Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

目白の高級マンションリノベーション見学会

リノベーション

リノベーション業界のリーダー的存在のブルースタジオが設計し、僕らも施工でお世話になっているオリエンタル産業が施工した高級マンションリフォームの内覧会があったので、スタッフ一同見学に伺って参りました。

260平米の広さを4000万円以上掛けてスケルトンリノベーションした物件だそうです。写真はリビングダイニングキッチンのメインの空間です。天井裏の梁や空調・間接照明を隠すランドスケープ的なデザインが面白い空間でした。

ダイニングに面したオープンキッチンは、タモの面材を使ったきれいなキッチンと手前の皮付き無垢材のダイニングが印象的でした。

寝室は4つありますが、それぞれに色や壁ペイントのテーマがあって、カラフルで楽しくなる空間になっています。実はこの物件、玄関が二つあり、三つの寝室は、ゲスト用として使う予定だそうです。

こちらは主寝室の横にあるリラクゼーション空間です。スタイリッシュな浴槽の手前にはマッサージを受けるためのベッドがあり、左奥に洗面とシャワーと便器が並んでいます。面積に余裕があるマンションならではの空間の使い方ですね。

ゲスト用の廊下の壁ののレリーフは、MDFをレーザーでカットして、張り付けた上からジョリパットを吹き付けたそうです。

当日は、本来はマスコミ用の内覧会だったのですが、オリエンタル産業から無理を言って、見学させて頂きました。ブルースタジオの磯山さま、金子さま、オリエンタル産業の中村さま、どうもありがとうございました!

マンション管理規約とマンションリフォームについてのヒアリング

リフォーム

東洋大学の秋山哲一教授と東洋大の元助手でマンションリフォームの研究者の宇治康直さん、そして秋山研究室の学生二人が、マンションの管理規約のヒアリングで事務所に来てくださいました。

マンションリフォーム・リノベーションを計画するうえで、どのような管理規約やリフォームについての細則が制限を与え、工事のやり易さに影響を与えるのかについて、こちらの経験で感じたことや分析した内容をお話しいたしました。

三田パークマンションや広尾ガーデンヒルズ、目黒ホームといったヴィンテージマンションの事例から、六本木ヒルズレジデンスやグランドヒルズ白金台といった新しいマンションのお話もお伝えいたしました。
簡単に纏めると以下のようになります。

  • どのマンションにも適合した管理規約を作成するのは難しいこと、
  • リフォーム規約を厳しくすることは住環境を良くすることには役立つが、リフォームをする側には制約となるので、諸刃の剣であること、
  • 構法や材料の進歩、実際の工事での経験の積み重ねの中で内容も変わってゆくべきものであること、
  • 管理組合や管理会社、住民だけの努力で規約をアップデートすることは難しいので、専門家のアドバイス体制が必要になること、

等などをお話しいたしました。

こちらにとってもとても刺激的で、色々と考えさせられるヒアリングになりました。秋山先生、宇治さん、貴重な機会を作ってくださったこと、どうもありがとうございました。

あけましておめでとうございます

ニュース

新年あけましておめでとうございます。昨年から引き続いている事務所の仕事をご紹介いたします。

まずは昨年から引き続いて現場が動いている田園調布F邸のビフォー&アフター(というより工事中)写真です。来週火曜日から、再び現場定例打合せが始まる予定です。

こちらは。概算見積り中の広尾M邸の見積り図面です。他にプラン検討中の神戸M邸、来週プレゼン予定の浅草O邸は、色々なデザインの可能性を追求している最中です。

新しいスタイルでデザイン提案中の西麻布T邸は、リフォーム会社と組んで、間取り提案や素材・デザインなどのディレクションをして行く予定です。

まだ、どのように進むか判らない六本木ヒルズのリフォーム提案と仕事が幾つか重なっていますが、12月から新スタッフの竹田さんも加わってくれたので、これまで以上に精力的に仕事をして行く予定です。どうぞ本年も宜しくお願いいたします。