Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

リフォナビの特集に掲載

リフォーム

リフォーム関連のホームページの老舗、「リフォナビ」のマンションリフォーム特集に、カガミ建築計画のデザインリフォーム事例が取り上げられました。リフォナビでは、リフォームに関連する特集を定期的に組んでいるそうです。今回はその第六弾としての「マンションリフォーム あ・ら・か・る・と」という特集だそうです。

中古マンションを、ライフスタイルにあわせてりフォームしたい、でも管理組合の規約や、構造的にいじれない柱や梁などの問題をどうすべきか?そんな問題にリフォームのプロがアドバイスする内容となっています。6人のリフォーム専門家の一人で、「構造上の制約を解消するデザインリフォーム 」のプロとして紹介して貰っています。

取り上げられた事例は「白金台T邸」と「小石川S邸」です。 どちらも構造的制約を、造作家具や建具で
上手く隠し、仕切って対処するリフォームデザインとなっています。このような形で紹介されるのは、嬉しいような、照れるような不思議な感覚がしますね。

旧い窓の中の新しい窓

日本家屋リフォーム

住宅が建った当初は、南側に大きな庭があり、庭に面して広縁があったそうです。僕達がリフォームで調査に入った時点では、広縁は壁で閉じられ、横長の窓が作られていました。その窓の正面には、アパートが建てられており、採光は望めず、プライバシーの問題もあって、開閉もままならない状態でした。
そこで今回のリフォームでは、まだ光が入り込む欄間を残し、横長の一連窓は、洗面や浴室の換気のための一部を除き、他は全て塞ぐこととしました。

リフォームの費用の問題もあったので、外壁にはなるべく触らない方針で設計を進めています。新しい窓の設置は、既存の窓のサッシ枠の中に木製の枠を組み、その中に新規窓を入れるという
工法を採用しました。

窓の大きさはリフォーム前より小さくなりますが、新しい窓はペアガラスで断熱性がアップし、
飛散防止フィルム貼りで防犯性がアップと、高機能化しています。塞いだ窓の部分は、内部に断熱材を詰め、ガラスには目暗フィルムを貼って処理する事となりました。

床の間の使い方・押入れの活用法

日本家屋リフォーム

現在工事が着々と進行中の和風住宅のリフォーム現場です。 書院風の作りの立派な住宅でしたので、当然風格のある床の間がありました。 京間造りの和室なので、床の間も結構な広さがありました。 全体の広さからのバランスを考えると、床の間にも機能を付け加えるべきだと考え、今回はこの箇所を書庫とすることにしました。

また、本棚の一部を欠き込んでテレビも入れるので、ある種の情報コーナーとなる予定なのです。 本の背表紙やテレビの画面が、床の掛け軸といったイメージです。 押入れの使い方 床の間の横の押入れですが、普通の押入れ収納として使うには広いので、内部を半分に仕切って、パソコンコーナーとして使うことにしています。

 こちらは襖が付きますので、ちょっと隠したい時には隠せる仕組みとなっています。 そのままでは暗いコーナーになってしまうので、床の間との境壁に、小さな光窓を設けました。 和風住宅の中に、情報コーナーがどのように見えてくるか、今からとても楽しみです。