Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

田園調布F邸の設計契約の重要事項説明

田園調布F邸

田園調布の住宅リフォームプロジェクトのお施主様から正式に設計を依頼していただいたので、共同設計者の中西ヒロツグさんの事務所で、重要事項説明の読み合わせを行いました。

設計契約 重要事項説明

施主様のFさまは米国弁護士で宅地建物取引主任者(宅建)も持っていらっしゃる(!)契約のプロなので、とてもスムーズに進行することができました。お母様に抱っこされているのはS君です。

同時に工事予定予算やスケジュールに説明も行いました。来年2月末までには竣工お引き渡しを行う予定です。

その後、メールでご依頼のあった変更内容とその理由を確認しながら、浴室・洗面・トイレのレイアウトを大幅に変更し、二階も予算調整がしやすいように、既存の水回りを活かすプランをご説明致しました。これで正式契約となりますので、Fさまご夫妻、どうぞこれからよろしくお願いいたします!(中西さんもどうぞよろしくお願いいたします)

最後はおまけの画像です。
打ち合わせの帰り道、ブラッと散歩しながら歩いていた時に見つけた増築住宅です。古い木造平屋の上に、上屋が増築されている(いわゆるお神楽増築)なのですが、下部構造と上部構造が全く別物のお神楽増築は珍しいので思わずパチリしてしまいました。

小崎陽一シェフのイタリアンディナー@六本木T邸

六本木T邸

六本木T邸のお施主様から、リノベーション竣工祝いでイタリアンを食べようとスタッフ一同お招き頂きました。

左から時計まわりに、ちょっと緊張気味の笠原君、堂々とワインを注いでもらっている渡辺さん、出張シェフクッチーナジャンニの小崎陽一さん、久しぶりのシャンパンにのけぞり気味の岸本さんです。

こちらが素晴らしい料理の数々です。鯛と平貝と鶏レバーから始まるアンティパスト、冷製カッペリーニの枝豆のソー ス・ズワイガニ載せ、ピエモンテ州の名物パスタのアノロッティ・ダルプリンにはサマートリュフ(!)が、そして自家製サルシッチャと和牛のタリアータのメイン、そして最後はサフラン のパンナコッタとチョコレートケーキのデザートでした。アルコールが駄目な私・各務は全てパスしましたが、お酒もシャンパンから白ワイン、赤ワインと進ん で、他の皆さまは嬉しそうに飲んでいました。

小崎陽一シェフ

こちらがイケメンシェフの小崎陽一さんです。物腰もとても柔らかく、作ってくださったイタリアンもセンスにあふれ、最後まで本当に美味しく頂きました。美味しい食事を頂きながら、リノベーションの面白さや、この六本木T邸のデザインについて、そしてなぜ僕らを設計者として選んでくださったか等の興味深い話も伺わせて頂きました。

食後も素敵な音楽と六本木ヒルズの夜景を楽しみながらの会話を夜遅くまで堪能させて頂きました。アルフレックス社のソファーに寛ぎながらテレビを見ているスタッフ三人、右奥のキッチンではTさまが小崎さんと打合せをしている写真です。Tさま、お招きくださりどうもありがとうございました。本当に楽しい夜でした!

法政大学 構法スタジオの事前打ち合わせ

法政大学 構法スタジオ

今年後期から法政大学デザイン工学部建築学科で非常勤講師として教えることになりました。網野禎昭教授からのお誘いで、構法スタジオを受け持つことになり、その事前打合せで、市ヶ谷の法政大学に伺ってまいりました。

デザイン工学部のある市ヶ谷田町校舎は、1962年に建てられた古い校舎を2008年に大規模改修したリノベーション・リニューアル建築物です。

建物の躯体だけを残したスケルトンリフォームで、アルミパンチングと硝子の縦ルーバーを使って、上手に外装を刷新していました。

左から、網野禎昭さん、売れっ子住宅作家の飯塚豊さん、友人であり尊敬する建築家である溝部公寛さんに、私、各務で、これに本日参加できなかった、水井敬さんの5人で教えることになりました。

皆で学校で集まり、まず三年生の課題講評会を拝見しました。富永譲教授や、以前同じ早稲田大学芸術学校で教えていた下吹越武人准教授のスタジオの住宅課題でした。

先生方皆で教室を回り、面白そうな作品をピックアップして講評してゆく、ユニークなスタイルで、写真が壇上に挙げられた講評対象課題です。学生の気質や課題のレベル、教室の雰囲気等を一通り拝見した後、四人で再度集まって構法スタジオの授業の進め方を打合せました。

 

最後の写真はオマケです。打合せの横で、色々とアドバイスを下さった崔康勲先生が見せてくださった、大江宏先生の研究室の色紙(?)です。彫刻家の平櫛田中氏が揮毫したものだそうです。