Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

ミニ・オープンハウスを開催しました

新築住宅

三世帯住宅の大田区N邸の完成間近で、構造関係者と学生だけを招待しての、ミニ・オープンハウスを実施いたしました。

本来オープンハウスとは、住宅の施工者が営業目的に一般の人を招待して、竣工した住宅を見学してもらうというものですが、設計者が行うオープンハウスは、同じ建築の道を志す人たちに見てもらうという風合いが強いものです。今回は、時間もなく、急遽決まったオープンハウスだったので、構造設計でお世話になったビー・ファーム(RC構造部)と、ガイア(木造部分)の構造設計者の方々と、この夏まで教えていた早稲田大学芸術学校の学生数人、そしてカガミ建築計画の担当以外のスタッフを招待しました。

幸いの快晴にも恵まれて、親しい人たちばかりが賑やかに見てもらう形式で、お施主様も飛び入りで
参加してくださり、お陰さまでとても気持ちの良い、ミニ・オープンハウスとなりました。このタイミングでのご許可下さったお施主様と、色々と細かい点でご協力くださった、施工の河津建設に、この場を借りて御礼申し上げます。皆様、どうもありがとうございました。

住宅検査 三連弾

新築住宅

三世帯住宅の大田区N邸も年末の引渡しを控え、各種の検査を迎えています。検査のまず第一弾は設計検査でした。設計者/建築家僕ら)が設計図書通りに工事が行われていることの確認をし、仕上げに変なところがないかを確認するものです。スタッフと合せて3人で、約3時間ほど掛けて住宅の内部を見てまわりました。

設計検査

第二の検査は役所検査です。いわゆる検査済み証を出して貰うための役所(建築指導課)の検査です。構造の検査は、既に通っていたので、意匠と設備の担当者二人が、現場に来てくれました。大田区は、姉歯事件でケチをつけているので、厳しいとの評判を聞いていましたが、過度に厳しいこともなく、きちんと図面を確認しながら、未成工事や、シールの不足箇所などを指摘されました。指摘された箇所は、改めて満足できる工事を行い、その写真を提出することになります。

施主検査

第三の検査が最後の検査でお施主様の検査でした。今回は、プロデュース組織のオゾンがはいっているので、担当者も一緒の検査となりました。三世帯プラス店舗もあるので、細かく時間を掛けて見ていただき、2時間ほど一緒に回りました。三つの検査を通して考えると、それぞれにきちんとした役割があることが再認識できました。違う箇所が指摘されてゆくプロセスを見ていると、同じ住宅を見ながらも、お施主様、設計者、施工者、そして役所の四者は、皆違った視点で見ていることがマザマザと判りました。

別荘雑誌に掲載 箱根別荘リフォーム-09

箱根C別荘

リゾート物件を紹介する老舗雑誌「リゾート物件情報」(レゾン)の「建築家に聞くリフォーム」というコーナーで、箱根C別荘が紹介されました。中古別荘をスケルトンリフォームした事例として、お施主様Cさまの考え方や、スケルトンリフォームで工夫した点などが紹介されています。

暗く窮屈な別荘を 明るく解放的な別荘にというタイトルで、どのよなところにポイントを置いてリフォームしたかを説明しています。少しだけ紹介すると…

  • 木質を中心に、無垢”で肌触りのよい素材で空間を仕上げる
  • キッチンや薪ストーブなどは、家具のように扱い、空間の中にレイアウトする

事などを書いて貰っています。この別荘リフォームのもう一つの重要な点として、段階的にリフォームを行った事も紹介しています。

  • 第1段階 お施主様DIYの解体工事
  • 第2段階 構造補強工事
  • 第3段階 内装工事-1
  • 第4段階 ウッドデッキ工事
  • 第5段階 内装工事-2(現在工事中)

と進めるプロセスとなっています。普通の本屋の不動産誌コーナーには置かれていますので、
是非お手に取ってご覧下さい。