Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

雑誌「BonChic」の取材撮影@麻布MT邸

麻布MT邸

3年前にリフォーム工事が完成し、お引渡しをした麻布MT邸に雑誌の取材撮影で、久しぶりに伺って参りました。

南麻布のマンションリフォーム

窓いっぱいに公園の緑が映える、60平米(約40畳)のリビングダイニングは、以前と変わらずとても気持ちが良い空間で、写真撮影とインタビューを同時進行しながらも、ついつい大型ソファーに腰かけてのんびりとしてしまいました。因みにこのソファーは西麻布のインテリアショップ「ハンプトンホーム」でお施主様が購入なさったものです。

奥からカメラマンの沢崎さん、各務、そして雑誌編集部の野崎さんです。

麻布の高級マンションインテリア

こちらはリビング部分から大きなアイランドカウンターのあるキッチンを望んだアングルです。お施主様のMTさまと一緒に選んだ照明、きれいなお皿を飾るために工夫した飾り棚、そして華やかさを演出するために設計した間接照明等、思い出がいっぱいのキッチンです。

上の写真を撮影するためにカメラをセッティングしている様子です。左奥の棚に隠れている女性が、ライターの高橋さんで、その右に立っている男性が、手伝いで助けてくれた事務所スタッフの笠原君です。
全体にとてもきれいにお住まいのMT邸ですが、子供コーナーのおもちゃはリビングにあふれ出てきていたので、おもちゃを移動しながらの撮影になりました。

こちらは、有栖川公園の緑が窓いっぱいに広がる飾り棚コーナーです。古い桐ダンスに帯を敷いて、素敵な小物を飾って窓際が演出されていました。

写真コーナーのある廊下

以前はお坊ちゃまの写真だけが飾られていた廊下突き当りの写真コーナーですが、リフォーム後に生まれたお嬢ちゃまの写真も加えられて、とても素敵な雰囲気にバージョンアップされていました。
今回取材・撮影してくだっさった雑誌は「BonChiv(ボンシック)」という主婦の友社の高級インテリア情報誌です。取材撮影にご協力くださったMTさま、どうもありがとうございました!

ペイントリノベーションマンションの見学会

見学記

目黒S邸リノベーションの施工などでお世話になったオリエンタル産業がペイントリノベーションしたマンションのオープンルームに伺って参りました。

ペイントリノベーション実例

間取り変更などを伴わない、ほぼペイントだけで改装した工事だとのことで、ペイントリノベーションと名付けたそうです。

オリエンタル産業が扱っているポーターズペイントの少し濃い、くすんだ色でと堀田カーペットでコーディネートされています。因みに左手キッチンの壁に使われいる色は「鈍色(にびいろ)」という色だそうです。

 寝室の正面に使われている色は「桜鼠(さくらねず)」だそうです。明るさや見る角度によって、ニュアンスが違って見えて、飽きにくい色でした。またポーターズ独特の手塗りのムラも良い感じに仕上がっていました。

寝室を反対側から見たアングルです。置かれていた家具と色合いがマッチしていて、小規模なリノベーション工事ながら、渋めで暗めの色合いのしっとりと落ち着いた雰囲気に仕上がっていました。

ユーロデザインハウスのCaseStudyハウス見学

見学記

以前から興味を持っていた高級輸入建材のユーロデザインハウス(以下EDH)社の社長、ステファン・ダビドさんに案内して頂き、フローリングを始めEDH社の製品をふんだんに使った西麻布のケーススタディハウスを拝見させて頂きました。

元々は地下1階、地上2階建てだった住宅を、大規模に手を入れて、屋上にペントハウスまで作ったリノベーション住宅でした。

Steffen David ステッフェン ダビド

社長のステッフェンさんが手に持っているのがEDH社が扱っているマーフィーの幅広で厚突きの迫力フローリングです。

マーフィー社のフローリング

欧州でも最高級とされるフローリング材を幾種類も拝見させてもらいました。ヒビの処理の仕方や、写真手前のような表面のノコ跡のような凹凸が独特の魅力を発っしていました。

こちらは、ダイニングキッチンです。変形の逆L字型の特注キッチンとモルタル塗りの壁と天井、そしてオークフローリングで構成された空間です。

oak flooring

床をアップにした写真です。155ミリと185ミリと240ミリの三種類の巾をランダムに組み合わせたフローリングでした。

ダイニングとリビング間に設けた中庭です。元々は部屋があった個所で、減築して屋外空間を取り込んでいました。

こちらは屋上のペントハウスから繋がるウッドデッキのテラスです。六本木ヒルズが間近に見える魅力的な空間でしたが、残念ながら雨天だったので、ソファの座り心地は試すことができませんでした。

地下まで下りてから見上げた階段です。鉄の構造フレームにフローリング材を貼って作った、繊細でいながら力強く感じる不思議な階段でした。

こちらは1階の寝室です。リノベーションを設計した建築家の芦沢啓治さんとお施主様が一緒にデザインを考えた、高級素材をふんだんに使った、不思議な魅力をたたえた空間の数々を拝見させて頂きました。

こちらがCaseStudyハウスの外観です。この住宅が完成するまでのエピソードや間取り図はこちらのホームページにて紹介されています。ユーロデザインハウス社の高級素材とリノベーションの可能性を強く感じることができる、貴重な見学会でした。どうもありがとうございました。