Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

ショールーム見学-4 オゾン

白金台S邸

現在設計中の、マンションリノベーションプロジェクト、白金台S邸の内装関係の資料を調べに、お施主様と一緒にデザインセンター・オゾンに行って参りました。オゾンは、東京ガスがプロデュースしている、家づくりを色々な面からサポートしてくれる組織です。

新宿は、パークハイアットホテルと同じビルに、コンランショップや、各種カタログ、サンプルを置いてある資料室、更に色々なメーカーのショールームや、建築家の紹介コーナーなどもあります。今回は、造作家具や内装に使う木材の樹種、色味を確認に行ってきました。

突き板サンプル

資料室の一角に、両側が多種多様な木材サンプルを展示している廊下があるので、完成予想イメージ図を持ち歩きながら、お施主様と一緒に、どの壁にどの色が、どの造作家具(作り付け家具)にどの樹種が良いか、想像しながら歩き回りました。

あまりに多くのサンプルがあるので、随分迷いましたが、結局オニグルミとナラをメインの素材としたインテリアになりそうです。同じ素材でも、板目か柾目なども木目の違いで表情が違ううえ、仕上げの塗装の材料やツヤなどでもイメージが変わるので、これから幾つかのサンプルを作って確認して頂くことになります。

本日は、他にカーペットの種類の確認や、ドイツ製家具金物のハーフェレ社のショールーム、ブラインド各種なども確認することができ、実り豊な一日でした。

リノベーションの空間スケッチ

白金台S邸

現在設計中の、マンションリノベーションプロジェクト、白金台S邸の”空間スケッチ”を起こしてみました。

白金台の高級マンション

僕たち設計者は、二次元の平面図やその展開図を見ながら、ある程度三次元の空間を想像することができます。しかし、建築設計のトレーニングを積んでいない、お施主様は、平面図から使い勝手程度は、想像できるそうですが、それがどのような空間になるかは、中々判りにくいそうです。

スケッチパース

そこで、リビング・ダイニングの空間がどのような様子になるのか、スケッチパースを起こしてみました。中に住人や、”家具”、”装飾品”も書き込んで見たことで、お施主様に「空間の様子が想像できて、楽しくなってきた!」と喜んでもらうことができました。

本日は、現場での打合せでしたので、実際の空間に立ちながら、どの方向が、どのように見え、その先に何が繋がって行くかまでを
話すことができ、とても有意義な打合せになりました。具体的にどの部分を何の素材で仕上げたいか、家具のカウンター高さや、”収納の割付”までご相談することができました。

ここから先は、素材や色味も含めて、詳細の設計を進めてゆくことになります。

ショールーム見学-3 高級フローリング

白金台S邸

現在設計中の、マンションリノベーションプロジェクト白金台S邸では、床仕上げにフローリングを検討しています。約40畳の広いリビングダイニングですので、フローリングを使う場合、小さな幅のものより、大きな幅のものが良いと考えています。また、床暖房との相性・信頼性や、表面の板厚が3ミリあり、多少の傷にも強いことを考えて、三層フローリングから選ぼうを考えています。

スカンジナビアン・フローリング
幾つかのメーカー・商社から三層のフローリングは発売されていますが、広幅と木目の美しさ、そして施工精度の高さとメーカーとしての信頼性から、現在はスカンジナビアンの採用を検討しています。僕らが知っている限りでは、こちらの製品は、最高級フローリングではないでしょうか。

三層フローリング

事務所からもほど近い五反田のデザインセンター内にショールームを開いていることを知っていたので、天気にも恵まれていましたので、自転車で見学に伺ってきました。多様なフローリングの現物サンプルを説明して貰いながら、これまでの施工事例を見せてもらい、床暖採用時の注意点なども伺ってきました。

本来こちらのショールームは、北欧の家具屋の代理店をしているとのことで、ハンス・ヴェグナーの椅子や机なども多数展示していますので、ついでと言っては何ですが、美しく機能的なスカンジナビアン・ファーニチューも多数体験させていただきました。価格が許す限り、なるべくこちらのフローリングを使ってみたいと考えています。

このマンションのリフォーム完成後の様子はこちらをご覧ください。
マンションリノベーション_白金台