Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

構造補強工事@田園調布F邸

田園調布F邸

現場定例打合せで、田園調布F邸現場に行って参りました。

構造補強工事

基礎の型枠が外れ、白アリにやられていた土台や柱は撤去され、新しい土台や柱の据え付け中でした。

新しい土台が憎っくきシロアリに再びやられないように、大工の高橋棟梁が防蟻処理剤を塗布している様子です。古い材料で危険に思われる個所は、後日防蟻材を注入する予定です。

2階の寝室部分を支える大梁(105×450のアカマツ集成材)も現場に搬入されていました。試に片側を持ち上げてみようとしましたが、軟弱な設計者の力ではピクリともしませんでした。

共同設計者・中西ヒロツグさんの事務所スタッフの川野君がコンピューターソフトで作ってくれた耐震診断・補強計画に基づいた図面には、金物まで指定されています。

構造金物

こちらは高橋棟梁が持ってきてくれた補強金物のサンプルです。奥から順に筋かいボックス金物、筋違プレート金物、名称不明、コーナー金物です。

現場定例の後半にはオーダーキッチンのリブコンテンツ田原さんが現場に来てくれたので、配管の立ち上がり位置や工程や墨出しの打ち合わせも行いました。

製図開始@法政大学構法スタジオ

法政大学 構法スタジオ

秋学期から授業を担当している法政大学デザイン工学部建築学科の構法スタジオですが、いよいよこれまで設計してきたことを製図化するところまで来ました。他のグループではA3サイズで、図面はCADでも手書きでも自由なようですが、僕らのグループではA2の大型サイズの紙に、手書きで図面を書き込んでゆくことと致しました。

こちらはサンプルとして作った手書きスケッチ図面です。一枚の紙の中に、効率的に必要図面(平面図・断面図・平面詳細図・軸組図または伏図)を書き込んで、空いた場所には写真やスケッチ、詳細図で埋めてゆくイメージです。

製図版で製図中の学生の様子です。鉛筆と定規のカリカリ、シャッシャッとした音が心地よく教室の中を流れていました。

構造補強打合せ@田園調布F邸

田園調布F邸

毎週の定例打合せで、田園調布F邸の現場に行って参りました。先回の調査で改訂した床伏図と軸組図を見ながら、大工の棟梁と構造補強方法を打合せさせてもらいました。

構造補強打合せ

現場は、先週で解体も終わっており、基礎が足りていなかった部分のコンクリート打設と床束用の独立基礎の設置も完了していました。

既存のコンクリート基礎は無筋コンクリートでフーチンがありませんでした。新しく打設した基礎部分は、ケミカルアンカーを使って鉄筋で既存基礎と繋げ、フーチンも設けています。

こちらは、床の束を建てるための独立基礎です。地面を掘り込んで、埋め込みモルタルで固定しています。この後、地面からの湿気が上がってこないように防湿フィルムを張り込んでゆきます。

既存のリビングと解体中の現在の様子を同じアングルで比較してみた写真です。以前は隠され、活用されていなかった天井裏の大きな空間が現れて、2階の寝室と吹き抜けを介して繋がることになります。

こちらは2階の子供部屋です。複雑な形状の天井の謎が解けます。この部屋は、階段の位置変更に伴い、縮小されることになります。

解体に比べると地味な作業ですが、既存の玄関扉の塗装を剥がす作業も進行中です。外部に面した側は、ペンキでべったりと塗りつぶされていたので、サンダーと紙やすりで塗装を剥がして、浸透性の塗料で仕上げる予定です。