Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

六本木T邸がAllAbout高級マンションに取り上げられました

六本木T邸

先月完成してお引渡しを済ませた六本木T邸リノベーションがウェブサイト「AllAbout高級マンション
」に取り上げられました。

「ニューヨークSOHOをイメージ」した「インダストリアルテイストの1ベッドルーム+書斎」として紹介されています。

家具やアートまでコーディネートしたことや、

 

担当ガイドの坂根康裕さん独特の視点でディテールの捉えた写真など、僕らのホームページに掲載しているのとはちょっと違ったアングルの雰囲気がある写真とユニークな切り口の記事を掲載してくれています。
高級タワーマンションのリフォーム事例」をどうぞご覧ください。

高輪I邸 全館空調システムの点検

高輪I邸

元々が外人用に作られたマンションだった高輪I邸には全室空調設備が入っています。機械自体はGE(ジーイー)エアコンですが、今はGEがエアコンから撤退しているので、後継会社であるデンソーエースに点検をお願いいたしました。

全館空調システム 室外機のチェック

まずは一番重要なベランダに置かれた室外機をチェックします。前面のグリルを開けて、内部の配管と配線をチェックします。

冷媒管には圧力計を取り付けて、圧が正しくかかっており、管に穴が開いていないかも確認します。

こちらは室内機の点検の様子です。室外機の横に水道栓に直結された加湿器がついていましたが、こちらは残念ながらもう使えなくなっていました。

以前のオーナーがあまり頻繁に清掃していなかったようで、室内機のフィルターはご覧の通り、ホコリだらけでした。

風量チェック

全ての室内吹き出し口からの風量チェックも行い、ダクトの接続に問題がないことも確認して貰いました。

検査後には、点検のデータを掲載した検査シートに加え、どのくらいまで使えるかの目安と、当座に必用な補修費の見積りまで作って貰いました。結果としては、一部部品の交換が必要になりますが、まだ使えること、そして将来的に故障があっても、室外機の交換が可能な形態なので、補修しながら使ってゆけることが判りました。
このシステムを交換することになると、空調工事の費用だけで2~3百万円程度上乗せされてしまうことが予想されていたので、大変助かりました。

未成工事と補修工事

六本木T邸

六本木T邸に未成工事と補修工事で伺って参りました。

金庫設置

未成工事として1つは、震災の影響で搬入が一月以上遅れた金庫の設置です。大人3人でようやく持ち上がる重たい金庫を、マニュアルに従って開錠し、内部から底板を貫通させて床に固定してきました。勿論、後日お施主様が新しいキー番号を設置すれば、僕らには開錠できなくなります。

テレビのインターネット接続

こちらは、テレビとアンプを共にインターネット接続している様子です。金庫に比べれば軽いテレビですが、なかなか背部の取付け金物と上手くはまらず、結構大変な作業になりました。テレビでyoutubeを楽しんだり、ラジオで世界中のFMを楽しめることを初めて知りました。

照明のシューティング

まだ照明のきちんとしたシューティングができていなかったので、照明デザイナーの三橋さんに調整して貰いました。使い勝手を考えながら、細かく角度を調整する姿勢には、いつも感心してしまいます。

揺れにより壁塗装にヒビが入っていた個所の補修中です。まず周りの壁と床を養生し手から、ヒビはカッターで大きくカットし、割れ目に沿ってコークボンドを注入後、パテ処理して上塗り塗装します。小さなヒビでもそれなりの補修が必要になります。

インテリアアート交換

こちらはアートの交換です。先日の打合せでの決定に従って、ちょっと陰気に感じた黒いコラージュ作品を同じ作家の白っぽいコラージュ作品と交換しました。額は白木で作って貰いました。また、お施主様が気分によって架け替えたいとのご希望で、赤っぽい作品も納入することになりました。

ギターコレクションの展示

最後に、お施主様の暮らしぶりを少しだけ紹介します。書斎に作ったガラス棚は、演奏者でもコレクターであるクラッシックギターを展示用でした。湿気で音色が変わってしまうので、ガラス扉と棚内部の加湿器で湿度をコントロールするそうです。