Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

造作家具の取付@青山I邸

青山I邸

すっかりブログ更新をサボっておりました青山I邸ですが、造作家具の取付が始まっていました。

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部屋中がコンテナのようなものでいっぱいになっておりますが、これらが組み上げる前の造作家具の箱たちです。内装のクロス張りも終わっているので、壁際に箱を置くと傷つきの原因になってしまうので、部屋中央に寄せて置いてあるのです。

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Iさまがこだわりを持っていらっしゃるステレオシステムとスピーカー類を入れるための造作収納なので、似たような箱に見えますが、それぞれ寸法や扉の仕様、熱が逃げるための工夫などが細かく指定されているのです。

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壁に立てかけられているこちらの材料は、ステレオ収納の天板になる御影石の甲板材です。丸穴が開いているのは、カウンター上に載せるテレビと配線を繋げるための孔です。石材の右奥には、すでに組み上がったキッチンが見えています。

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こちらが、窓があった明るいキッチン空間に組み上がっているオーダーキッチンです。ドイツのキッチン御三家(?)の一つのジーマティック社の特注オーダー品です。

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造作家具はリビングダイニングだけでなく、こちらの玄関ホールの大容量靴収納棚や、

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こちら、主寝室の造作棚等、他にも書斎のCD&レコード収納棚などが順次取り付けられてゆく予定です。

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最後に、リビングコーナーからキッチンとダイニングを見返した写真です。160平米強のマンションのLDKはさすがにスペースの余裕がありますね。

高層マンションリフォームの設計・施主検査&お引渡し

お台場K邸

高層マンションリフォームプロジェクト、お台場のK邸の工事がようやく終わり、設計・施主検査を終え、無事お引渡しをすることができました。

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遠隔地にお住まいのお施主さまとスカイプでの打ち合わせを重ね、工事現場も報告書での確認をしつつの大変なプロジェクトでしたが、施工業者SOUの協力もあって、当初設定していた期限内に完了することができました。

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工事完了のスケジュールを見ながら、まだ未成工事があった段階ですが、設計検査に伺いました。

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SOUの中川さんはほんとに丁寧な対応で、細かい幅木や羽目板張りの不具合を指摘した箇所も、後日きれいに補修してくれました。

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設計検査後の施主検査も、奥さまとお子様たちが第一陣で立ち会ってくださり、是正工事の確認はご主人さまが単独で行うという変則的な形になりました。

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SOUの尾崎社長と担当の中川さん、それにうちの設計スタッフの前田君が3人がかりで奥さまに羽目板張りの天井についてご説明している様子です。

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キッチンのサブカウンター裏側に設けた間接照明の、未成部分の説明をしていたところ、お嬢さまが興味を持ってくれたようで、覗き込みながら説明を聞いてくれました。

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お引渡し時の取扱い説明に、奥さまが立ち会えない可能性があるとのことで、各務が簡単にキッチンの使い方を説明させて頂きました。

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洗面所に設けることになっていた照明付き拡大鏡は、メディスンキャビネットと手拭き用のタオル掛けとの位置関係が微妙でしたので、奥さまに立ち会って頂いた上で取付位置を決定いたしました。

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その後、一週間の補修工事期間を経て、ほぼすべての指摘事項の補修と未成工事個所を施工することができたので、この日の為にご帰国くださったご主人さまに、最終確認とお引渡しに立ち会って頂きました。チェックを終えて、お引渡し書類に捺印してくださっている際の写真です。

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因みに、こちらが設計検査と施主検査の内容を平面図に記載したチェック表です。赤字で記したものが設計検査時に見つかった是正個所で、青字で書かれているのが施主検査時に直っていたかどうか(未の場合はまだなっていない)で、お引渡し時に直っていた個所をさらにつぶしてゆくスタイルです。

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お引渡し当日の夕方からお引越しが始まる予定でしたので、大急ぎで家具なしではありますが、リノベーション完了時の写真撮影をさせて頂きました。

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前田君がこだわって図面を描いてくれた、キッチンサブカウンターとタイル張りの壁とカラーガラス張りの建具の取り合い個所です。面倒くさい作業を中川さんが頑張ってくれたおかげで、タイル目地に合わせて建具の特注取っ手や、キッチンの吊戸高さを調整して横面にカラーガラスを貼ってもらった個所も、全てバッチリ決まっていました。

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こちらは、前田君が設計時に書いてくれた枠廻りの指示図です。線を合わせる箇所が多く、余裕のない収まりばかりで、施工する側も相当大変だったようです…。

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当初はデザイン的にはあまり工夫がなかった玄関ホールですが、クールなタイルと鏡張りのSICの扉、靴収納に合わせてクロスのパネル張りにした廊下壁等で、こちらの空間のスタイリッシュに仕上がりました。

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奥さまがこだわりを持っていたトイレも、ウォールナットの突板の壁面収納やフレーム付き鏡、モザイクタイルや人工大理石のカウンター等が相まって、素敵な空間に仕上がりました。

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最後に、まだ決まっていなかったキッチンのドライカウンター上に2つ吊るす予定のペンダント照明の候補を見て頂きました。3種類の原寸大模型(?)を作って、このように吊るした状態の写真を撮って、後日奥さまとご主人さまで相談して決めて頂くことになりました。

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始めてメールでご相談を受けてから約1年半、ようやくリノベーションが完成したマンションをお引渡しすることができました。ここまで辛抱強くメールやSKYPEでの打ち合わせにお付き合いくださったKさまご夫妻、どうもありがとうございました!

 

 

スタイリッシュでクールなマンションリフォーム完成@千代田区一番町Y邸

千代田区一番町Y邸

最後の仕上げ材や照明器具の取付工事をしている千代田区一番町の現場に行って参りました。

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クロスと壁のタイルやカラーガラスも張られ、照明も点灯されたほぼ完成状態を見ることができました。スタイリッシュでクールで、僕らがイメージしてカッコ良い空間そのものに仕上がっていました!
手前で作業してくれているのは、リフォームキューの大工の本宮さんで建具の調整をしてくれていました。

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クォーツストーンで作ったキッチン手前のカウンターの正面にはカラーガラスが張られ、カウンター上にはガスレンジからの油ハネを防ぐ透明ガラスが立ち上がっています。その横にはミラーが張られ、不思議な立体感が表現されていました。

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飛散防止フィルムを張って、容易には割れないようにして貰っているキッチン前面のガラスですが、万が一割れた時には交換できるように、手前のカウンターを二分割しており、手前を取り外せばガラスも取り下げることができるように現場の富田さんが工夫してくれていました。天井の白いパネルともピッタリとあっており、とてもきれいな仕上がりになっています。

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このタイプのレンジフードは天井から吊って留めることはできないので、建築工事で背面壁を天井から下げています。その壁の端部もスタッフの前田君が考えてくれたディテールでですが、底面はキッチンパネルで仕上げ、側面は不燃材料で作った壁パネルをシルーバー色のダイノックシートで巻いて仕上げて貰っています。

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キッチン側に回り込んでみた様子です。こちらのキッチンは既製品のシステムキッチンを使っていますが、きれいにダイニング側からはカバーされていることが判ります。

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キッチンの天井の照明も少し工夫をして、帯状に切ったメラミン板を張った上から照明器具とエアコン吹き出し口を取り付けて貰い、全体が帯状に収まっているデザインにしています。

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ダイニングの背面にデザインしたコーナーの柱隠し兼ねた造作収納もきれいに設置されています。床から60センチほど浮かべたこの家具に合わせて壁面にもクロスを貼り分けています。

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こちもすっかり生まれ変わった玄関ホールから寝室へと続く廊下を望んだ様子です。左から、リビングダイニングへのガラス扉、姿見の鏡張り壁、天井まで届く大きな来客用トイレへの扉、そして色を2種類使ったクロス張りの廊下へと繋がっています。

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玄関ホールからLD側を見返すと、このような景色が展開しています。以前は暗かった玄関ホールでしたが、ガラスの建具を使うことで、日中は明るい空間にすることができました。

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奥の洗面はまだ未完成でしたが、ハーフユニットバスを使った浴室もスタイリッシュに仕上がっていました。腰上には2種類のタイルを使い、洗面脱衣からの扉は特注でステンレス枠にテンパーガラスの扉を付けて貰うことで、ユニットを使った安っぽさが見事に払しょくされていました。

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数日後の検査の様子です。お施主さまがいらっしゃる前に、スタッフの前田君と僕で、リフォームキューの岩波さんたちに立ち会って貰い、事前の設計検査を行っている際の様子です。

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設計検査が終わって、リストを作っている時点でお施主さまのYさまとお友達のMさまが現地に来てくださいました。お二人とも、リフォーム前の様子を良く知っているだけあって、この変り様には本当に驚いてくだいました。

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検査後のスケジュールの確認をさせて頂きました。未成工事ややり直し工事がありますが、1週間ほどでお引き渡しをさせて頂く予定です。インテリアはまだダイニングテーブルしか入っていませんが、ここ数日の間に、先日選んだソファーやラグ、ダイニングチェアや小物類がスタイリングされる予定となっています。