました。また、本日はお施主様に立ち会って頂き、キッチンと安全通報システムの打ち合わせを行い、各部屋のスイッチやコンセントの位置を確認して頂きました。