Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

リフォームプラン決定 現地マーキングへ

高輪I邸

連休前に基本方針が決まり、細かい収納や使い勝手を変えたバリエーションパターをお見せしていた、高輪I邸のリフォームプランが決まりました。

リフォームプラン決定

玄関入って正面に廊下が続き、その左側がキッチン、右側が寝室エリアになります。オレンジ色の点線で書かれている通り、キッチン側も寝室側も回遊動線が確保されています。また、紫のラインは家事動線です。キッチンから寝室を通らずに、直接洗面の洗濯機にアプローチできる空間構成になっています。

リフォーム決定プランの模型

こちらが決定プランの模型です。写真では判りにくいですが、寝室部分は水回りの配管との関係で、リビングダイニングから二段分ほど床が上がっています。専門的な話になりますが、寝室は直接の採光が取れない場所なので、リビング側に障子を設け、二室一室の考え方で採光基準をクリアしています。

現場がすぐ近くですので、早速お施主様夫妻と現地に伺って、プランの壁位置に沿って、床にテープを貼って、疑似的に空間を体験して貰っている様子です。緑のテープが壁のラインで、オレンジのテープは造作家具のラインです。

現地マーキング

模型があっても、テープが貼ってあっても、まだ判りにくい個所があるので、身振り手振りで壁位置を作りながら、生活の動線を確認して頂きました。

「建築知識」打合せ@リノベーションカフェ

その他

雑誌「建築知識」に連載中のリフォーム・リノベーション・スーパー講座の打合せで、代々木のリノベーションカフェ「DADACafe」に行って参りました。

カフェリノベーション

駅徒歩3分の古い日本家屋を居心地の良いカフェに上手にリノベーションしていました。外から見ると、昔のおじいちゃんおばあちゃんの家のイメージです。

内部も建具はほぼ全て残し、床をフローリングで仕上げ、アンティーク(ユーズド?)の家具をレイアウトし、照明は入れ替えたシンプルな作りとなっていました。

以前は張られていたであろう天井を剥がし、その上の構造は現しとしてあります。懐かしく、ノスタルジーを感じる空間で、他のお客様たちも随分ゆっくりしていました。

こちらが玄関の様子です。住宅として使うことになると、建具の気密性や部屋の断熱性、さらには細かい仕上の精度などが気になるので、このようなリノベーションは難しいと思いますが、日本家屋のシンボル(?)である屋根瓦と木製建具が上手く残されていることで、古い住宅の雰囲気を残した空間に仕上がっていることに感心しました。

勿論打合せもしています。エクスナレッジ社の西山さんと次回以降の連載の内容について詰めてきました。共同執筆者の中西ヒロツグさんは急用ができたとのことで、残念ながら欠席でした。机の上に置いてあるリフォーム産業フェア+工務店フェアのチラシには、来月22日(水)に東京ビッグサイトで行われる、各務のセミナー「高額リフォーム受注のためのヒアリング・プラン・プレゼン術」の案内が掲載されたものです。

ロフトと子どもの遊び

伊豆OK別荘

ゴールデンウィーク中に伊豆K別荘に出掛けられたKさまから、ロフトで遊ぶお孫さんたちの写真を頂きました。

ロフトと子どもの遊び

中学2年生のK君と小学5年生のYちゃんが遊んでいる様子です。完成した時はまだ小学生だったK君はすっかり身長が伸びて、ロフトが小さく見えますね。Yちゃんも、以前は必死で落ちないように登っていたのが、今ではアクロバティックな恰好で笑っています。

驚いたのは、風抜けの為に作った、寝室側の小窓からK君が飛び降りている様子です。良くこんな小さな窓から降りることを考えたものだと、感心してしまいます。こちらで編集して連写モード(?)にしてみました。
Kさま、楽しい写真どうもありがとうございました!