Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

別荘雑誌に掲載 箱根別荘リフォーム-09

箱根C別荘

リゾート物件を紹介する老舗雑誌「リゾート物件情報」(レゾン)の「建築家に聞くリフォーム」というコーナーで、箱根C別荘が紹介されました。中古別荘をスケルトンリフォームした事例として、お施主様Cさまの考え方や、スケルトンリフォームで工夫した点などが紹介されています。

暗く窮屈な別荘を 明るく解放的な別荘にというタイトルで、どのよなところにポイントを置いてリフォームしたかを説明しています。少しだけ紹介すると…

  • 木質を中心に、無垢”で肌触りのよい素材で空間を仕上げる
  • キッチンや薪ストーブなどは、家具のように扱い、空間の中にレイアウトする

事などを書いて貰っています。この別荘リフォームのもう一つの重要な点として、段階的にリフォームを行った事も紹介しています。

  • 第1段階 お施主様DIYの解体工事
  • 第2段階 構造補強工事
  • 第3段階 内装工事-1
  • 第4段階 ウッドデッキ工事
  • 第5段階 内装工事-2(現在工事中)

と進めるプロセスとなっています。普通の本屋の不動産誌コーナーには置かれていますので、
是非お手に取ってご覧下さい。

三世帯住宅+店舗の竣工引渡し

新築住宅

三世帯住宅の大田区N邸が完成し、無事引渡しを終えることが出来ました。

三世帯で合計9人の方々が住む住宅兼店舗なので、まずは取り扱い説明に時間が掛かりました。午後1時ちょうどから初めて、一通り説明が終わったのが、夕方の4時頃でした。実際には、夕方の6時から、残っていたキッチンやインターホンの説明もさせていただいたので、正味4時間は掛かった計算になります。 建て替えの間も、お施主様ご家族はすぐ隣に仮住まいされていたので、途中の段階で何度も現場を見て頂くことができました。 お陰さまで、デザインや使い勝手上の問題は、ほとんど生じず、スムーズでとても気持ちの良い引渡しとなりました。 建築プロデュースのオゾンの面談で、お施主様と出会ったのが、昨年の5月ですから、本日の完成引渡しまで、実に19ヶ月の期間が掛かった計算になります。 この長い道のりの上で、お施主様の子どもたちもすくすくと成長し、すっかり仲良しになりました。

完成したとはいえ、まだ残工事もあり、更に選ぶのをお手伝いしたカーテン類の取り付けや、家具の搬入もあります。 Nさま、まだまだこれから長いお付き合いがありますので、どうぞ今後とも宜しくお願いいたします。

インテリアの色とデザイン 広尾マンションリフォーム-13

広尾H邸

広尾の高級マンションリフォームのインテリアの中で、お施主様の奥様が、一番こだわられたのが、この玄関ホールでした。外から入って、右手の壁一面がラッディッシュ・レッドの赤に塗られています。その赤い壁に、ポツポツと小さな電球が配置されています。調光スイッチで、光の具合をコントロールできる仕組みになっています。

赤い玄関

壁を目立たせるため、床はシンプルに、タタキ部分はベージュのタイル張り、上がり框なしで内部はカーペット仕上げとしています。玄関ホールとリビングを仕切っている扉の仕組みとデザインには、設計者のこだわりがあります。夏や冬、来客があった場合は、間仕切りが必要ですが、普段は開け放して使いたい玄関ホールとリビングの仕切り扉なので、開放した状態では、壁にのみ込まれて消え、閉じた状態では、しっかりと間仕切れるように工夫しています。

隣の靴収納とのデザイン調整や、リビングと玄関の色味の違い、そして少し華やかに見えるよう、ガラスを木製の桟で区切ったクラッシカルなデザインとしました。