Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

光と風を満喫する別荘 軽井沢中古別荘リフォーム-15

軽井沢Y邸

昨年末にリフォームが完成し、お引渡しをした軽井沢Y別荘に写真撮影で伺って参りました。普通の建築写真は、邪魔な物は除けて、いわゆる生活臭がない写真を取るのが普通ですが、今回はY様ご一家がどのように別荘を使っているかをご紹介したかったので、本当に普段の様子を撮らせて頂きました。

子供たちにとっては、この別荘に来ているだけで嬉しいので、ほとんどひとところに留まらず、ずっと動き回りながら遊んでいます。都心のマンションではバタバタする事ができない鬱憤を、ここで晴らしているかのようです。フリーで仕事をしているご主人は、軽井沢でも仕事が離せません。無線LANを引いているので、外でラップトップを使って仕事中でした。奥様にとっては子供たちの様子を見ながらキッチンで料理や、リビングで家事が出来るのが、何より一番楽しいそうです。

今回は本当に晴れ渡って気持ちよい天気でしたので、木製デッキにイスを出して、ご家族外で自然の光と風を満喫していらっしゃいました。Y様、奥様そしてワカちゃん、今回の写真撮影へのご協力、どうもありがとうございました。

新緑のお風呂 軽井沢中古別荘リフォーム-14

軽井沢Y邸

先週末、新緑が美しい軽井沢Y別荘にスタッフの穂坂君と一緒にお邪魔してきました。現在、老舗の別荘雑誌「リゾート物件情報」に連載中の「中古別荘のリフォーム」についての取材・写真撮影のためです。

軽井沢別荘の薪ストーブ

日曜日の夕方に東京を出て、約2時間半ですっかり暗くなった軽井沢に到着しました。暖炉に火をくべて、夜食を用意して迎えてくださったY夫妻と、リフォームの苦労話しに花を咲かせて、すっかり夜が更けるまで話し込んでしまいました。暖炉の火を見ながら、時間を気にせずに話し、すっかり気持ちがリラックスできました。別荘の気持ちよさをご夫妻に感謝され、この別荘リフォームのお手伝いできた事の喜びが、またしみじみと感じられました。

新緑のお風呂@軽井沢

きれいに晴れ渡った翌日は、何より先に新緑が眩しいお風呂に入らせて頂きました。小鳥のさえずりだけが響く緑の中で、窓を全開にして頂くお風呂は、仕事の疲れをサッパリと流してくれ、まさに心の洗濯といった感じです。軽井沢の食材が満載の朝食をご一家と一緒に摂った後、いよいよ写真撮影を開始致しました。Y夫妻とワカちゃん、セイ君が生き生きと別荘を使っている様子の写真は、次回ご紹介致します。

廊下の役割とディテール 高輪M邸-10

高輪M邸

高輪M邸の廊下を紹介いたします。写真を見ていただくと、高級マンションの共用廊下のように見えますが、実はこれが個人邸の内部廊下なのです。マンションも150平米を超える広さになると、間取り的に廊下のあり方が変わってくるようです。
一般にマンションでは、廊下は最も無駄な空間とされています。廊下の分の面積をなるべく少なくコンパクトにして、その分リビングやダイニング、居室を広くするのがマンション・プランナーの腕と考えられています。

廊下の役割

しかし実際は廊下は決して無駄な空間ではありません。プライベートとパブリックを分離する役割を持ち、間取りに奥行き感をもたらすものなのです。特にこの高輪M邸のように、各部屋が違った雰囲気を持ったマンションの場合、廊下の存在がそれぞれを纏め上げているといえるのです。因みに、判りにくいですが、この廊下には防火扉がありますが、扉にも廊下と同じ仕上げをしているので、ほとんど目立たないようになっています。

廊下のディテール

この写真は廊下、玄関に共通で使用しているウォールナット腰壁、建具枠の装飾ディテール(詳細)です。無垢材と突き板を凝ったモールディングで纏め上げています。コンセントも堀金物の金属製プレートを採用し、違和感がないようにしています。廊下の巾が110センチもあるので、このような重厚感のある詳細が生きて来るのでしょう。
全体の様子は高輪M邸をご覧ください。