Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

三世帯住宅+店舗の竣工引渡し

新築住宅

三世帯住宅の大田区N邸が完成し、無事引渡しを終えることが出来ました。

三世帯で合計9人の方々が住む住宅兼店舗なので、まずは取り扱い説明に時間が掛かりました。午後1時ちょうどから初めて、一通り説明が終わったのが、夕方の4時頃でした。実際には、夕方の6時から、残っていたキッチンやインターホンの説明もさせていただいたので、正味4時間は掛かった計算になります。 建て替えの間も、お施主様ご家族はすぐ隣に仮住まいされていたので、途中の段階で何度も現場を見て頂くことができました。 お陰さまで、デザインや使い勝手上の問題は、ほとんど生じず、スムーズでとても気持ちの良い引渡しとなりました。 建築プロデュースのオゾンの面談で、お施主様と出会ったのが、昨年の5月ですから、本日の完成引渡しまで、実に19ヶ月の期間が掛かった計算になります。 この長い道のりの上で、お施主様の子どもたちもすくすくと成長し、すっかり仲良しになりました。

完成したとはいえ、まだ残工事もあり、更に選ぶのをお手伝いしたカーテン類の取り付けや、家具の搬入もあります。 Nさま、まだまだこれから長いお付き合いがありますので、どうぞ今後とも宜しくお願いいたします。

インテリアの色とデザイン 広尾マンションリフォーム-13

広尾H邸

広尾の高級マンションリフォームのインテリアの中で、お施主様の奥様が、一番こだわられたのが、この玄関ホールでした。外から入って、右手の壁一面がラッディッシュ・レッドの赤に塗られています。その赤い壁に、ポツポツと小さな電球が配置されています。調光スイッチで、光の具合をコントロールできる仕組みになっています。

赤い玄関

壁を目立たせるため、床はシンプルに、タタキ部分はベージュのタイル張り、上がり框なしで内部はカーペット仕上げとしています。玄関ホールとリビングを仕切っている扉の仕組みとデザインには、設計者のこだわりがあります。夏や冬、来客があった場合は、間仕切りが必要ですが、普段は開け放して使いたい玄関ホールとリビングの仕切り扉なので、開放した状態では、壁にのみ込まれて消え、閉じた状態では、しっかりと間仕切れるように工夫しています。

隣の靴収納とのデザイン調整や、リビングと玄関の色味の違い、そして少し華やかに見えるよう、ガラスを木製の桟で区切ったクラッシカルなデザインとしました。

色・カラーリフォーム 広尾マンションリフォーム-12

広尾H邸

広尾の高級マンションリフォームの工事も無事終わり、お施主様への引渡しと取り扱い説明(トリセツ)に伺って参りました。今回のリフォーム工事は、お施主様が、一家揃って海外赴任中の留守の間に鍵を預かって工事を行うという特殊なケースのリフォーム工事でした。途中で問題が発生しても、直接見ていただいた上での判断をお願いすることができず、変更箇所についても、全てメールと添付写真、そして国際電話での相談となってしまいましたので、色々と苦労もありました。

カラーリフォーム

ただ、引渡しのためにわざわざ、ご家族揃ってご帰国してくださった施主様ご夫妻に、大変喜んで頂けたことで、
そんな苦労も吹き飛ばすことが出来ました。今回のリフォーム計画の一番の特徴は、色でした。お施主様と一緒に悩みながら、壁や床の色、キッチンや造作家具の色を、文字通り「色々」と研究し、最適のマッチングを探すというプロセスでした。写真は、薄緑のダイニングと、薄青のリビング’です。まだ家具なしの写真なので、すこし間延びしているように見えるかも知れません。家具を置いた状態で拝見させていただけること、楽しみにしています。

色のリフォーム

設計をご依頼頂いたH様ご夫妻、どうもありがとうございました。そしてリフォーム工事をお願いした株式会社「」の片岡さん、樋口さん、カガミ建築計画スタッフの渡辺さん、旧スタッフのIさん、本当にお疲れ様でした!