Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

9年前に設計した住宅、8年前に設計したクリニック

見学記

先日8〜9年前に設計し、引渡しを行った建物を偶然二つ見る機会がありました。

一つはちょうど9年前に竣工引渡しをした住宅、上野毛T邸です。僕にとっては、独立後始めての新築住宅でしたので、とても思い入れのある住宅です。お施主様がランドスケープのデザイナーで、奥様もインテリアデザイナーでしたので、とてもきれいに使ってくださっていました。外壁に多少の汚れは見られましたが、外構もご自分達で手掛けられたので、今でもきちんとしていました。時々ご夫妻にはお目に掛かる機会があるのですが、最近は中は拝見しておりませんでした。

二つ目のこちらは8年前に竣工引渡しをしたクリニック仙川Tクリニックです。その後、近所に引越しをされた事は伺っていましたが、クリニックの後がどうなっているかを拝見したのは、車で通りかかったこの日が初めてでした。見事にカフェにリフォームされていました。よく見ると、僕等が設計した鉄骨製庇は上手く再利用されていましたが、後は全て解体されてしまっているようでした。自分もリフォーム設計をする立場ですので、
いかにリフォーム前とリフォーム後が変化するかを見るのは楽しみなのですが、自分が以前に設計した空間が、ガラリと変わってしまっているのを見るのは、不思議で、少し寂しい気持ちになります。ただ、ご近所に引っ越して開業し続けているT先生のクリニックはとても繁盛している事を聞いておりますので、その点は安心です。
どちらも偶然通っただけなので、180度違う不思議な体験が重なったので記事に致しました。

雑誌「Goodリフォーム」の表紙

リフォーム

先週発売された、リクルート社のリフォーム雑誌「Goodリフォーム」にペントハウスリフォームの小石川S邸が掲載されています。リフォームに興味のある方であればご存知かと思いますが、「Goodリフォーム(リクルート社)」はこの業界では最も信用のある雑誌の一つです。今回は巻頭グラビアのSTYLE Gallrey(スタイル・ギャラリー)の「光と風が流れる家」特集に取り上げて貰っています。

GOODリフォームの表紙

副題は「テラスから中庭への抜けを確保してペントハウスのメリットを生かす」とのことで、お施主様のSさまがソファーでリラックスしている写真を大きく使っています。余程写真も上手く撮れたようで、特別に雑誌の表紙にも使って貰っています。

建築家が設計するデザインリフォームに本腰を入れて8年ほど経ちますが、老舗リフォーム雑誌に大きく取り上げられて、とても名誉なことです。現在本屋の並べられていますが、本屋でこの雑誌を見かける度に、ドキドキしています。どうぞ見かけたら、手にとってご覧下さい。

渋谷区広尾の耐震リフォーム住宅再訪

戸建住宅リフォーム

6年前に戸建住宅の耐震補強リフォームを行った、渋谷区の広尾K邸を再訪して参りました。当日は、お施主様の奥様とお嬢様がこの春に旅行したスペインのお土産話と写真を見ながら、皆でワイワイ話そうという趣旨のパーティで、当時リフォームの設計・管理を担当したスタッフの岸本さんと二人で、夜分の9時半ころに伺って、11時過ぎまで美味しいおつまみを頂きながら、楽しく過ごさせていただきました。
実はお嬢様は、その際の工事を体験した事で、建築への興味がつのり、現在は大学の建築学科で設計の勉強中なのです。

リフォームしてから6年経ったとは思えないほど、きれいに住まわれおり、本当に久しぶりの訪問でしたが、とても快適に過ごさせて頂きました。ソノクリン(ローズウッド)のフローリングは、良い具合に飴色に焼けて空間に馴染んでおり、装飾用のカウンターも上手に絵画や写真、リースで飾りつけられていました。

耐震補強工事で、家族が皆ゆっくり安心して過ごせる事が、家族の絆を強くする事にも多少なり役立っているとのことで、とても楽しい訪問となりました。お招きいただき、どうもありがとうございました。