Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

中央区Y邸リフォームの中間検査

中央区Y邸

先日配管検査をしたばかりの中央区Y邸ですが、今回は中間検査に 行って参りいました。

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木製の壁・天井下地が組み上がり、床の不陸調整も済み、コンセントやスイッチ位置や仕上げの最終確認をしてきました。ライフデザインの営 業・山碕さん、設計・鶴崎さん、そして現場・長尾さんの三人と一緒に周って、細かいディテールについても打合せを致しました。

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こちらは寝室の下地状況です。壁際は梁型を隠すためと配線を通すために、80ミリほどフカしています。天井はなるべく天井高さを確保するために、最小に下地寸法で仕上げて貰う予定です。

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壁をフカした部分に照明のスイッチと、小物置きを作りました。ちょうどベッドサイドに小さな収納ができることになります。

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こちらは廊下から洗面へ入る開口部周りです。引き込み扉を二枚入れているのですが、その細かい取り合いも上手に作って貰っています。

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通常は枠材や建具はオーダーで作って貰うケースが多いのですが、今回はCPを考えて既製品の建具と枠を使っています。ライフデザインが使ったことがあるという神谷コーポレーションのステルス枠(枠までクロスを巻き込むので、枠が見えなくなるというネーミングのようです…)に初めて挑戦しています。長尾さんが出してくれた墨に、ピッタリと納めてくれています。

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その奥の洗面所の床下地状況です。右手に洗濯機を設置し、正面の壁に洗面カウンターがくる予定です。配管が床上に少し出ているので、その分は床に段差が生じることになります(この点は、設計時点から判っていたので、クライアントにも説明済みです)。床に左手にはオーダーユニットバスが既に設置されています。

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こちらが組み上がったばかりのオーダーユニットバスです。まだ部品全てが組み上がったわけではありませんが、壁に使っているタイルが洗面にも繋がるので、洗面と一体感のある浴室になる予定です。

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玄関周りの下地も組み上がってきています。木ベニヤ板が立っているのは、玄関ホールからリビングへの引き戸を納めるポケットの幕板です。この幕板部分に姿見の鏡を張ることにになっています。

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リビングダイニング部分も間接照明のアゴが出来上がっており、天井もほぼ張り上がっています。ここからクロスを張って、キッチンを入れて、建具を吊り込めば、リフォームも完成です!

 

 

竣工検査&お引渡し@代官山T邸

代官山T邸

長らく工事中だった代官山の高級マンションリフォームT邸も、竣工検査を迎えることができました。

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当初は、マンション管理会社から、騒音に厳しい住人が多いので、工事はくれぐれも気を付けてくれと言われていたプロジェクトで、スケジュール通りに竣工することができるか不安でいましたが、何とか無事問題なく、ここまでたどり着くことができました。毎回の現場での打ち合わせで、素早く決断をして下さったお施主様のTさまご夫妻と、現場常駐で岩波さんを配置して、全力でリフォーム工事にあたってくれたリフォームキューさんのお陰です。

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Tさまご夫妻も、現場にしばらくいらっしゃっていなかったので、ほぼ完成状態になってからは、今回が初めてのご訪問でした。玄関を開けた時に見える、写真の黒檀の扉をご覧になって、「カッコイイ…」とのつぶやきが聞こえて、僕らのテンションも上がりました。

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家具がほぼすべて揃ってからの検査でしたので、普通のがらんどうでの検査とは状況が違いますが、僕ら設計側が2時間ほど前に現場入りして、チェックした項目を、順を追ってご説明させていただきました。ただ、Tさまご夫妻は、カッコよく仕上がった空間をとても気に入ってくださったようで、修正項目については、次週のお引き渡しまでにきちんと補修してくれれば、その内容については基本的にお任せしてくださいました。

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今からでもすぐに引っ越して暮らせるレベルまでインテリアも整えているので、検査というよりお引き渡しができそうに見えますね。

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まだ、お引き渡しではないのですが、ソファーへの座り初め(?)も兼ねて、お施主様ご夫妻とリフォーム関係者での記念撮影をさせていただきました。後列右から順に、リフォームキューの石原さんと岩波さん、当日の家具の搬入で立ち会ってもらったアルフレックスの中山さん、カガミ・デザインリフォームの竹田さんと各務です。

ブログが遅れがちなので、その後補修を無事終えてからの取り扱い説明とお引き渡しまで、一気にご紹介いたします。

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取扱い説明(取説・トリセツ)で、主寝室の家具についてご説明している様子です。棚の寸法は、施工側で理解しているので、棚板が足りない時はご要望してくだされば、追加の棚板を発注できることをご説明いたしました。また、書斎コーナーの造作机は、ある程度の重量は考えて設計していますが、人が乗るとぐらついてしまうこともお伝えいたしました。

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ソファー裏に隠れてしまい、写真では様子が見えませんが、ワンちゃんたちのペットコーナーのご説明をしていると所です。二つに分けて作った柵の取り外し方法を実演させていただきました。

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フロスで入れてもらったペンダント照明ですが、電球をLEDに変えたことで、1時間ほど点灯した後でチラつきが発生することが事前に判っていましたが、どのような方法で補修したのかを、日本フロスの高橋さんに説明してもらいました。

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補修項目すべてをチェックしていただき、またまだ間に合っていない未成工事もご説明したうえで、お引き渡し関係の書類をお渡しして、捺印していただきました。とても空間性を気に入ってくださったようで、お施主様からも感謝のお言葉を頂き、とても嬉しく楽しいお引き渡しになりました。

壁面収納に飾る小物や、テーブルの上に置く調度品などの宿題を頂きましたが、まずは大きな作業は終わったことになります。Tさまご夫妻、どうもありがとうございました。そして無事の竣工、おめでとうございます!

配管&墨出しチェック@中央区Y邸

中央区Y邸

更新が遅れ気味になっていますが、中央区Y邸の工事も順調に進んでいます。設備配管が完了し、墨出しも住んだとのことで、現場にチェックに行って参りました。

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床シンダーコンクリートを斫った状態だった先回と比べると、モルタルで床の不陸(ガタツキ)を調整した後なので、スッキリした現場になっていました。写真は、右からライフデザイン社の現場監督・長尾さん、設計の鶴崎さん(このケースでは、設計施工がライフデザイン社で、僕らは施主側のデザインアドバイザーです)、そしてうちのスタッフの竹田さんです。この後、現場をチェックしている際は、出張中のYさまはスカイプでの参加となりました。

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部屋中央で、ほぼすべての配管が集中して集まっているPS(パイプスペース)部分の配管状況です。パイプスペースは①防火壁で区画されているケースと②配管自体が防火仕様となっており、区画されていないケースがありますが、今回は②のケースだったので、このようにすべての配管を確認することができました。中央を縦に通る銀色の管が共用排水管(汚水・雑排水)で、床の灰色の管は新たに接続した排水管です。青とピンクと白の管はそれぞれ新規の給水管と給湯管とガス管です。天井からぶら下がっているのは電気配線関係で、まだ交換する前の既存分電盤もぶら下がっています。

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このマンションでは、トイレ部分と浴室部分はスラブが一段下がっていたので、排水管と給水・給湯管が重なっても問題がありませんでした。

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コンクリート壁のコア抜きもきれいに無駄なく行われていました。オレンジ色の管はCD管とよばれるもので、その中に電気配線が通っています。

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こちらは洗面室側の床配管です。アンダーカウンター型のビルトイン洗濯乾燥機も設置するので、排水管が2つに分岐されているのが判ります。配管類は一部、モルタルで埋め込まれて閉まっている個所もありましたが、圧を掛けてチェックした内容の報告も受けました。

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墨出しも現場監督の長尾さんが丁寧に書きこんでくれたので、スムーズにチェックすることができました。引き込み扉のポケットと電気配線が重なってしまってので、当初の僕らの設計より、少し寸法がずれましたが、ここまできちんと書かれていると、すぐに問題点を把握することができます。

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こちらも引き込み扉のポケットを示した墨出しです。ライフデザインらしい、基本に忠実で真面目な現場で、とても気持ち良くすべての項目をチェックすることができました。