白金台E邸に、オーダーキッチンのモービリティーポにお願いしたキッチン部品が届いて組み立てが始まっていました。
3日間の工程でほぼ組み上げる予定とのことで、ちょっとスケジュール的に厳しいのではと思っておりましたが、二日目のお昼に現場に行った時点で、ここまで組み上がっていたのには驚きました。
とはいえ、まだ組み上がっていない部品がリビングダイニングエリアいっぱいに広がっているので、ここからが大変なのだと思います。
例えば、対面カウンターキッチンの甲板。裏返しで置かれているので、重量感が分かりにくいですが、セラミック張りの大判ですので、大人二人でようやく持ち上げられる大物です。板金から作って貰った特注のシンク裏は防音のためにウレタンがしっかり吹き付けられていました。
その他、まだ組まれていない箱物や、引き出しボックスなどが所狭しと並んでいました。
対面カウンター越しに奥を覗くと、壁で隠れた箇所に冷蔵庫が入るレイアウトになっていることが判るでしょうかか…。
勝手口側から見ると、左手に冷蔵庫と浄水器置き場あり、そこからトール収納を介してU字型カウンターへと繋がり、右側に構造柱に絡む形で対面カウンターが広がります。正面の窓からの光で眩しいほどに明るいキッチンです。
翌日になってからの現場です。カウンタートップが設置され、引き出しや扉も一通りはめ込まれており、ほぼキッチンの全容が見えてきていました。
よく見ると、ウォールマウントのスチームオーブンとディッシュウォーマー(共にミーレ)やレンジフード、ガスコンロや水栓まで取り付いています。右手前に見えるのは…、
このトール収納です。電子レンジが入るニッチ、引き出し式の炊飯器収納、やはり引き出し式のパントリー等機能充実の収納ユニットです。
対面キッチンカウンターの甲板は、リビングダイニングから伸びてくる腰壁の装飾とぶつかる寸法で調整していたのですが、こちらもピタリと収まっていました。
対面カウンターのダイニング側は大きな引き出し4本となっていますが、内部に扉材と同じオーク染色材で作った打ち引き出しを入れ込んでいます。
組み上がると共に、すぐに全体が養生されてしまいましたが、ガスコンロ回りのL字カウンターには、イタリア産の大理石柄セラミックのサピエンストーンを始めて使ったので、チラリと拝見させて貰いました。
これまで幾度か使ってきたフィアンドレ社のマルミマキシマム(厚み6ミリ)の兄弟製品で、厚みが12ミリとよりしっかりとした厚みがある製品です。マルミマクシマムでは厚みが薄すぎて、シンクの切り欠きなどで不安なことがありましたが、このサピエンストーンが発売になったことで、同じ柄でカウンターと壁を仕上げることができるようになったのです。
そして後日、建築工事のスタイル・イズ・スティル・リビングで壁を同じ柄の薄手タイルで仕上げて貰った様子がこちらです。まだ養生が取れていないカウンターと同一色と柄で全体が繋がった状態を早く見たいものです。