Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

リノベーションの解体工事スタート 麻布MT邸

麻布MT邸

麻布の高級マンションリノベーションの工事がスタートしました。今回のリフォームはキッチンとリビングを中心とした工事です。別室だったキッチンとリビングを合体し、隣の子供部屋の一部をリビングに取り込むので、写真のように解体範囲はそれなりに広くなっています。

リノベーションの解体工事

解体してみると、予想とは違った箇所や、事前に調査できなかった部分で新に作り方が判った箇所が出てきました。これらも臨機応変に設計変更で対応し、工事を進めて行きたいと考えています。

こちらはリフォーム前のリビングです。元々40平米はある広々としたリビングでしたが、このリフォームで60平米(!)の広さの優雅なLDKになる予定です。空間の広さだけでなく、選び抜かれた素材感、雰囲気に合わせた造作家具、お施主様お手持ちのアジアンテイスト家具のレイアウト、全てが洗練された空間へと変身する予定です。どうぞ楽しみにしていてください。

造り付け家具の据え付け 広尾マンションリフォーム-06

広尾H邸

広尾の高級マンションリフォームも床、壁、天井の下地が完成し、いよいよ造作家具(作り付け家具)の据え付けが始まりました。まず最初に取り掛かったのが、玄関脇の収納棚です。玄関ホールからリビングに向かい、左右対称に同じ形の造作収納が取り付きます。向かって左(玄関側)が靴収納で、写真に写っている右側がコート類の収納となっています。

左右対称のデザインに加え、この収納の後ろに、引き込み式の扉が入ってくるので、床との垂直性、壁との平行性に注意しながら据え付け(取り付け)を行って貰いました。その他の家具も、同時進行的に据え付けられてゆきます。トイレの手洗いカウンター、寝室のクローゼット棚、洗面所の洗面カウンターなどを今日明日の二日間で据え付けるスケジュールとなっています。

因みにこちらの写真は、リビングに搬入された家具の部品達です。カウンター材や、扉材が、きれいに梱包された状態で立て掛けられています。これらの家具が据え付けられると、いよいよ今回のマンション・デザインリフォームの全容が見えてくることになります。

伊豆の中古別荘、初めての現地調査

伊豆OK別荘

先月、ご依頼のあった、静岡県伊東市にある築36年の中古別荘のデザインリフォームの現地調査に伺って参りました。 海も山も見える、素晴らしい敷地に建つこの別荘は、 36年前にお施主様のご両親が建てられたものだそうです。

伊豆の中古別荘 外観

現在でも月に2回程度は使っているとの事で、内装には大きな痛みはありませんでした。 ただ、温泉付きの浴室は、床と浴槽からの水漏れがひどく、確かに栓をして、お湯をいっぱいに入れた浴槽が、小一時間で空になってしまうとのことでした。 ピロティー形式の下に回ってみたところ、確かに水漏れが何箇所かで確認され、その部分の鉄筋が相当錆びている箇所が見られました。 キッチンやトイレも旧式で、サイズも小さく、今では使いにくくなってしまっているとのことでした。 そして何より、全体のデザインが古くなってしまったので、デザインリフォームをすることで、子供たちや孫たちが、また喜んで使ってくれることを願っているとのことでした。

伊豆の中古別荘 内観

現状で視察したことを踏まえて、現在事務所では、以下のリフォーム内容を検討しています。

  • 天井の高さを活かした、ロフトの増設
  • 全面の庭の広さを活かした、BBQも可能な広々としたウッドデッキ
  • 皆で料理を楽しめる、大きなアイランドキッチン
  • 水廻り空間を整理し、設備も一新
  • 断熱リフォームに加え、全面床暖房設置

これから設計を煮詰めながら、図面を作成し、年末か年初には、見積りを依頼できるようにこの別荘のデザインリフォームを進めて行きたいと考えています。 また、随時このブログでも進行状況をご報告してゆきたいと思います。