Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

吹き抜けと背比べ? 箱根別荘リフォーム-05

箱根C別荘

箱根別荘リフォームの第三期工事の現場は大工工事も真っ盛りで、フローリング張りと壁(一部)の板張りが終わったところでした。吹抜けに面した板壁と吹抜けの取り合いがきれいで、眺めていたところをスタッフに撮って貰った写真です。

吹抜けと背比べしてみましたが、186センチの僕も、さすがにC別荘の吹抜けとは比べ物になりませんでした。

板張りの壁から突き出されている金具は、木製の梯子を固定する為のものです。 空間の中央を走るロフトへの空中廊下へ上る為の梯子です。当日は東京は、猛暑真っ盛りでしたが、車で一時間半の箱根の山の上まで昇ると、下界(?)とはすっかり気候が変わり、ひんやりと冷気が漂っていました。

猛暑の打合せ 皆お昼寝中

新築住宅

猛暑の中の久が原の三世帯住宅N邸の現場打合せでした。始めは工務店の事務所で打合せでしたが、現場でコンクリートのスリーブの確認時は、ちょうど太陽が真上に昇ったお昼時でした。

現場の職人さんたちが思い思いの格好でお昼寝をしている横を、そっと足を忍ばせながら、スリーブの位置を確認してきました。地下で半裸状態で寝ている職人さんが見えた時は、さては「殺人事件か?」と思ってしまいました。

地下は窓も空いていないので、扇風機を全開に回しながらの作業で、本当に灼熱の地獄の暑さなのです。皆様、暑い中お疲れ様です。

木軸模型とプレカット図

新築住宅

大田区久が原の三世帯住宅N邸の木造部分の打合せがありました。本日は木軸模型(木造軸組み模型の略)を見ながらの打合せでした。木造建築物の基本構造体となる木製の土台、柱、梁に床や屋根の部材を組み合わせた構造模型のことです。大田区久が原N邸では、木造部分の床伏図と軸組図を基に新人スタッフの笠原君に、約一週間かけて、模型を作ってもらいました。

木造軸組模型

プレカットとは、従来は大工さんたちがが木工所で、手で刻んでいた木材の継手・仕口などを、工場に設置された自動工作機械で加工する工法のことです。本日はそのプレカットのための図面確認でした。プレカット屋さんと言われる職種の人が、設計図をもとに、彼らの方法で図面を書き直したものを、設計側でチェックする作業です。

在来木造プレカット打合せ

色々と細かい書き方に違いがあるのと、機械作業での得意不得意があるので、こちらの構造図とは完全には、一致しない図面になるのです。模型のお陰で、こちらの構造的な考え方をスムーズに伝えることができましたが、それでも打合せだけで約2時間程掛かってしまいました。チェック図をもとにプレカット屋さんに図面を訂正してもらい、その図面を再度チェックしてから、実際のプレカット作業に入ってもらう事になります。