ちょうど一年前にお引渡しをしていた渋谷の高層マンションリフォームプロジェクト、渋谷M邸に一年点検ということで、工事をお願いしたリフォームキューの担当の森井さんと一緒に伺って参りました。
とてもきれいにお住いで、もう一年経ったことが信じられないほどきれいな状態のお宅でしたが、事前にメールのやり取りで幾つかの不具合や問題点をMさまに指摘して貰っておりました。
一つはダイニングテーブル上のペンダント照明(ヴィジュアルコンフォート社)のカバーガラスのシミについてでした。写真では全く分からない小さい汚れのように見える染みでしたが、近くで肉眼で見ると判りました。ただ、これが製品としての瑕疵なのか、この製品独特のニジミなのかが分からないので、照明器具をお願いしたベイカー@東京にアメリカ本社に聞いて貰うことになりました。
本当に近寄って良く見ないと分からないものなので、まずは向きを変えて目立たないようにしておきました。
これも写真ではほとんど表現できないのですが、この壁の真鍮目地にうっすらと錆が浮いていることも指摘された事項でした。ただ、これは森井さんから事前に乳化性液状磨き材のピカールをご紹介して、柔らかい布でこすって頂いたところ、錆は取れたとのことでした。今回はコーティングされていない真鍮を使っているので、特に加湿器を良く使う冬にはうっすらと錆が発生してしまうようです。ただ、清掃方法が分かったことで、Mさまもご納得してくださいました。
こちらの小さな棚は、設計の最後の段階で付け足したものでしたが、下部がお掃除ロボのルンバ基地となり、棚の中にはティッシュやストック品を置き、上部には充電式の照明や植栽を置く場所となり、とても役立っていることが分かりました。
寝室もとてもきれいでしたが、ベッドのヘッドボードのレザーパネルが一部剥がれてきたことと、お化粧コーナーの引き出しが少し沿っていることが問題でした。
ヘッドボードのパネルについては、接着があまっかったようですので、改めて伺って両面テープと接着剤できちんと固定することでご了承頂きました。
引き出しの反りについては、簡単に直るものではなさそうでしたが、一旦家具屋に引き取りに来てもらい、クランプ等でゆっくり圧を掛けて補正できないかトライしてみることとなりました。
廊下の空間もトイレの空間もとてもきれいで、改めて写真撮影させて貰いたくなりました。
ご招待するお客さま、全ての方が素敵なインテリアだと誉めて下さるとのことで、Mさまが僕らのリフォームデザインを大絶賛して下さったことが何より嬉しい一日でした!