Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

田園調布F邸 ご自宅打合せ

田園調布F邸

戸建住宅リフォームプロジェクト・田園調布F邸のFさまのご自宅(リフォーム予定のお宅とご自宅は別です)に、共同設計者の中西ヒロツグさんと打合せで伺って参りました。

三人の子供たちに歓待されながら、耐震診断の結果のIs値がどの程度になるのかをまずご説明いたしました。因みにIs値とは耐震指標の数値のことで、その値が大きければ大きいほど耐震性が高いと判断されます。1.0であれば新耐震以降の基準レベルにほぼ合致していることになります。補強は色々な方法で可能ですが、Is値の目標を1.0にするのか、それ以上にするのかによって、リフォームのプランにも影響が出てくることをご説明しました。

その後は、最新版の間取り図と、細かい水廻りの使い勝手や各部屋の収納や窓位置などのデザインを相談させて頂きました。スケッチは全て中西さんが書き起こして下ったものです。

打合せ後は、キッチンや寝室等を見せて頂き、引っ越し後に使う予定の家具の採寸や洋服と書籍などの量を実測させて頂きました。UちゃんとHちゃんが採寸のお手伝いをしてくれました。どうもありがとう!

採寸データをノートに纏めている中西さんの横で、Uちゃんがレゴでリフォームプランを検討(?)してくれています。

六本木T邸 補修・追加工事

六本木T邸

先回の補修工事に続いて、再度六本木T邸に工事で入らせて頂きました。

壁掛けテレビ横のオーディオ収納は、以前は完全にオープンでしたが、CDなどをおいて置くと、見栄えが悪いとのことで、ガラス扉を付ける事になりました。

上部のアンプとブルーレイはリモコンが作用するように透明に、下部の収納部分は見えないように半透明のフィルムを張ったガラスです。全く違和感がないように仕上がりました。

書斎の収納のガラス扉は手直しです。使い勝手を考えて、左には動くようになっていましたが、右にも動くようにして欲しいとのことで、レールについていたストッパーを外し、調整して貰いました。手前の青い作業服が現場監督の寺井さんで、奥のイケメン(?)が家具屋の森村さんです。

手直ししてもらった収納に、お施主様のクラッシックギターのコレクションを収納した様子です。他に細かいフックの位置の変更や、棚板の追加なども同時に行って参りました。

リフォーム産業フェアにて専門家向けセミナーを行います

学校・セミナー

来週水曜日の22日の午前10:20から11:50まで、工務店や建築家等の専門家向けのリフォームセミナーを行うことになりました。

リフォーム産業新聞社主催の「リフォーム産業フェア+工務店フェア BARS2011」の一環で、「高額リフォーム受注のためのヒアリング・プラン・プレゼン術」というちょっと生臭いタイトルで行う予定です。

高額リフォームセミナー

現在、リフォーム業界では1000万円を超えるリフォームを高額リフォームと称することが多く、その価格帯での実績が多い設計者としてセミナーを依頼されました。数えてみると、これまでお手伝いしてきたマンション・戸建リフォームで工事総額1000万円を超える事例は25件を超えてきました。

本当のリフォームはまず価格ありきでは無いハズなのですが、色々なメディアやインターネットの情報氾濫のせいで、お施主様も予算を事前に提示することで、予算オーバーを避ける傾向にあることは事実です。僕らの事務所では、素直に予算に従って、その範囲内でのリフォーム提案をすることはあまりありません。それではお施主様のための提案ができないと信じているからですが、詳しい理由と方法論などもセミナーで説明したいと思っています。

一時間半のセミナーでヒアリング術・プラン術、そしてプレゼン術まで教えてほしいとの欲張り企画なので、プラン提案術についてもリフォームデザインのコツを簡単に説明いたします。イメージは、メインでない空間を印象的にする幾つかのデザインについての説明シートです。

リフォーム予算シート

お施主様への概算費用の提示方法は、本来は門外不出の資料ですが、折角お声掛けして貰ったセミナーですので、その一部をお見せする予定です。セミナー参加は事前予約制で有料(3000円)ですが、僕らの経営ノウハウ(?)を思い切って公開致しますので興味のある方はどうぞこちらからご予約下さい。